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ニュース見出し
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2009-12-17 1:07
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会社が壊れ社員が折れる、その前に…(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
「まさか自分がなるなんて……、最初は驚きました。でも、仕事がはかどらなかったのが病気のせいと思ったら、ホッとした部分もあったんです」
そう語るのは、今から1年ほど前にパニック障害(医師からの診断名)を患い、3カ月前に復職したA氏。知人から、「メンタルを低下させて仕事を休んでいたヤツがいるから、会って相談にのってやって欲しい」と紹介された人物である。
広告会社に勤めるA氏は48歳。第一印象は、バリバリ元気な営業マン。彼が休職を強いられるほどメンタルを低下させていたとは、外見からは全く想像できない。どちらかと言えば、ストレスに強い人、と分類される雰囲気をもつ人物だった。
「突然でした。
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2009-12-16 1:30
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第13話「利益が出て粗利率がよければ銀行はお金を貸してくれますから」(「熱血!会計物語 〜社長、団達也が行く」)
これまでのあらすじ
日野原工業創業者の日野原五郎は、豊橋で会計事務所を率いる西郷幸太に自らがガンに侵されていることを告げ、会社を安楽死させてほしいと依頼していた。
細谷真理と2人でMTC(Management and Technology Consulting group)社を立ち上げた団達也は、西郷と一緒に日野原工業のデューデリジェンスを始めた。達也は、日野原工業を買い取って電気自動車の会社に生まれ変わらせようという野心を抱いていた。
デューデリジェンスの過程で、真理は日野原工業の粗利率が高すぎることに気づいた。西郷の計算によると、15億円が製造原価から一般管理費に振り替えられていた。
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2009-12-15 0:51
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公務員の“改善訓練”で16兆円のコスト削減に成功した国(統計学者吉田耕作教授の統計学的思考術)
前回まで2回にわたり職場の人事に対して、数式を使わずに簡単なグラフを用いて統計学的に考えるとどうなるかをお話した。今後は、統計学としてもう少し基本的な数式やバラツキの概念を説明してから、身近な問題に関してもっと色々と面白い話ができるだろう。
しかし、今回はそういう事をすっ飛ばして、統計的問題解決法を用いると、現在政府の税金の無駄使いが大幅に削減できるのだというお話を技術的な説明なしにお話したい。つまり、途中の道筋は省略して、こういう道を進んでいくと、こんな事ができますよという事を示すのが今回の目的である。
多額の債務残高に悲観的になる前に学ぶべき事
民主党政権が誕生してから、矢継ぎ早に税金の無駄使い削減策がとられているようである。
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2009-12-15 0:51
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episode:37「書類運びのプロとはいったいどんなものだろう、と考えた」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
前回までのあらすじ
老舗 大日本鉄鋼の3人だけの部署、第三企画室は新会社、オルタナティブ・ゼロとして独立した。旭山隆児(あさひやまりゅうじ)は社長、風間麻美(かざまあさみ)は第三企画室室長、楠原弘毅(くすはらこうき)は次長だ。新規事業として風間が手がける、茅ヶ崎南製作所の案件は佳境に入りつつあった。
ちょっと気持ちが焦っていた。
風間さんのプロジェクトは、増資も終わって、順調に動きはじめている……と、少なくともはた目の僕にはそう見える。
画像のクリックで拡大表示
一週間の出社禁止の期間に、オヤジバンドに巡り会って、そこにビジネスがあるはずだと、社内プレゼンテーションもしたはずの自分のプロジェクトは、まだ何も前に進んでいないのだ。
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2009-12-15 0:51
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規制緩和は「既得権益」を正しく奪ったのか?(すべては倉庫番が知っている)
運輸業の規制緩和で最も得をしたのは、トラック運賃など企業向けサービス価格の下落によってコスト削減を享受した大手荷主だった。
2番目に得をしたのは規制緩和を自分の手柄にした政治家で、3番目は市場競争で勝ち組となった大手運送会社だった。米国における規制緩和政策の一般的な評価だ。
得した顔ぶれは日米同じ
米国は、日本より10年早く、1980年に運輸業の規制緩和に踏み切っている。トラック運送業では、参入規制を緩和(後に撤廃)し、免許制だった運賃を自由化した。
その結果、新規参入によって事業者数が急増し、競争の激化から運賃相場は下落した。それによって米国の産業界は年間100億ドルの物流コストを抑制できたとされている。
