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ニュース見出し
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2009-12-28 1:22
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キャリア作りは「会社任せ」にしない、させない(「成果主義もどき」から「貢献度主義」へ)
(前回から読む)
古井 成果主義と成果主義もどきの違いもだいぶわかってきたし、貢献度主義の評価や報酬についてもイメージできるようになった。しかし、貢献度主義を採用から退職までのトータルな人材マネジメントのなかで実現するには、どうすればいいのかまだよくわからない。手っ取り早く導入できる出来合いの制度パッケージみたいなものはないのかな。
新田 パッケージ的な導入もできるかもしれませんが、あまりお勧めできません。むしろ、業種や自社の特性に即した仕組みとして、現場の当事者を巻き込みながら創っていくことが大事だと思います。一般的な制度をパッケージ的に導入しても、現場の当事者意識やオーナーシップが醸成されず、うまく運用できないでしょう。
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2009-12-28 1:22
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「型」なき企業が生きにくい時代(常盤文克の「新・日本型経営を探る」)
最近、企業の個性、それぞれの企業の「らしさ」が薄れてきたように感じます。1社が何かを始めると、他社も同じようなことをして追随してきます。例えば、「安売り」がそうでしょう。特に食に関わる分野での値下げが顕著です。
ある牛丼チェーンが値下げを打ち出すと、それに他社がすぐついてきます。スーパーの店頭では280円の弁当が目立ちますが、最近は200円に迫るものまで登場しているそうです。まさに安売りが安売りを呼ぶ状況に陥っています。はたして、こんなことを続けていて生き残れるのでしょうか。
他社が値下げをすればそれに追随し、ヒット商品が出れば似たようなものを売り出す。そんな様子を見ていると、企業の個性、企業の主張はどこへ行ってしまったのかと疑問が湧いてきます。
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2009-12-28 1:22
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もう鳩山首相をあきらめる?(ニュースを斬る)
テレビであるニュースを見ていた時のことだ。40年も昔、中学生の時に見たアメリカのSF映画「スタートレック」(1960年代にTV放映されたオリジナルシリーズ)の一場面が私の脳裏に浮かんだ。
「友愛」に満ちた優柔不断
ある惑星で超常現象に遭遇し、カーク船長が2重人格になってしまう。精神的な2重人格だけでなく、物理的にも2人のカーク船長に分裂してしまった。片方のカークは優しさに満ちた善人である。他方のカークは闘争心に溢れた冷酷な人格だ。
ところが、善人カーク船長は全く優柔不断で、指揮官としての決断力がない。一方、冷酷カークは戦略的な目的遂行のために部下の犠牲も厭わない決断をする。これを見た科学主任のスポックが例によって片方の眉をつり上げながら言う。
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2009-12-28 1:22
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空中に画面が浮かぶ(時事深層)
網膜にレーザー光を当てると、空中に17インチに匹敵する画面が浮かび上がる。この網膜走査ディスプレーを使った製品が、約1年後に登場する予定だ。生産管理や保守・点検、警備など、様々な分野での応用が期待されている。
現場から離れず、作業しながら様々な指示書を読める。NECが2010年11月の出荷を目指して開発中の「テレスカウター」は、工場などの製造現場や保守・点検の作業現場で、複雑な操作なしに指示書などを読める新しいコンピューターシステムだ。
網膜にレーザー光を照射
その最大の特徴は、「網膜走査ディスプレー」というメガネ型のディスプレーで情報が表示される仕組みだ。網膜走査ディスプレーは、ブラザー工業が開発した製品で、眼鏡のつるの部分に黒い装置が取りつけられている。
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2009-12-25 1:04
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アサヒビール、世界10強遠く(時事深層)
国内トップシェア陥落が濃厚で、成長戦略にも閉塞感が漂う。海外事業で中国の有力メーカーと組むも、主導権は握れず。このままでは「世界10位入り」の目標達成に酔える日は遠い。
「アサヒはなぜ社長会見をしないのか」。アサヒビールが恒例の年初会見を取りやめたことが、ビール業界で話題になっている。
