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ニュース見出し
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2009-10-20 1:41
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「官僚たちの夏」がニッポンを冬にしたのか?(COLD JAPAN(コールド・ジャパン))
日経ビジネスオンラインでは10月20日(火)より、10回にわたり「COLD JAPAN(コールド・ジャパン)〜クール? コールドな日本産業の処方箋」をおくる。
新たな政権を迎え、気分も新たに成長を進めようとしているニッポン。しかし、一方で、停滞する国内市場のもと喘いでいる企業も多く景気の先行きが不安視されている。「クール=カッコいい」ジャパンと呼んでいるわりには、内情は冷え切っており、なにか新しい世界との関係や突出したビジネスを誰もが渇望してやまない状況となっているようだ。
本連載では、最新の事例やケース=症例を豊富に取り上げながら、「巣ごもり」「ガラパゴス」などと揶揄される「コールド」なニッポンの現状を理論的な切り口で分析、《コールド・ジャパン》脱却と新たな成長のための「処方箋」を提言していく。
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2009-10-20 1:41
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公正取引委員会が牽制する「センターフィー」問題(すべては倉庫番が知っている)
大手加工食品卸の菱食が、20期連続の増収増益を達成した成功モデルを捨て、事業構造改革に乗り出している。ロジスティクスによる差異化から効果的な商品提案に戦略を転換した。
このことを筆者は、菱食の打ち出した流通ビジョンが、日本的商慣行の前に破れた結果だと受け止めている。
日本の加工食品の中間流通では、商品1個単位のバラ注文が全物量の約2割を占めている。そのピースピッキングと仕分け作業に倉庫運営コストの8割が費やされている。全物量の8割を占めるケース単位の注文の処理には、2割のコストしかかかっていない。
バラ注文をやめてしまえば、物流コストは大幅に下がる。欧米の大手流通業者は皆そうしている。
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2009-10-20 1:41
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episode:30「仕事を面白いって思えるのって、すごく幸せなことだと思わない?」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
前回までのあらすじ
12年ぶりに大日本鉄鋼に戻った旭山隆児(あさひやまりゅうじ)の新部署、第三企画室の出社禁止期間が明けた。風間麻美(かざまあさみ)と楠原弘毅(くすはらこうき)の話を元にビジネスモデルの検証を始めた3人。本社管理部の日枝に呼び出された旭山は、大日本鉄鋼の危機を打ち明けられる。そこで旭山が下した判断は、驚くべきものだった。
「クレジットカードつくれますかねえ」
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第三企画室が別会社になって、自分たちは大日本鉄鋼の社員ではなくなる。
弘毅くんはそのことに少し抵抗があるみたいだ。
無理もない。一流大学を出て、伝統ある世界企業であるはずの製鉄会社に就職したはずだというのに、組織図に載らない、髪の毛の赤い上司のいる、わけのわからない第三企画室などという部署に配属され、と思ったら、それがそのままいきなり従業員3人の零細企業になってしまうのだ。
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2009-10-20 1:41
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自動化は、ロボット導入だけでは進まない(ロボット、企業経営を変える)
安川電機の社内で今年4月、「R1000プロジェクト」と呼ばれる計画が静かにスタートした。
今後数年かけて1000台のロボットを自社工場に導入し、生産効率を大幅に高める──。それがプロジェクトの目標だ。安川電機の利島康司社長は、「受注が減っている今だからこそ、予算には糸目をかけずに徹底して取り組みたい」と意欲を見せる。
R1000プロジェクトには生産効率の向上に加えて、実はもう1つ大きな狙いがある。工場を「ショールーム化」して顧客に公開することで、多能工ロボットの導入による生産性向上を目で見て確かめてもらうことだ。
腕が2本ある双腕ロボットであれば、複数の作業を1台でこなす多能工化。
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2009-10-20 1:41
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モーターショーも「6割経済」(時事深層)
出品会社数が108社と過去最少の参加企業で開催される「東京モーターショー」。業績の悪化から海外勢が出品する意味を問い直している。試乗会の機会を増やすなど、「見る」から「触れる」ショーへの転換を志向するが…。
「今年の東京モーターショーは異常事態に陥っている」──。
東京モーターショーを主催する日本自動車工業会(自工会)の岡雅夫モーターショー室長は、こう肩を落とす。10月23日から13日間にわたって開催される「第41回東京モーターショー2009」は、米デトロイトで開催される「北米モーターショー」などと並ぶ国際的なイベント。だが参加企業は前回の2007年に比べ半数以下にとどまる。2年前は世界各国から517台のクルマが一堂に集ったが、今回はわずか270台の出品。
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2009-10-20 1:41
