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ニュース見出し
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2009-12-8 1:12
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日の丸農機、アジアで独走(時事深層)
クボタやヤンマーなど日本の農機メーカーがアジアで躍進。背景には食糧価格の上昇や新興国の購買力向上などがある。一方、国内の農業構造の変化への対応は大きな課題だ。
深刻な販売不振が続く機械業界。その中で例外的に活況を呈しているのが、トラクターやコンバイン(脱穀機)、田植え機など農業機械のアジア地域での販売だ。農機メーカーの業績は日本と欧米の需要減や円高の影響こそ少なくないが、成長市場のアジアでは事実上の独走状態で業績を伸ばしている。
農業振興政策を進める中国やタイで、日本メーカーの農機の売り上げが伸びている
農機最大手であるクボタの2009年9月中間決算は、連結売上高が前年同期比22.3%減の4446億3400万円。
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2009-12-8 1:12
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最高益更新も、賞与見送りの振興銀(ニュースを斬る)
経営コンサルタントの木村剛氏が取締役会長兼代表執行役を務める日本振興銀行が職員に対する冬賞与の支給を見送ることが明らかになった。同行の預金残高は急増を続けており、これまで発表されている四半期決算では過去最高益を更新中。親密企業群の「中小企業振興ネットワーク」も膨張を続けている。にもかかわらず、「ボーナス・ペンディング」は夏に続いての措置だ。
関係者によると、冬賞与の支給見送りは11月初旬には早々と職員に通達されていた模様。そのわずか前の10月27日に発表されていた第2四半期決算では、4〜9月の累計で経常利益が前年同期に比べ8倍近いの43億円となり、過去最高を軽く更新していた。高金利定期の募集により、預金残高も5000億円を突破、預金者は10万人の大台に迫る勢いだ。
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2009-12-7 1:38
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人の尊厳、働く楽しさを、企業哲学とせよ!(“男っ前”コンサルが見たリーダーシップの美学)
イトーヨーカ堂やファーストリテイリング(ユニクロ)、良品計画などで経営改革に取り組んできた大久保恒夫・成城石井社長と、チェーンオペレーションを中心とした業務改善コンサルティングを手がける田嶋雅美・フランチャイズアドバンテージ社長による対談形式のセミナーを12月10日に開催します。
大久保氏は、日経ビジネスオンラインに連載する「小売業に夢を翔けて」が大きな反響を集めました。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられ、フジテレビ「報道2001」でコメンテーターも務めるなど、今、注目の経営者の1人です。
その大久保氏と、経営コンサルタントの田嶋氏のお2人が小売業の成長戦略をどのように考えているのか。
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2009-12-7 1:38
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第10回 もう迷わない〜人生理念の見つけ方(武田斉紀の「企業理念は会社のマニフェスト」)
今週は前回の「ところであなたの人生理念は何ですか?(1)」の続きです。まずは前回の要点をまとめてみましょう。
○「あなたの人生理念は何ですか?」と聞かれて、明確に答えられる人は少ない
○人生理念とは、あなたが人生において「何を大切に=価値観」「何をめざすか=目的」。会社が掲げる企業理念と同じである
○自分の人生理念が明確でないと、会社の企業理念が明確でも、自分に本当に合った会社や仕事を選べない
○逆に自分の人生理念が明確であれば、会社の企業理念が明確でなくとも、さまざまな情報から自分に本当に合っている会社や仕事かどうかを判断できる
○人生理念の8割はハタチ前後までにできあがっている
○オーナー会社の場合、社長の人生理念が企業理念に強く反映される
人生理念の「目的」:見つけ方のヒント
人生理念とは、まとめで書いたように、あなたが人生において「何を大切に=価値観」「何をめざすか=目的」です。
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2009-12-7 1:38
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トヨタ、米中で痛い誤算(時事深層)
米国で約400万台の自主回収・部品交換を余儀なくされた。円高、品質、工場閉鎖など次々と難題が押し寄せる。中国では政策を読み違え、販売増も市場全体の伸びを下回る。
急速に進んだ円高は輸出産業の先行きに暗い影を投げかけているが、その代表格のトヨタ自動車はさらに別の課題に直面している。
まず米国で計算違いが続いた。11月25日には同社が販売した8車種、約400万台についてアクセルペダルを無償交換する措置を発表した。レクサスのアクセルペダルがフロアマットに引っかかったことが原因とされる死亡事故が8月に発生。米運輸省高速道路安全局(NHTSA)が調査していた。