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2009-12-14 0:47
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儲かる小売業、損する小売業の差は?(小売業に夢を翔けて)
儲かっている小売業は、決して規模の大きな企業でない。かつての売り上げ日本一だったダイエーは、利益では日本一にはなれなかった。
営業利益率で言うと、もっと鮮明である。業態別に営業利益率をランキングすると、規模の大小と利益率の間には相関はなく、むしろ規模の大きい企業が営業利益率が低い傾向になっていることが多い。
これはメーカーなどの他産業と大きな違いである。メーカーではマーケットシェアが生産効率に影響し、規模が大きな企業ほど利益率も高く、利益額では大きな差がつくことが多いように感じる。小売業はそれがないのである。
顧客満足は規模ではない
私は、「売り場がお客様に満足されているか」が利益の差になっていると思っている。
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2009-12-14 0:47
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「成果主義もどき」から「貢献度主義」へ()
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2009-12-14 0:47
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だって、成果主義にはいろいろ弊害があるじゃないか(「成果主義もどき」から「貢献度主義」へ)
ここ数年、成果主義を否定する議論が活発です。成果主義は本当に悪なのでしょうか。
最近ではそうした否定論に異議を唱える人も出ていますが、「ではどうすればいいのか」という点では明解な答えを見出せていないのが現状のようです。語り尽くされた感さえある成果主義を巡る議論、現場の悩みを見ると、まだまだ過去のものとすることはできそうにありません。
そもそも、本来の成果主義とはどんなものでしょうか。ひとことで言えば「組織や社員各々の成果に応じて処遇すること」。つまり「頑張って大きな成果を出した人や組織には、手厚い処遇で報いる」ことを旨とするもので、「やってもやらなくても同じ」という悪平等システムの対極にあるはずです。
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2009-12-14 0:47
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第11回 日本企業は、日本らしい『第三の経営』をめざせ(武田斉紀の「企業理念は会社のマニフェスト」)
「儲かっていれば企業はエライ」は本当か
『第三の経営」』とは何か。それをより理解いただくために、まずは『第一の経営』と私が呼んでいる、「利益至上経営」からお話ししていきたいと思います。
約20年前のバブル景気や、2006年1月のライブドア・ショックの頃、「成長しない企業は悪だ」という風潮がありました。その風潮は次第にエスカレートし、「儲かっていれば企業はエライ」にまで膨らんでいたのではないでしょうか。日本人にとっては少し懐かしく聞こえますが、リーマンショックを招いたつい1年前の米国金融界もまさにそのようなムードでした。
金融大手のトップやスペシャリストたちは高額のギャラで引き抜かれてやって来ては、さらに生み出した利益に応じて青天井の報酬を得ていました。
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2009-12-14 0:47
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三越、従業員2割消滅の衝撃(時事深層)
三越が募集していた早期希望退職の結果に、流通業界が衝撃を受けた。リーマンショックから1年を経た今も、売り上げは1割以上減少。回復の道筋は見えない。政府がデフレ宣言する中、「1億総中流」の代名詞でもあった百貨店は生き残れるのか。
「これで伊勢丹による“入植”が進むのだろう」。ある百貨店関係者は三越が実施した早期退職の結果を見て、こうつぶやいた。
三越伊勢丹ホールディングスは12月1日、三越で募集していた早期希望退職の結果を公表した。退職金を最大で約2000万円上乗せする条件に、三越の従業員約6700人のうち1500人ほどが応募した。来年1月末までに、実に全社員の20%超が会社を去ることになる。
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2009-12-11 1:38
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今の銀座は、まるで20年前のハワイ(「買わない」私が、気になる売り場)
人物紹介
菊地 眞弓:レースクイーンやミスコン荒らしなど「バブルでGO」を満喫した20代を経て、今や贅沢に飽きてほとんどモノを買わなくなったアラフォー女子
WITH三波 毒夫:流通の現場に出向き、同業者や取引先と情報交換するのが3度のメシよりも好きと言う謎の中年男。「WITH」は、「お客様とともに」を意味する
たまたま出会った2人が「世の中に、気づき・幸せ・役立ちを与える」で意気投合。今日も流通の最前線を歩きます。
菊地 眞弓 先日、F3マカオグランプリ観戦に行ってきたのですが、帰りに立ち寄った香港空港は免税で購入できるにもかかわらず、高級ブランド街が閑古鳥で寂しかったな。
WITH三波 毒夫 十数年ぶりの円高だというのに?!