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JAL、「いきなりの実質債務超過」の波紋(ニュースを斬る)
日本航空(JAL)の再建問題をめぐって、巨額の債権放棄が要請される可能性の高いことが波紋を広げている。これは、前原誠司・国土交通大臣が指名した「JAL再生タスクフォース」が、主力の日本政策投資銀行と3メガバンクに対して10月13日に打診したもの。このことは裏返せば、既にJALが巨額の実質債務超過状態にあることを意味する。
冨山和彦氏ら産業再生機構OBを中心とするタスクフォースは、再建計画を策定するため、9月末からJALの資産査定を進めている。タスクフォースは10月13日、政投銀とみずほコーポレート銀行以下の民間主力3行との間で別々に協議を行い、その中で、デューデリジェンス(資産査定)の途中で正式な数字ではないものの、債権放棄と債務株式化の組み合わせで3000億円程度の金融支援の必要性を明らかにした模様だ。
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2009-10-19 1:41
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ディスカウント合戦で生き残れるのか?(小売業に夢を翔けて)
景気低迷で消費者の低価格志向が強くなっていく中で、小売業はディスカウント傾向を強くしている。リーマンショック後、売り上げが低迷している小売業は、ディスカウントすることによって売り上げを増やそうとしているのである。
しかし、その結果は悲惨である。ディスカウントにより売上数量は増えたが、商品単価が下がり、売上金額は伸びなかった。ディスカウントしたので、売値から仕入値を差し引いた粗利額が減少し、売上数量が増えたので作業が増加し、経費が削減できず、大幅な減益になる小売業が続出している。
ディスカウントにより一時的に少し売り上げが伸びた小売業あったが、ここへ来て多くの小売業の売り上げが低下傾向になってきている。
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2009-10-19 1:41
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ロボット、企業経営を変える()
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2009-10-19 1:41
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本社の「秘密工場」に潜入(ロボット、企業経営を変える)
生産現場で使われる工作機械を含め、ロボット開発で先行する日本。しかし、産業構造の転換や少子高齢化でロボット需要に変化が起きようとしている。ロボットメーカー各社は、生き残りをかけて新しい製品作りに一斉に走り出した。
さらなる需要を生み出すため、ロボットメーカーは開発、生産、営業のスタイルを変化させ始めた。新しいロボット作りはロボットメーカーの経営を変革する。そして新たに生み出されたロボットは顧客企業の経営、さらには社会を変えていこうとしている。
産業用ロボット大手として知られる安川電機。福岡県北九州市にある本社工場の大きな建屋の隣に、「第5工場」と呼ばれる関係者以外立ち入り禁止の小さな施設がある。
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2009-10-19 1:41
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第3回 「お客様第一主義」が浸透しない本当の理由(武田斉紀の「企業理念は会社のマニフェスト」)
10月1日、フランス・パリ。ユニクロがグローバル旗艦店と位置付ける「パリ オペラ店」がオープンしました。店を訪ねたパリ在住の友人が興奮しながらメールをくれました。
「オープン初日は1000人近い人が並んだそうで、私は数日待ってから行ったのですが、それでもすごい数の人でした。カシミヤ100%のセーターは100ユーロ以下でも格安なのに、なんとオープン記念で39.9ユーロ! サイズも現地の人にはぴったりで、みなさん10点、20点と抱えて買う!買う! レジにはすごい行列ができていましたよ」
ファッションの都パリが、日本発のカジュアルウェアを歓迎したのです。それは、かつて英国などへの海外進出が順調ではなかったユニクロが、自らの信じる「お客様第一主義」を、本当の意味で世界に向けて実現した瞬間でもありました。
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2009-10-19 1:41
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このままではアジアの人材から、ソッポを向かれる(ニュースを斬る)
「日本で誕生した新政権(鳩山由紀夫政権)は、生活者重視の政策で人気が高いと聞いています。新政権が日本人の生活を重視するのは当然ですが、外国人の受け入れに関しては、長期的な戦略を持って大胆な改革を望みたい」
そう鳩山政権への期待を口にするのは、アジア最大の求人情報サイト「ジョブストリート」創業者で、最高経営責任者(CEO)を務める中国系マレーシア人、マーク・チャン氏(44歳)だ。
高校卒業後に米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)に留学し、同大学院に進学して機械工学の修士号を取得したチャン氏は、1995年にジョブストリートを起業、現在はシンガポールで経営の指揮を執る。
ジョブストリートは現在、シンガポール、タイ、フィリピンなど東南アジア各国に香港、台湾を加えた計9カ国で事業を展開。
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2009-10-19 1:41
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JAL再建に“救世主”が登場(時事深層)