米合弁撤退「誰と話せばいいのか」
この問題への対処の過程でトヨタの米国法人が、「NHTSAが車両に欠陥はないとの報告をまとめた」と明らかにすると、NHTSAがすぐさま否定するコメントを発表。
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2009-12-4 1:46
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「届いた瞬間からシアワセ」、売り上げを伸ばす魔法の箱(購買行動を創造する「通販のヒミツ」)
「こんばんは〜! 遅れてごめんなさいっ!」。榊理恵がダイニングカフェの扉をバタンと音を立てて開き、飛び込んできた。その姿に藤野香織はワイングラスを傾けながら微笑み、中津川あやは「もう、オードブルからいただいちゃってま〜す♪」と、牡蠣のオーブン焼きを頬張っている。
月に2回、金曜の夜。カウンターでは3人の女子が盛り上がる。もちろん、女子ならではのコスメ、ファッション、恋バナ・・・というのもなくはないが、一番盛り上がるのは「通信販売」のこと。
それぞれに通販業務に関わる3人組「ツーハン・エンジェルズ」は、消費が踊り場に来ていると言われる今、どうやって通販を盛り上げるかを常に考え、意識している。
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2009-12-4 1:46
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日本人が文化で稼ぐには(ニッポン「文化産業」復活への処方箋)
長らく「日本人は模倣ばかりで創造性に欠ける」と言われてきた。だが今回の連載で見てきたように日本のアニメ、映画、ゲームソフト、音楽などの文化産業(クリエーティブ産業)は大きな可能性を持っている。
日本発の芸術文化は「ジャパン・クール(日本は格好いい)」というイメージとともに、国内だけでなく世界中で評価され始めている。
「創造都市」を掲げる横浜市や大阪市
物質的に豊かになった社会で文化が育つのは歴史の必然だ。日本もその域に達しつつある。だが新興ビジネスは、放っておけばすくすく育つものではない。子供の教育と同じで、当初はガイダンスが必要だ。持続的に儲かるためのビジネスモデルを作る必要がある。
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2009-12-4 1:46
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これはアフガン放棄の戦略だ(ニュースを斬る)
12月1日、バラク・オバマ米大統領がアフガニスタン戦争の新戦略を発表した。日本の一部報道では「アフガン撤退へ」との見出しが躍ったが、この場合、撤退という日本語は適切でない。
というのも撤退には退却や敗退と同じように、任務を完遂できずに引き上げる意味があるからだ。オバマは演説の中では“come home”と言っており、米軍を帰国させると述べているのだ。
自衛隊ではこうした場合、撤収と言う。これだと任務を終了して帰還する意味合いが含まれる。米大統領が米軍敗退のための戦略を発表するはずはないから、「アフガンからの米軍撤収への道筋を示した」と表現すべきだろう。
ことほど左様に軍事用語の翻訳には難しいものがある。
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2009-12-3 1:37
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権力暴走のからくり、社長の“甘い蜜”(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
「やっぱり社長は楽しい。だって、自分ですべて決められる。大変だとか、孤独だとか、いろいろ言うけど、自分で決められるのは、何事にも替え難い喜びです」
これは以前、世界に通じるワザを持つ中小企業を取材する番組で出会った、ある会社の社長が語っていた言葉である。社長という立場がもたらす喜び。おそらくこのトップは、それがいかに“危険な感情”なのか、気づいていなかったのではないだろうか。
知人のA氏がトップの座についたのは、昨年の春。先代の社長は会長になり、A氏も社長の喜びに浸れるはず……だった。
「こんなことを言ったら罰が当たるかもしれないけれど、どこか悪くなって入院して欲しいとも思ってしまう。
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2009-12-3 1:37
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「松井MVP」はカネで買った?(中)(鈴木友也の「米国スポーツビジネス最前線」)
前回のコラムでは、今年のMLBシーズンで、プレーオフに進出したチームのほとんどがカネ持ち球団だったことを解説しました。全30球団中、唯一2億ドルを突破する年俸予算を組み、唯一3ケタの勝ち星(103勝)を挙げたニューヨーク・ヤンキースが象徴です。プレーオフ進出の8チーム中、実に6チームが年俸予算に1億ドル以上を注ぎ込んでいました。平均年俸総額は8833万ドルだったので、「カネを使わなければ勝てない」という現実が見て取れます。
ヤンキースは、年俸総額が3681万ドルで最下位のフロリダ・マーリンズに比べ、実に約5.5倍のカネを選手年俸につぎ込んでいました。ヤンキースは特別だとしても、年俸総額上位4分の1(7チーム)の平均(約1億3382万ドル)と、下位4分の1のそれ(約5408万ドル)を比べると、約2.5倍の開きがあります。
