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ニュース見出し
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2009-10-28 1:15
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第6話「必要なのは数人の従業員と、丸の内のオフィスだけだ」(「熱血!会計物語 〜社長、団達也が行く」)
これまでのあらすじ
経理部長の団達也と課長の細谷真理がジェピーを去った後、親会社であるアメリカの大手電子部品会社UEPCはジェピーの知的財産を調べ上げていた。UEPCがジェピーを手中に収めることができたのは、UEPCから投資銀行マインスリー社に出向していたリンダの手腕によるものだった。
公認会計士の西郷幸太は、地元・豊橋で自身の事務所を開き、精力的にクライアント回りを始めていた。新しい事務所に移ったとは言うものの、仕事や職員は、70歳で隠居した今川公認会計士のものを引き継いだのだった。西郷はかつて達也と一緒にジェピーの不正会計を明るみに出した。
西郷は自動車部品会社、日野原工業の創業者から、「会社を清算したい」という相談を持ちかけられていた。
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2009-10-28 1:15
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グリー躍進、本当の理由(後編)(逆風の企業戦略)
日本のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の草分けだったGREE。だが、同期のmixiにも、後輩のモバゲータウンにも大きく引き離され、しばらくのあいだ負け組の憂き目を見た。
ところが2007年中頃から息を吹き返したかのように成長軌道に乗り、2009年にかけて凄まじい末脚で追い上げた。先行者利益が物を言うインターネット業界において、沈まずに急浮上したグリー。強さの源泉は、秀逸な人材の獲得にあった。
社会で実績を残し、評価された人間が集まり、それぞれが得意領域できっちりと結果を出す。そうした“プロリーマン”たちの個人技の積み重ねが、今日のグリーを築いた。
しかしなぜ、グリーという会社はこうも逸材を惹きつけるのだろうか。
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2009-10-28 1:15
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ブックオフは“出会い場”、次に誘導します(出版・地殻変動)
新刊が発売と同時に半値近くで販売される。
全国に918店舗を構え、年間の取り扱い冊数は2億〜3億冊といわれる国内最大の古書店「ブックオフ」。その出店ラッシュが、地方の中小書店が店を畳む要因となり、新刊が売れなくなって出版社の経営を苦しめるとされてきた。
今年5月、大日本印刷(DNP)を中心に、書店の丸善、出版社の講談社・集英社・小学館の5社が、ブックオフを運営するブックオフコーポレーション株を合計約31%(議決権ベース)取得した。敵対する出版社や書店が株を握る構図に「出版社や新刊書店がブックオフの首根っこをつかんだ」と報じられた。
DNPを中心とした株主5社とブックオフを合わせた6社の代表が、月に1回程度顔を合わせ、協議しているという。
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2009-10-27 1:11
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なぜオバマは、GMを“救済”しても“保護”しなかったのか(COLD JAPAN(コールド・ジャパン))
新たな政権を迎え、気分も新たに成長を進めようとしているニッポン。しかし、一方で停滞する国内市場のもと喘いでいる企業も多く景気の先行きが不安視されている。つまり、「クール=カッコいい」ジャパンと自己満足的に呼んでいるわりには内情は冷え切っており、なにか新しい世界との関係や突出したビジネスを誰もが渇望してやまない状況となっているようだ。
本連載では、最新の事例やケース=症例を豊富に取り上げながら、「巣ごもり」「ガラパゴス」等と揶揄される「コールド」なニッポンの現状を理論的な切り口で分析、《コールド・ジャパン》脱却と新たな成長のための〈処方箋〉を提言していく。本連載が、国内市場の凋落を前に気分新たにこれからの成長を模索している企業の経営幹部やキーパーソンの方々のヒントになれば望外の喜びである。
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2009-10-27 1:11
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電子書籍「キンドル」上陸の衝撃(出版・地殻変動)
米アマゾンは10月22日に2009年7〜9月期の決算を発表。売上高が前年同期比28%増の54億4900万ドル(約4900億円)、純利益は同69%増の1億9900万ドル(約180億円)と大幅な増収増益を記録した。
好業績を牽引したのが、創業者であるジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)に「金額、数量ともにアマゾンで最も売れた製品」と言わしめた電子書籍リーダー「キンドル」だ。
電子書籍リーダー「キンドル」
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2007年11月の発売以来、数値こそ公表していないがキンドルの快進撃は電子ブック市場を急速に拡大している。2007年第1四半期の全米市場規模は750万ドル。
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2009-10-27 1:11
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【第16話】PDCという“当たり前”が会社を変える(リーダーのための“新”武士道 伝説の外資トップがあなたのメンターになる!)