日本航空の再建策に注目が集まる中、同社経営陣が大物OBと顧問契約を結んだ。一方、国交相直轄の専門家らは独自再建策を作成、「国際線を全日空へ譲渡」も視野に。国交相や官僚、専門家による救済策を、日航の意を受けた大物OBはどう巻き返すのか。
作家・山崎豊子の名作『沈まぬ太陽』が今月、渡辺謙主演で映画公開される。
1980年代の日航機の墜落を描いたベストセラーで、なぜ今さらとの声もあったが、ここにきて俄然注目を集めている。映画公開は10月24日。ちょうどその頃、小説のモデルとされる日本航空(JAL)の債務免除や資本増強、大幅な人員削減などを柱とする再建計画の骨格が決まるからだ。
「タイミングが良すぎる」と航空業界関係者は言う。
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2009-10-15 1:14
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過去の成功に引きずられない男たち(リーダーには「型」がある)
前回、リーダーの役割として「変化を起こすこと」を挙げました。米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、サスティナブルグロース(持続可能な成長)を非常に重要視しています。これが何によってもたらされるのかというと、決してベストウェイの繰り返しではなく、常に革新によってなされていくと考えています。チェンジが大事なのです。
具体的な話としては、2001年にジャック・ウェルチがジェフ・イメルトを次のCEO(最高経営責任者)に選んだことです。その理由は、「最後に残った3人の中で、彼が一番変革を起こす素質を持っているから」だったのではないかと、私は思っています。
日本人として初めて、米GEのコーポレート・オフィサー(本社役員)となった藤森義明氏(写真:村田 和聡 以下同)
現実に彼がCEOに選ばれてから、世界は大きく変わりました。
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2009-10-15 1:14
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統計学者吉田耕作教授の統計学的思考術()
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2009-10-15 1:14
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あなたが平均以上の成績だったのは半分の平均以下の人々のお陰である(統計学者吉田耕作教授の統計学的思考術)
1980年代の終わりから90年代の初めにかけて、バブルがはじけ、米国企業の圧倒的な競争力を見せつけられ、日本的経営の短所だけが語られるようになり、多くの企業が生き残りをかけて米国式グローバル経営法をこぞって導入した。
その波の一部が、競争概念の企業内への導入という事であった。競争の導入と言っても日本の企業経営における競争概念は非常に限定的である。
日本の伝統的な協調を中心とした年功序列制や終身雇用制の全面的な否定ではなく、給与体系のごく一部に業績評価を入れ、給与格差をつけたり、ボーナスの額の多寡を決めたりという程度が大方をしめているようであり、米国のかなり多くの企業で行われているような、年次評価によって年収が何倍から何十倍も異なるような状況を示している訳ではない。
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2009-10-15 1:14
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自殺者が多い職場−経営者が置き去りにした“もの”(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
今回は、10月7日付けで毎日新聞が報じたニュース「フランス:最大手の電話会社、リストラ苦で社員24人自殺 大半、職場で…社会に衝撃」からご覧いただきたい。
フランス最大手の電話会社「フランス・テレコム」(社員約10万人)で、過去20カ月の間に組織改編に伴うリストラなどを理由に24人の自殺者が出たため、同社の組織改編の担当重役(60)が5日、引責辞任した。最近でも顧客サービスの電話センターに異動した男性社員(51)が高速道路の陸橋から「仕事の重圧」を理由とする遺書を残して投身自殺したほか、降格を知って会議中に腹に刃物を刺して自殺を図る男性社員(49)も出ていた。
担当重役は06年に就任。
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2009-10-15 1:14
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「論語に出合って良かった」と思う時(渋澤 健の資本主義と道徳)
大企業の四十代サラリーマンがつぶやきました、「出合って良かった…論語」と。中間管理職として多忙な日々を送る身でありながら、ふと立ち止まり、古き言葉と思想に触れてみたら、歳をとっても時代の変化をキャッチアップする向上心があれば、これからも活躍し続ける、そんな気づきと巡り合えたと言うのです。
A part of Japanese daily life, “jyuku” is a supplementary educational facility that allows individuals to attain a higher level of skill and knowledge. I am one of several lecturers of a management “jyuku,” established by the initiative of the CEO of a major corporation. This “jyuku” was designed as an internal training program for middle management personnel identified by their various business areas as future candidates for senior management positions.
