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ニュース見出し
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2009-7-2 1:14
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【時代のリーダー】野田 順弘・オービック会長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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2005年8月1日号より
システム構築で中小企業のIT(情報技術)を支えてきた。
ITバブル崩壊で低迷するコンピューター大手を尻目に増収増益を続ける。
社員を「ウチの子」と呼ぶ超家族主義が、足腰の強い組織を育てた。
=文中敬称略(大西 康之)
「君、彼女はおるんか」
「はあ、一応」
「彼女は君のどこにホレとるんや?」
「ええっ?」
東京・京橋のオービック本社ビル。
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2009-7-1 1:25
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売れ筋に絞らない単品管理で復活人事改革で店頭の人手不足を解消(「現場力」が会社を救う(第3部))
雑貨販売大手のロフト(東京・渋谷)が2004年度の大幅減益からV字回復した。
次々と採用した「単品管理システム」「エディター」「特区」などの施策が的中。
店離れが顕著になっていた主要ターゲットのOLたちが売り場に戻ってきた。
再び成長軌道に乗ったロフトはパートを戦力化する新しい人事制度を打ち出す。(文中敬称略)
<日経情報ストラテジー 2008年9月号掲載>
プロジェクトの概要
既存店売上高が前期比7%減まで悪化した2005年2月期の決算で、ロフトは大幅減益に。2004年10月に開業した都内の大型店「新宿ロフト」の売上高は計画した60億円の半分にとどまり、同年12月に改装オープンした旗艦店「渋谷ロフト」も苦戦を強いられた。
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2009-7-1 1:25
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いまどき「国産」の「靴下」に賭けて増収増益!(逆風の企業戦略)
「靴下」というコモディティーで増収増益を実現している希有な企業がある。その会社の名前はタビオ、その昔はダンと言った。
「売れる商品を必要な分だけ作る」。この理想の実現に燃えた創業者は、店頭のPOS(販売時点情報管理)データを協力工場などと共有する仕組みを構築。極力、在庫を持たない効率的な生産システムを作り上げた。2000年10月には大阪証券取引所第2部に株式を上場。SCM(サプライチェーン・マネジメント)の最先端企業として内外の注目を集めた。
もっとも、表舞台でのスポットライトとは裏腹に、組織の内側は病魔に蝕まれていた。「靴下の神様」と崇められる創業者が生み出す製品はいつでも最高級の品質を誇っている。
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2009-7-1 1:25
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「熱血! 会計物語」ができるまで(30秒で読める日経ビジネスオンライン)
今日から7月。関東地方は梅雨空が続いていますが、夏はもうすぐそこ。富士山は今日が山開きです。今年は山頂付近に雪が多く、頂上まで登れないそうですが、毎年、夏が来た事を知らせてくれるニュースです。
富士山は古くから庶民の信仰の対象でした。江戸には冨士講という富士山信仰が流行した時期があり、その名残が富士塚です。いわばミニチュアの富士山で、今も都内の数箇所に溶岩などで作った富士塚が残っています。
私は新宿区内にある溶岩でできた富士塚に“登山”したことがあります。頂上に立つと意外なほど眺めがよくて驚きました。見えたのはマンションとビルばかりでしたが、いつもと違う東京の姿を見たように思いました。
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2009-7-1 1:25
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第41話「そんなことになれば、従業員たちの生活を守れません」(「熱血!会計物語 〜経理部長、団達也が行く」)
◎前回までのあらすじ
ジェピー創業者の未亡人の財部ふみが、息を引き取った。長らく心臓病を患った末のことだった。ふみはジェピーの大株主でもあった。
間中隆三はジェピーの専務だったが、当時の経理部員、沢口萌と共謀して会社のカネを横領したとされ、萌とともに会社を追われていた。間中はふみの訃報を従兄弟である財部益男から聞き、返り咲きのチャンスとばかりに策を弄していた。