菊地 “まとめ買いで安価になる”お土産のコーナーのみ人がちらほらいるだけ。
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2009-12-11 1:38
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スズキ、VWと世界一連合へ(ニュースを斬る)
「日経ビジネス」12月」14日号で「三菱自・プジョーの次はスズキ?」という記事を掲載しています。この記事の締め切り後に、スズキと独フォルクスワーゲンの包括提携の基本契約が成立しました。
「うちの強みと弱みをちょうど補完できる」。12月9日、独フォルクスワーゲン(VW)との包括提携に向けた基本契約成立の記者会見に臨んだ、スズキの鈴木修会長兼社長は今回の提携についてこう強調した。
スズキは1981年から2006年まで米ゼネラル・モーターズ(GM)と提携を結び、4輪車合弁事業などに取り組んできた。当時、鈴木会長は「GMはくじら、スズキは蚊」と両社の関係を例えてきた。しかし、経営不振に陥ったGMがスズキ株を売却。
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2009-12-10 1:37
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21世紀型のリーダーを再定義する(リーダーには「型」がある)
初回に、リーダーの役割として「人材を育成すること」「変革を起こすこと」という話をしました。そして、米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、リーダーを養成しようと、熱心に人材教育に取り組んできましたし、これからもその姿勢に変わりはありません。
ただし、ウェルチ(GE前会長兼CEO[最高経営責任者]のジャック・ウェルチ氏)の言葉を借りれば、「30万人の社員がリーダーであってほしい、でも全員がマネジャーである必要はない」。リーダーとマネジャーは違うのです。
マネジャーは、基本的にはリーダーで、かつ、組織をまとめたり結果を出すチームを作ったりできるスキルを持っている人です。ここで言えるのは、GEでは原則として誰もがリーダーでなくてはならないということです。
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2009-12-10 1:37
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JALの“問題”を財務3表から読み解く(財務3表で読み解くニュースな企業)
(前回から読む)
今回から実存する企業の財務諸表を分析していきましょう。まずは日本航空(JAL)の分析です。第1回と第2回のコラムで、会計の初心者が財務分析をする場合は、同業他社比較や期間比較が不可欠だと言いました。JALの競合会社である全日本空輸(ANA)のデータと同業他社比較をしながら期間比較をしてみましょう。まずは損益計算書(PL)からです。
図1はJALとANAの最近の5年間の売上高を比較したものです。JALは2007年をピークに売上高が下がっています。一方ANAは2009年3月期を除けば、概ね増加傾向にあったことがわかります。
両社の「営業総利益」を比較してみましょう(図2)。
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2009-12-10 1:37
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会社はヒマつぶし?(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
「出世したがらない」
「常に受け身である」
「二言目には、なぜ僕は評価してもらえないんですか? と言う」
いずれも、私が幾度となく聞いた、若手社員の扱いに苦労する上司たちの悩みである。
私たちの世代も「新人類」などと呼ばれていたので、「今どきの若者は…」などとは極力言いたくないのだが、ボヤかずにはいられないほど理解不能な言動を今の若手社員はする。
つい先日も新人研修の講演会で、
「私は、この会社にどうしても入りたかったとか、今の仕事を特にやりたかったわけじゃないんです。だから、この先どうしたらいいのか、不安に思っています」と、新人サポート役の先輩たちがいる前であからさまに語る今年度入社の女性社員や、
「僕の上司は最低のヤツで、裁判でもおこしてやろうかと思うくらいストレスが溜まっています」と、その上司が誰なのか特定できるようなことを、平気で大勢の先輩や同僚の前で暴露する20代後半の男性社員に出会った。
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2009-12-9 1:44
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第12話「製造原価を巧妙に減らして売上原価を引き下げています」(「熱血!会計物語 〜社長、団達也が行く」)
これまでのあらすじ
ジェピーのエンジニアだった金子順平は、自分が書いたロボットの制御プログラムの肝心な部分を、親会社であるアメリカの大手電子部品会社UEPC社に渡さなかった。
しかし、誓約書に同意した以上、プログラムはジェピーのものだと言う団達也に諭され、金子は常務で尊敬する上司であった三沢充を通じ、UEPC社にプログラムを返すことに納得していた。