These middle management professionals are hard working, and have established themselves as specialists in their respective fields. However, the CEO believed that to in order to be successful as senior executives in corporate management, one needs to look beyond the boundaries of his specific area of business. As a senior executive, one needs not only to see and recognize key issues across the entire company, but also need to be sensitive to the complexities of our ever changing world.
Of course, in order for future executives to be successful, they must focus on the issues, execute feasible solutions, and be accounted for by measurable results. But everything in the real world does not fit this kind of logical, quantifiable models. “How-To” skilled based training programs are not sufficient because our complex world cannot be navigated by following some preset course of actions.
21世紀の多様な世の中では、前例をモデル化した“ハウツー”が経営に役に立つわけがありません。
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2009-10-15 1:14
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エコ物流、“身内の壁”で危機(時事深層)
日本のCO2(二酸化炭素)排出量の約2割を占める運輸部門。環境負荷を減らすためにトラックから鉄道などへの転換が必要とされる。だが、エコ物流の担い手であるJR貨物は思わぬ障害に苦しんでいる。
「トラック」vs「鉄道」。輸送量当たりのCO2(二酸化炭素)排出量で見れば、約7対1で鉄道の圧勝となる。経済活動が盛んになれば物流量も増え、温暖化ガスの排出量も増加する。それを抑えるには、トラックから鉄道など、より環境負荷の低い輸送手段に転換する「モーダルシフト」が必要とされる。
その鉄道輸送を一手に担っているのが、日本貨物鉄道(JR貨物)だ。不況で物流量全体が低迷する中、企業の環境対策の一環としてエコ物流に対するニーズは高まっている。
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2009-10-14 1:26
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「まず先に、第2ソニー、第2トヨタ、第2東京を作った方が良いよ」(COLD JAPAN(コールド・ジャパン))
(前編から読む)
日経ビジネスオンラインでは10月20日(火)より、10回にわたり「COLD JAPAN(コールド・ジャパン)〜クール? コールドな日本産業の処方箋」を送る。
新たな政権を迎え、気分も新たに成長を進めようとしているニッポン。しかし、一方で、停滞する国内市場のもと喘いでいる企業も多く景気の先行きが不安視されている。「クール=カッコいい」ジャパンと呼んでいるわりには、内情は冷え切っており、なにか新しい世界との関係や突出したビジネスを誰もが渇望してやまない状況となっているようだ。
本連載では、最新の事例やケース=症例を豊富に取り上げながら、「巣ごもり」「ガラパゴス」などと揶揄される「コールド」なニッポンの現状を理論的な切り口で分析、《コールド・ジャパン》脱却と新たな成長のための「処方箋」を提言していく。
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2009-10-14 1:26
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「7つの美学」と「3つの戒め」(“男っ前”コンサルが見たリーダーシップの美学)
いよいよ最終話である。まずは、素人エッセイにお付き合いいただいた読者の皆様と、チャンスを与えてくださった担当編集者さんに、お礼を言いたい。
主役である12人の経営者様にも大感謝である。「エッセイ」を免罪符に、好き放題書いたのに、実に、温かいコメントを賜った。面識のないファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏の秘書さんからも、丁寧な感想メールを頂き、感激した。ますますユニクロが好きになった(笑)。
面白かったのは色々な立場の友人知人からの感想メールだ。個人の事情や背景により、好きな話が違うのは当然としても、中には「あれ? この方は、ここにぐっと来るのか。」と意外なケースもあった。性格占いできそう・・・(笑)。
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