経理部長の団達也の施策が功を奏し、ジェピーの業績は上向いていた。達也がやったのは「何もしなくても費用はかかる」と現場に言い続けることだった。在庫の流通スピードを速め、会社の中を流れるお金の量を減らすだめだった。
その結果、キャッシュコンバージョンサイクル(CCC)は9日に短縮され、増えた現預金を、銀行借入の返済に回すことができた。
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2009-7-1 1:25
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【時代のリーダー】細谷 英二・りそなホールディングス会長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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2004年12月20日・27日号より
経営危機に陥ったりそなに移って1年半。改革の成果が見えてきた。
旧国鉄時代に味わった修羅場での議論が、銀行再建に生きる。
改革は人の意識から…この信念は揺るがない。
=文中敬称略(編集委員 村上 富美)
細谷 英二(ほそや・えいじ)氏
1945年2月、熊本県生まれ。
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2009-7-1 1:25
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トヨタ、創業家社長の前途(時流超流)
創業家は会社を救えるのか。
6月23日、トヨタ自動車の株主総会が開かれ、同日の取締役会で新社長に就任した豊田章男氏も株主からの質問に答えた。
就任前から独自色を出してきたトヨタ自動車新社長の豊田章男氏(写真:堀 勝志古)
クライスラー、ゼネラル・モーターズ(GM)という、米ビッグスリーのうち2社が相次いで経営破綻したように、金融危機が直撃した自動車業界は厳しい状況が続く。トヨタも例に漏れない。2009年3月期の連結純損失は4369億円と、59年ぶりに最終赤字に転落。2010年3月期はさらに業績が悪化し、会社予想では純損失が5500億円に拡大する見通しだ。
「トヨタ銀行」と称されるほどの資金力を誇る強固な財務体質が支えとなっているものの、「巨額赤字が何年も続けば資金は枯れていく」(トヨタ幹部)との危機感が社内にある。
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2009-7-1 1:25
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コンビニ、「内憂外患」続々(時流超流)
コンビニエンスストア業界の周辺がにわかに騒がしくなってきた。
公正取引委員会はセブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン-イレブン・ジャパンに対し、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)で排除措置命令を出した。フランチャイズの加盟店に対し、弁当などの売れ残りの値下げ販売(見切り販売)をやめさせるように働きかけたというのが命令の理由だ。
これまでもコンビニ業界では、一部の加盟店オーナーが弁当などの見切り販売を求める動きがあった。売れ残って廃棄した商品の廃棄コストは丸ごと加盟店の負担となるからだ。
単に捨てるよりは、値引きしてでも売った方が加盟店にとっては売り上げ増になるため、「加盟者が自らの合理的な経営判断に基づいて(中略)商品の原価相当額の負担を軽減する機会を失わせている」(公取委の発表文)と判断された。
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2009-6-30 1:25
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「“作業”と“仕事”の違いは何だと思いますか? 」(ジャパネットたかた 高田明の「想いが伝わればものは売れるんです」)
当社の社員の平均年齢は28歳と若く、みんなそれぞれの持ち場でしっかり仕事をしてくれています。しかし、はっきり言いますと、社員の仕事ぶりに私は、まだ満足していません。テレビでは優しそうに見えるかもしれませんが、私は仕事に関してはとても厳しい方だと思います。
みなさんは自分の仕事ぶりを採点するとしたら、10点満点で何点をつけますか?
先日、私がある社員に同じ質問をしたところ、9点と答えたんですね。でも、残念ながら、私の目から見ると4点なんです。
なぜ、社員の自己採点と私の評価が異なるのか。それは、その社員が「作業」を「仕事」だと思っているからなんです。
その仕事に自分の意思を込めているか
「作業」と「仕事」の違いは何だと思いますか?