「当たり前のことを徹底的にやり遂げる」。これはアメリカ小売業の最大手、ウォルマートのモットーです。
「当たり前のことが重要だ」というこの言葉は、読み方によっては、当たり前のことを行うのがいかに難しいかを示しているとも言えます。重要ではあるが実行が困難であるからこそ、会社のスローガンとして掲げて全社員に訴えているわけです。
さて、ビジネスの世界における“当たり前のこと”の1つに、「PDCサイクル」という原理原則があります。「P」はPlan(計画)、「D」はDo(実行)、「C」はCheck(評価)。人によってはCの後に「A」(Action)を加えますが、私は「A」の中身を「C」に含めて考えているので、よりシンプルに「PDC」と縮めています。
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2009-10-27 1:11
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科学とイノベーションの間にあるもの(常盤文克の「新・日本型経営を探る」)
近代社会の発展において、科学は重要な役割を果たしてきました。科学によって技術が進化し、新しいモノが生まれ、人々の生活は豊かになりました。現在の私たちの生活が、科学の力があってこそ成り立っているのは、まぎれもない事実でしょう。
その一方で、弊害も生まれています。科学は要素還元的なアプローチで物事の解明に迫ります。結果として科学や技術自身が細分化され、物事を見る視点が細かい方へ小さい方へと偏ってしまうのです。
「虫の目」「鳥の目」という言葉があります。これは、地を這う虫のように物事を近いところから複眼でよく見ること、また空を飛ぶ鳥のように物事の全体を高いところから俯瞰して見ることを指します。
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2009-10-27 1:11
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episode:31「俺たちの学生時代は肩まで伸びるような長髪が流行っていたんだ。」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
前回までのあらすじ
12年ぶりに大日本鉄鋼に戻った旭山隆児(あさひやまりゅうじ)の新部署、第三企画室の出社禁止期間が明けた。風間麻美(かざまあさみ)と楠原弘毅(くすはらこうき)の話を元にビジネスモデルの検証を始めた3人。本社管理部の日枝に呼び出された旭山は、大日本鉄鋼の危機を打ち明けられる。そこで旭山が下した判断は、部署の独立だった。
「旭山さん、いったいどうしたんですか!」
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弘毅くんが叫んでいた。
「どうしたって、え? 何も」
「その頭ですよ」
「あれ? ああ、バレたか」
「バレたかって、気がつかないわけないじゃないですか」
「そうです。
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2009-10-26 1:05
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グリー躍進、本当の理由(前編)(逆風の企業戦略)
生きのいい珊瑚に蝟集する熱帯魚のように金融機関や投資家が我先にとネットベンチャーに群がる時代は、とうに過去のものとなった。
よほどの将来性と堅実なビジネスモデルがなければ、証券会社はおいそれと上場の主幹事を引き受けてくれない。上場できたとして、ネットバブル崩壊とライブドア事件を経た投資家の目は相当に厳しい。
しかしこの逆風下で、グリーだけは威勢がいい。主に携帯電話向けにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)とゲームを提供するサイト「GREE」を運営する、創業5年目のベンチャーだ。
グリーが東証マザーズにデビューしたのは、世界中の市場が金融危機の影響で冷え込んでいた2008年12月のこと。
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2009-10-26 1:05
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第4回 年間300万人が訪れた「旭山動物園」の強さの秘密(武田斉紀の「企業理念は会社のマニフェスト」)
私は「地域を元気にしたい」「地域の観光を何とかしたい」という趣旨で、日本全国の自治体や団体の方から、講演やワークショップを依頼されることがあります。
そんな時、あらかじめ地域の強みや弱みについて整理しておいてもらうのですが、多くの地域で必ず弱みとして挙げられる点があります。それは「大都市圏から遠い」ということ。「飛行機を使っても現地まで3〜4時間かかるのに、東京から人なんて来ない」とあきらめているのです。そこで、私が決まってお話しするのが北海道旭川市営の旭山動物園の事例です。
旭山動物園はここ数年のマスメディアの報道もあって、全国で最も有名な動物園の1つになりました。何度もドキュメンタリー番組に取り上げられ、2008年には『旭山動物園物語〜ペンギンが空をとぶ』という映画にまでなっています。