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2009-12-2 1:43
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「オトコ香る。」のヒットで再建に弾み2番手グループの戦い方を確立(活路を開いた新規事業)
「カネボウ」から「クラシエ」に社名を変更し、持ち株会社クラシエホールディングスの下、医薬品会社と日用品会社とともに経営再建中のクラシエフーズ。
食べると身体から良い香りを発する画期的なガム「オトコ香る。」を生み出した。
大手に対抗するための勝利の方程式を確立、再建に弾みをつけた。(敬称略)
<日経情報ストラテジー 2008年10月号掲載>
プロジェクトの概要
産業再生機構による経営再建中に約2000億円もの粉飾決算が発覚して上場廃止になるなど、迷走を続けたカネボウ。化粧品事業を花王に売却後、2006年に国内3ファンドの支援体制に変わり、2007年に「クラシエ」に社名を変更した。
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2009-12-2 1:43
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静かなブームの裏で進む担い手の減少(ニッポン「文化産業」復活への処方箋)
神奈川県川崎市の公共施設、一般にも広く貸し出されているこの茶室に毎月1回のペースで集まってくる6人の女性たちがいる。彼女たちは名づけて「先生難民」だ。全員が、数年から10年以上「裏千家」でお茶をいそしんできた。ところが、昨年6月、自分たちの先生が高齢を理由に引退してしまった。次の師匠が見つからず、自主的にお茶会を催すことになった。
主催者の石塚晶子さんは、小学館が発行している和文化を中心としたライフスタイル月刊誌「和樂」の編集幹部でもある。「先生が引退しても次の先生が見つからず困っている難民が増えているようだ。運よく次の先生が見つかってもその人も高齢というケースも少なくない」という。「和」文化の象徴でもある茶道が象徴するのは、指導者の高齢化による担い手の減少だ。
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2009-12-2 1:43
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第11話「もし費用を10億円減らしたらどうなりますか?この会社も費用を消したんです」(「熱血!会計物語 〜社長、団達也が行く」)
これまでのあらすじ
豊橋で会計事務所を開いた会計士の西郷幸太は、自動車部品会社、日野原工業を買わないかと団達也に持ちかけた。西郷は創業者の日野原五郎から会社を「安楽死させてほしい」と言われていた。西郷は、日野原が粉飾決算をしていることを見抜いていた。
エンジニアの金子順平は、ジェピーを辞めて実家のある豊橋に戻っていた。自分が苦心して書いたロボットの制御プログラムが、ジェピー親会社であるUEPC社の手に渡るのは納得できないでいた金子だったが三沢を通じてプログラムを返還することに同意していた。
達也は細谷真理と2人の会社、MTC(Management and Technology Consulting group)を立ち上げ、飯田橋に事務所を構えていた。
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2009-12-1 0:52
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会社の数字をザックリつかむコツ(財務3表で読み解くニュースな企業)
(前回から読む)
前回のコラムで説明しましたように、会計の初心者が財務分析をする場合には見るべきポイントがあります。しかし、見るべきポイントがわかったからといって、そのまま財務諸表の細かい数字を追っていくことはお勧めしません。
私たち会計の初心者が財務諸表を分析する場合、財務諸表の数字を直接読み解くのではなく、少し手を加えて図にすることによって、多くの情報を瞬時に直感的に把握できるようになります。
これから提案する図は、膨大な数字が羅列してある財務諸表から必要かつ最低限の情報を抜き出し、イメージで会社の状況を直感的に把握できるようにしたものです。ではこれから提案する図の形を説明しながら財務分析をしていきましょう。
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2009-12-1 0:52
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日本の産業界は20年をムダにした(すべては倉庫番が知っている)
「私のやっていることは(トヨタ生産方式を生み出した)大野耐一氏の続きに過ぎない」と、エリヤフ・ゴールドラット博士は言った。
サプライ・チェーン・マネジメント(SCM)の理論を小説形式で解説し、世界で1000万部超を売り上げた大ベストセラー『ザ・ゴール』(ダイヤモンド社)の著者だ。
新刊『ザ・クリスタルボール』(ダイヤモンド社、原題『Isn't It Obvious?』)の出版キャンペーンで11月末に来日し、東京で行った講演での発言だ。
ベースはトヨタ生産方式
『ザ・ゴール』が製造業向けに制約理論(TOC:Theory of Constraints)を説いた本だったのに対し、新刊では小売業向けにロジスティクスを解説している。