ジェピー長野工場に行き、ロボットの構造を調べ上げたつもりになっていたUEPC社生産技術部長のアンソニー・ホワイトは、本国に帰った後、ロボットに設計図通りの精度が出ないことに気づいていた。
このままでは予定した日までに生産が始められないと焦ったアンソニーは、ジェピー社長のピーター・オルセンに連絡し、開発者の金子と連絡を取って必要なプログラムを送るように言ってほしいと頼んだ。
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2009-12-8 1:12
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需要予測に頼るな。裏切られる(すべては倉庫番が知っている)
前回、紹介したように『ザ・ゴール』(ダイヤモンド社)の著者、エリヤフ・ゴールドラット博士が小売業向けにロジスティクスを解説した新刊『ザ・クリスタルボール』(ダイヤモンド社)を発表した。
クリスタルボールとは文字通り、未来を映す魔法の水晶玉のことで、そんなものはこの世に存在しないということが、物語の出発点になっている。
ゴールドラット博士によると、米国のスーパーマーケットの欠品率は20年前まで9%だったという。その後、米国では需要予測システムの開発が進み、流通業各社は多額の投資を断行した。
ところが肝心の欠品率は、現在も9%のまま全く改善されていない。投資は全くムダだったということになる。
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2009-12-8 1:12
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もっともっと「仕分け」をしましょう(COLD JAPAN(コールド・ジャパン))
先週は「SUSHI」「柔道」といった例をご呈示しながら、何故日本は「デファクト・スタンダード」をとれないまま、海外市場での商機を逃しているのかということについて議論を進めてきました。今回はこういった実例を踏まえた上で、日本企業が取り得る世界戦略を考えてみたいと思います。
唐突ですが、ここ最近報道等で喧しい「事業仕分け」について、皆さんはどう思われますか?
戦略の見えない「事業仕分け」
ノーベル賞受賞者まで巻き込み、かつテレビニュースのややセンセーショナルな映像もこれあり、「事業仕分け」については感情的な対応が目立つような気がします。
例えば、ノーベル賞受賞者のお歴々が声明を出しています。
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2009-12-8 1:12
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episode:36「時間と夢こそがプライスレスだからだ」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
前回までのあらすじ
老舗 大日本鉄鋼の3人だけの部署、第三企画室は新会社、オルタナティブ・ゼロとして独立した。旭山隆児(あさひやまりゅうじ)は社長、風間麻美(かざまあさみ)は第三企画室室長、楠原弘毅(くすはらこうき)は次長だ。新規事業として風間が手がける、茅ヶ崎南製作所の案件は佳境に入りつつあった。
「堂本さん、ガレージ村の仲間になったのは重山さんのブログがきっかけだったとおっしゃってましたよね」
画像のクリックで拡大表示
「そうなんだ。なにしろ、まったくの素人だったもんで修理に行き詰まっていてね。それで同じCB750Fの修理というキーワードでネットを検索していたら、偶然、重山のブログが見つかった。
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2009-12-8 1:12
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【第19話】言葉の習慣が人格を作る(リーダーのための“新”武士道 伝説の外資トップがあなたのメンターになる!)
もう数年前のことですが、日本コカ・コーラの関連会社の社長を務めている友人のオフィスへふらりと立ち寄ったところ、社長室の壁に1枚の額がかかっているのが目に留まりました。
何気なく読み出すうちに、私の体に電流が走りました。人との関わり合いの場で「ナルホド」と参考になる素晴らしいキーワードだったので、その場でコピーを無心して、以後大切に保管しています。
後で聞いたところによると、それは1923に社長の座に就き、約30年にわたってコカ・コーラ社の経営の采配を振るったロバート・ウッドラフ氏の言葉とのこと。原文は英語ですが、日本語を添えて内容の前半部分をご紹介しましょう。
■The Most Important Words(最も重要な言葉)
6 words
“I admit I made a mistake”(6単語:私が間違ったことを認めます)
5 words
“You did a good job”(5単語:君はいい仕事をしたね)
4 words
“What is your opinion?”(4単語:あなたのご意見は?)
3 words
“If you please ”(3単語:どうぞ)
2 words
“Thank you ”(2単語:ありがとう)
1 word
“We”(1単語:我々)
人は結局、言ったとおりの自分になる
私は常々、ビジネスパーソンが使う言葉には「光の言葉」と「影の言葉」とがあると考えています。
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