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2009-10-26 1:05
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モノ作らぬ“メーカー”がなぜ強い?(ニュースを斬る)
■関連記事が日経ビジネス10/26号特集に掲載されています。
製造業に分類されていて、東京証券取引所第1部、第2部に上場する企業を対象に、「対不況耐久度」を算出。その総合得点が高い順にランキングした。(ランキングの算出方法はこちら)
どういった企業が上位にランキングされたのか。調べてみると、工業製品を作るという典型的なメーカー像とは異なるビジネスモデルを持つ企業が多いことが分かった。
画像のクリックで拡大表示
1位となったセガサミーホールディングス。売上高に対する研究開発費や設備投資額の比率が高く、将来への積極性の得点が138点と満点に近かった。
ただ2009年3月期決算を見ると、研究開発費の約半分はゲームソフトの開発に、設備投資額の約半分はアミューズメント施設の出店や改装に充てられている。
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2009-10-23 1:26
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出版・地殻変動()
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2009-10-23 1:26
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日本人は「大量買い」が好きだった。賑わうコストコ(「買わない」私が、気になる売り場)
人物紹介
菊地 眞弓:レースクイーンやミスコン荒らしなど「バブルでGO」を満喫した20代を経て、今や贅沢に飽きてほとんどモノを買わなくなったアラフォー女子
WITH三波 毒夫:流通の現場に出向き、同業者や取引先と情報交換するのが3度のメシよりも好きと言う謎の中年男。「WITH」は、「お客様とともに」を意味する
たまたま出会った2人が「世の中に、気づき・幸せ・役立ちを与える」で意気投合。今日も流通の最前線を歩きます。
WITH三波 毒夫 コストコ、知っている?
菊地 眞弓 最近、友人から聞きました。子供を学校に預けた後、仲良しママさんグループで集合し、車で来店。皆で買い物を楽しんでから、仲間の自宅で購入した品をシェア。
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2009-10-23 1:26
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本日開店!「ストーリーのある書棚」(出版・地殻変動)
最古のメディアであり、最も改革が遅れていると言われる出版業界。国内の市場規模は1996年をピークに下がりつつけ、12年で24%近く減り、上昇の兆しが見えない。それと並行するように街の書店も8年で25%減と規模縮小に歯止めがかからない状態だ。
若年層を中心とした活字離れ、インターネットの出現。成熟産業であり、衰退産業とされる出版業界だが、そんな逆風下において再興を促す動きが出始めている。
メッセージを打ち出す書店
大手書店の丸善は10月23日、東京駅のそばにある丸の内本店4階に、ショップインショップ「松丸本舗」をオープンした。
丸善丸の内本店4階にオープンした「松丸本舗」
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松丸本舗は、ほかの売り場とは完全に独立したスペース(65坪)である。
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2009-10-22 0:46
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働く“理由”飲む、愚痴る、そして、働け!(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
「自分で口にするのも怖いから言わなかったけれど、『死にたい』と思うくらいしんどかった」
高校時代の友人のA子がそう切り出した。
死にたい…。決して本気ではないし、四六時中思いつめているわけではない。でも、そんなことを考えてしまうくらい、A子の心は疲れ果てていた。
「死にたい」とまでは思わなくても、どうしてもブルーな気分が晴れず、前向きになれないことは私にもある。他人から見ればおそらく、“いつも通り元気”だし、“食欲がない”ほどではないし、“寝つきが悪い”わけでもない。たいていの場合は、あとから考えれば、さほど深刻ではないと思えるのだが、その時はとにかくシンドイ。自分だけにしかわからない閉塞感…。
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2009-10-22 0:46
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【最終回】今だからこそ、経営に「道徳資本主義」を(渋澤 健の資本主義と道徳)
私はある上場企業の社内「経営塾」の講師を勤めています。幹部候補の育成のために社長主導で立ち上げられたこの取り組みは、各週の土曜日を利用する年度プログラムとして実施されています。