「作業」とはズバリ、「ルーチンワークを言われた通りにこなすこと」です。
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2009-6-30 1:25
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民営化見送りで大赤字の米郵政庁(すべては倉庫番が知っている)
日本の郵便は米国と比較して料金が2倍で、国民1人当たりの郵便通数が3分の1だと前回のコラムで書いたが、米国郵政庁(USPS)の運営が順調というわけではない。むしろ逆で、先日来日した米郵政規制委員会のダン・ブレア委員長によると、「USPSは今期中にも資金ショートを起こす懸念がある」と言う。
USPSの業績は2006年度が51億ドル、2007年度が28億ドルと2年連続で赤字を計上している。2008年10月から始まった今年度は赤字がさらに悪化し、上半期は売上高360億ドルに対して23億ドルもの損失を計上した。通年では60億ドル超の損失が見込まれている。
経費削減のため、USPSは今期既に全国80カ所の地域拠点のうち6カ所を閉鎖、15万人の早期退職募集、521の管理職ポストの廃止を実施している。
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2009-6-30 1:25
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episode:16「『日本一の半導体工場だ、台湾に匹敵する』と言われたんだよ」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
前回までのあらすじ
12年ぶりに大日本鉄鋼に戻った旭山隆児(あさひやまりゅうじ)の新部署、第三企画室の最初の会議でで風間麻美(かざまあさみ)と楠原弘毅(くすはらこうき)のふたりは「一週間出社禁止」と「好きなことをすること」を言い渡される。父の遺したGB250クラブマンでツーリングに出た風間麻美は、CB750Fに乗る初老の男、堂本に出会う。彼が出入りしているガレージ村はレストアのための設備がそろった、バイク好きの人間たちのいわば秘密基地だった。
1週間ぶりの職場復帰だ。
画像のクリックで拡大表示
第三企画室に配属されて何日も経たないうちに「出社するな」と会議で決まり、「いちばんやりたいことをやれ」と命令されるという、想像を超えた「激動の新入社員生活」が始まったのだった。
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2009-6-30 1:25
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“輝いて見える人”に2つの共通点(鈴木義幸のリーダーシップは磨くもの、磨けるもの)
リーダーシップが、いまこの瞬間発揮されているかどうかを、どこで見極めることができるでしょうか。
当たり前と言えば当たり前ですが、やはりフォロワーが“動いている”かどうか。それが判断基準の一つです。フォロワーがまったく動いていなかったり、動きが鈍かったりすれば、リーダーシップが機能していないといえます。
では、動いていればそれでいいのかというと、そうではありません。
実現したいことを協力者とともに
フォロワーの行動がいくらスピーディでも、苦渋の表情を浮かべいやいや動いている、あるいは常に張り詰めながら不安な表情で動いているのであれば、「リーダーシップで」動かしたとはいえないでしょう。
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2009-6-30 1:25
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マイケルは生きている(30秒で読める日経ビジネスオンライン)
「松之山のホタルは、源氏も平家も一緒に飛んでいます。去年より多く飛んでいる感じ」
当サイトでもコラムを連載していただいている写真家の宮嶋康彦さんから、こんな便りが届きました。
美しい棚田が広がる風景で有名な、新潟県十日町市松之山。今年も田植えが終わり、地元の農家の方々もほっと一息ついたところだそうです。
ホタルが多く飛ぶのは、蒸し暑い夏の夜。人間には不快なじめじめ感がホタルは好きなんだそうです。これからは、山の中を舞う陸生のホタル、ヒメボタルの季節。ヒメボタルは、源氏や平家とは違うチカチカとした小さな光が特徴です。一度、石川県の山の中でヒメボタルを守っているカトウさんに連れられて見に行ったことがあります。
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2009-6-30 1:25
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【時代のリーダー】星野 佳路・星野リゾート社長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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2004年8月23日号より
100年近い歴史を持つ軽井沢の老舗旅館の3代目だが、柔ではない。
バブルの傷を負った大規模リゾートの再建で注目を集める。
体育会系負けず嫌いが目指すのは外資に対抗する「リゾート運営の達人」。
=文中敬称略(編集委員 石黒 千賀子)
「負けず嫌いの御曹司が親への反発をバネにプロの道を目指したところ、時代の追い風を受けて才能が花開いた」…。
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2009-6-29 1:38
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会社の履歴書【3】東芝(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