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2009-12-1 0:52
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ハリウッドとSUSHI(寿司) 〜こんなの、寿司じゃねぇ?(COLD JAPAN(コールド・ジャパン))
「COOL JAPAN」から「COLD JAPAN」へ。足元の企業業績に明るさは見えるものの、世界の株価も各国の財政支援の息切れを待っていたかのように不安定になり、二番底が話題にのぼる。
冷え切ってしまったニッポンの突破口探しを狙って、「COLD」なニッポンの現状を最新の事例やケース=症例を豊富に取り上げながら理論的な切り口で分析、「COLD JAPAN」脱却と新たな成長のための〈処方箋〉の提言をめざした新シリーズ。11月に入ってもアクセスランキング上位に顔を出しており、世知辛い時代を伺わせる。
連載もいよいよ終盤、さらに身近なテーマを題材にどうすれば「COLD」を抜け出せるのか話を深めていく。
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2009-12-1 0:52
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episode:35「ニーズがあることと売れることは同じではない。顧客にサービスを届ける方法が重要なのだ」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
前回までのあらすじ
老舗 大日本鉄鋼の3人だけの部署、第三企画室は新会社、オルタナティブ・ゼロとして独立した。旭山隆児(あさひやまりゅうじ)は社長、風間麻美(かざまあさみ)は第三企画室室長、楠原弘毅(くすはらこうき)は次長だ。新規事業として風間が手がける、茅ヶ崎南製作所の案件は佳境に入りつつあった。
画像のクリックで拡大表示
風間が室長として最初の会議を招集した。
「すみませんが、今日はみなさんのお知恵を借りて、茅ヶ崎南製作所のビジネスモデルを実行に移すためのツメをやらせてください」
「結局、難しいのは、どうやって売っていくかってことですよね」
楠原がすぐにポイントを提示した。
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2009-12-1 0:52
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上海ディズニーランドが東京を超えられない理由(ニュースを斬る)
11月上旬、中国政府はオバマ大統領の訪中を前に、上海ディズニーランド(DL)の建設を認可した。
現時点で、米娯楽大手ウォルト・ディズニーは上海市政府とまだ正式に調印していないが、中国側の報道によると、2014年に上海の浦東国際空港に近い川沙鎮で開業することになっている。
拡張計画も3期にわたって予定され、最終的に米国本土を除いて世界最大規模のディズニーランドになると伝えた。
しかし、ふたを開けてみると、国家発展改革委員会から認可された開発面積は報道ベースの3割に過ぎず、東京ディズニーランドよりはるかに小さい。それどころか、世界で最も狭い香港ディズニーランドよりも小さかった。
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2009-12-1 0:52
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なぜ待機児童問題は解決できないのか(ニュースを斬る)
待機児童問題が、再び深刻な事態を迎えている。厚労省によれば、最新統計である2009年4月の待機児童数は、全国で2万5384人と昨年に比べて5834人も増加し、過去最大の増加率(29.8%)となった。また、既に来年4月の認可保育所の申し込みが始まっているが、東京都各区とも今年を上回るハイペースの申し込みが続いている。これは、いわゆる「リーマンショック」に始まる世界同時不況に伴って、夫の失業や収入低下を補おうと、乳幼児を抱える母親達がパート・アルバイトに出ていることが背景である。
しかしながら、よく見れば、待機児童数はたかが2万5000人程度である。認可保育所の定員数自体は200万人を超えているから、この程度、ちょっと努力をすれば解決できそうな数字に思われる。
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2009-11-30 1:39
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需要減退期のマーケティングとは?(小売業に夢を翔けて)
記事の最後に筆者の「特別ライブセミナー」のお知らせがあります
物が売れない時代になった。お客様は本当に欲しいものしか買わない。売れないだけでなく、売れ行きに対応するのが難しい時代にもなった。何が売れるかの予想が当たらないし、急に売れたり、急に売れなくなったりする。商品を売る小売業も、商品を在庫し物流する卸業も、商品を生産するメーカーもやりにくい時代になった。売り上げも増えないし、利益を出すのは至難の業である。
需要が旺盛な高度成長期は良かった。メーカーはマーケット調査をし、商品を企画し需要を予測すれば、結構当たったし、マスメディアで広告すれば大ヒットする商品もたくさん出た。卸業は、在庫計画も立てやすく、リスクも少なかった。
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