中間管理職である塾生は、それぞれの分野に精通している専門家ですが、経営の指揮を執るには、各分野の領域を超える会社全体だけではなく、世界の多様で複雑な動向に視野と意識を広げる必要があります。スペシャリストに留まるだけでは経営者は務まらず、いわばスーパー・ジェネラリストへ転身しなければならないということを、社長が次世代の幹部候補に求めているのです。
もちろん、経営者として成功するためには、経営課題にフォーカスしたうえで、実行可能な解決案を執行し、測定可能な結果が求められます。
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2009-10-22 0:46
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「トヨタハマー」はなぜできない?(ニュースを斬る)
米自動車メーカーであるゼネラル・モーターズ(GM)は、有名ブランド「ハマー」を、中国の機械メーカーである四川騰中重工に売却することで10月9日に正式合意した。ところが、騰中重工は建設機器の製造を手がけており、自動車生産の実績はゼロだと言う。そんな企業が世界的なヒット商品でもある乗用車ハマーの生産を維持できるのか、はなはだ疑問だと言わなくてはならない。
もとよりGMは6月に経営破綻し、会社再建中の身の上だ。採算が合いそうにない部門は廃止するか、売り払うかしかない。売却されたハマーは、2011年までは米国の工場で生産が続けられるとのことで、約3000人の米国人の雇用が当面守られるという。
つまり、この売却はバラク・オバマ米政権の失業対策の側面が色濃くにじむ国家的プロジェクトだとも見える。
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2009-10-21 1:34
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第5話「そうか! 決算を操作しているな。しかも10億円だ」(「熱血!会計物語 〜社長、団達也が行く」)
これまでのあらすじ
公認会計士の西郷幸太は、ジェピーの監査をしていた今川公認会計士事務所の一員として働いていた。西郷は、今川に代わって、ジェピーの不正会計を明るみに出した経験があった。
西郷は、日野原工業の創業者、日野原五郎に会社を清算したいと打ち明けられた。日野原工業は大手自動車会社、日豊自動車の下請けとして電子部品を作って成長してきた。しかし、経済危機の影響で受注が大幅にダウン。無理な設備投資が首を絞めていた。
ジェピーではリストラが進んでいた。アメリカの大手電子部品会社UEPCの傘下に入ったことに伴って、新社長としてピーター・オルセンが赴任した。新社長と本社のエンジニアたちは、ジェピーの長野工場に行き、その知的財産を調べ上げていた。
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2009-10-21 1:34
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「ダメ詰め」「社長メール」で社員が変わった(イノベーターの眼)
日用品大手のユニ・チャームは世界不況や少子化などの影響をものともせず、2010年3月期に連結売上高3780億円、同営業利益385億円と5期連続の増収増益を見込んでいる。
好業績の最大の要因は、業務改善に絶えず取り組み、その成果を出し続けている点にある。「SAPS(Schedule Action Performance Schedule=サップス)経営」と呼んでいる独自の週次目標管理制度がその柱だ。
計画を立て、実行し、振り返って、さらに次の計画を立てる。これを週次の目標と実行計画にまで落とし込み、改善を積み重ねていく。開発・生産・営業などの部門にかかわらず、全社員が毎週、「SAPS経営会議」「部門SAPS会議」「小集団SAPS会議」のいずれかに参加し、歯に衣を着せずに個々の業務を改善するためのアドバイスを出し合っている。
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2009-10-21 1:34
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工場が変身、作るのは製品でなく需要(ロボット、企業経営を変える)
昨年のリーマンショックに端を発した世界同時不況は、需要急減という試練を世界中の企業に課した。特にトヨタ自動車が前期4600億円の連結営業赤字を計上したことに象徴されるように自動車、そして電機といった花形産業の落ち込みは激しい。
その影響で自動車や電機産業向けの受注が大きい機械メーカーも急激に収益性を悪化させている。一昨日、昨日と紹介してきたロボット大手の安川電機も例外ではない。同社の前期連結営業利益は208億円と前期比で43%減となった。安川電機の利島康司社長は開発、生産、営業体制を改革し、需要創出に乗り出した。その戦略について聞いた。
(聞き手は日経ビジネス 瀧本 大輔)
安川電機は自社工場に計1000台のロボットを導入する「R1000プロジェクト」を4月から開始した。
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