バブル崩壊後、日本企業は好むと好まざるとにかかわらず、大きな「変革」を余儀なくされた。金融部門の痛みは、日本企業の成長を支えた間接金融の縮小、株式の持ち合いの解消を迫り、急速に進展したグローバル化は終身雇用、年功序列の終焉をもたらした。その中で問われたのは企業の変革能力である。劇的に変化する外部環境にどう対応し、組織をどう変えていくのか。それに成功した企業もあれば、依然として対応し切れない企業もある。企業が「失われた15年」をどう生きたのか。1991年以降、「日経ビジネス」で取り上げた日本の代表的な企業の記事を「会社の履歴書」として取り上げる。
(文中の肩書き、名称などは掲載当時のままです)
東芝
日立製作所と並ぶ日本の総合電機の雄、東芝。
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2009-6-29 1:38
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「値下げ」で不幸にならない唯一の方法(常盤文克の「新・日本型経営を探る」)
昨秋からの急激な景気悪化で、様々な分野で商品やサービスの値下げが相次いでいます。1000円を切るジーンズの人気やファストフード業界の好調など、1年前の異常なガソリン高や食品の高騰が嘘のように、安売り競争が加速しています。
モノやサービスの価格が安くなることは、表面的には、また短期的には消費者にとってありがたいことに思えます。しかし、日本企業にとって、日本経済にとって本当にプラスに働くのかどうかを考えると、話は変わってきます。安売り競争の行き着く先に、果たして人々の、社会の幸せがあるのか。この点について、今回は考えてみたいと思います。
物価の下落には、大きく分けて2つのパターンがあります。
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2009-6-29 1:38
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アジアの底力、中国の混沌(30秒で読める日経ビジネスオンライン)
今年も半分が過ぎようとしています。毎朝、通勤の途中で神社の境内を通ってくるのですが、6月半ばを過ぎたころ、人が潜り抜けられるほど大きな、草でできた輪が置かれるようになりました。これは「茅の輪」という茅(ちがや)で作られた輪です。この輪を3回くぐって、半年分の穢れを祓い清めるのだそうです。
今年の始めころは、垂直に下を向いた経済指標の折れ線グラフを目にし、愕然とすることばかりでしたが、最近は少しずつ、上向きの指標も出ています。
私もしっかり茅の輪を3回くぐり、今年あと半分、景気が(もちろん自分の運気も)上向きになるようお願いをしてきました。
申し遅れましたが、今週の当番、イイムラです。
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2009-6-29 1:38
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【時代のリーダー】井上 雅博・ヤフー社長(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
先行きが見通しにくい2009年。困難な時代には新しいリーダー像が生まれるはずだ。これまでも企業経営や政治に新しい時代を切り開いたリーダーがいた。そんな時代のリーダーを日経ビジネスが描いた当時の記事で振り返る。
(注)記事中の役職、略歴は掲載当時のものです。
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2003年12月1日号より
SFとおもちゃを愛し、「経営はゲーム」と言い切る技術系オタク。
孫正義の陰に隠れながらも、ヤフーを東証1部企業に育て上げた。
理詰めで攻め、すべてのネットサービスでナンバーワンを目指す。
=文中敬称略(大竹 剛)
井上 雅博(いのうえ・まさひろ)氏
1957年2月東京生まれ、46歳。
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2009-6-29 1:38
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J-SOX法、「重要な欠陥」の重要度は?(ニュースを斬る)
例年、株主総会が集中する6月下旬。今年から上場企業には新たな義務が課されるようになった。株主への報告後、これまでの有価証券報告書に加え、2009年3月期からは「内部統制報告書」を最寄りの財務局に提出しなければならなくなったのだ。
「日本版SOX法(J-SOX)」と呼ばれる制度に基づくもので、既に内部統制上の「重要な欠陥」が見つかった例も出始めている。ただ、一般投資家に対する適時開示のあり方や制度の有用性を巡って分かりにくい点があるなど、導入当初につきものの混乱も見受けられる。
「重要な欠陥」続々と明らかに
内部統制報告書は、企業における業務の有効性や財務報告の信頼性などを担保するため、統制環境やリスク対応など業務プロセスについて社内評価を行い、経営者の責任によって作成するもの。
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2009-6-29 1:38
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【特別寄稿(ジョージ・ソロス氏)】 「CDS」は完全に禁止せよ(時流超流)
昨年、世界は驚くべき事態を経験した。9月に米リーマン・ブラザーズが破綻すると、金融市場は事実上崩壊し、人為的な生命維持装置を装着しなければならなくなった。このようなことは1930年代の大恐慌以来だ。
今回の市場崩壊が特に注目に値するのは、それが外的要因ではなく、金融システムそのものによって引き起こされ、それが世界経済全体に波及したことだ。一般的に金融市場には自己修正する機能があると考えられており、これは完全に想定外だった。
今回のことで、市場に自己修正する機能がないことは明らかになった。だからといって、行き過ぎた規制緩和の反動で、過剰反応したくなる気持ちは抑えなければならない。市場は不完全だが、規制当局も官僚的で政治的な影響を受けやすい人間の集まりに過ぎない。
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