年初会見では前年の販売実績と、今後1年の販売方針や販売計画を発表する。しかしアサヒは国内ビール系飲料のシェアで、9年ぶりに首位陥落する可能性が濃厚。このため荻田伍社長自らが敗戦の弁を述べる場を回避したのではないか、と見る向きもある。
アサヒ側は「12月にグループ中期経営計画の発表会見を開いた直後で、内容が重複するため」と話す。
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2009-12-25 1:04
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宙に浮く約1000人分の臍帯血(ニュースを斬る)
顧客から預かった約1000人分もの臍帯血が現在、宙に浮いている。臍帯血バンク事業を行ってきたベンチャーが2009年10月中旬に破産したためだ。倒産に至る1年半余りの過程では上場企業の不正会計疑惑とも絡み合う怪しげな人脈が暗躍、“究極の個人情報”を預かる民間バンクの心許ない危機管理体制が浮き彫りとなっている。
倒産したベンチャーは茨城県つくば市に本社を置く「つくばブレーンズ」。臍帯血の分離・保管事業を目的に1998年に設立された。筑波大学との技術協力を売り物に事業を展開、国内最大規模となる10万検体分の保管施設を自社で建設するなど、積極経営を進めてきた。
同社が保管を手掛けた臍帯血とは、新生児のへその緒や胎盤から採取する血液のこと。
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2009-12-24 0:42
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人生の1割だけ、超マジでやりぬく!(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
すごいことになっている。「ゆとり世代」に合わせて、新人教育のやり方まで変えている企業があるという。
前々回のコラム「会社はヒマつぶし?」で、「企業は『いい人材を!』と言っていながら、自分たちにもない能力を新卒社会人に求めているのではないだろうか」との私的見解を述べたばかりだが、その番組を見ていて、企業の求める「いい人材」の意味がますますわからなくなってしまった。
先週の金曜日にNHKで放送された『“ゆとり”と言われる若者たち』(番組HPはこちらから)という番組である。
「ゆとり世代」は、1987年4月2日生まれ以降で「ゆとり教育(=2003年度学習指導要綱による高校教育)」を受けた世代を「ゆとり第一世代」と位置づける場合と、1984年度生まれで土曜日の休みを経験している世代を指すことがあるようだが、この番組では後者を取り上げているようだった。
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2009-12-24 0:42
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負け越さないくらいが一番強い(鈴木義幸のリーダーシップは磨くもの、磨けるもの)
コーチングのトッププロである鈴木義幸氏が、各界で活躍するリーダーやリーダー論者と語り合う。今回はNHK大河ドラマ「天地人」の原作者・火坂雅志氏とともに時代を超えて求められるリーダーシップについて論を展開した。
60冊以上もの歴史小説を書き続けてきた火坂氏は、戦国武将が実践してきた数々の心得を紹介する。武将たちにとっても確固たるリーダーシップをもつことは、乱世を生き抜く上で不可欠だったようだ。武田信玄や上杉謙信ら、名将が遺した言葉は、現代の乱世において、より一層の輝きを増している。
この記事は、2009年10月21日に都内で行われたコーチA、ジャパンタイムズ共催イベント「経営者のための 乱世を生き抜く“リーダー”とは」の内容の一部を再構成したものです(進行は、ジャパンタイムズ編集局次長の大門小百合さん)。
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2009-12-24 0:42
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「松井MVP」はカネで買った?(下)(鈴木友也の「米国スポーツビジネス最前線」)
これまでのコラム【「松井MVP」はカネで買った?(上)(中)】で、金持ちチームがプレーオフ進出を独占するMLBの現状を解説してきました。「持てるチーム(金持ちチーム)」と「持たざるチーム(貧乏チーム)」の格差を解消するはずだった収益分配制度が、逆に格差を固定化している現実があります。リーグから受け取る分配金という「不労所得」を当てにしてしまうために、結果として球団経営に甘えの構造を生み、そのカネが選手補強に使われていないわけです。
今回は、これまで解説してきた収益分配制度と並び、戦力均衡を実現する柱として設置された課徴金制度のメカニズムや問題点について解説してみようと思います。
なぜMLBは戦力均衡しないのか
米国プロスポーツには、「サラリーキャップ制度」と呼ばれるルールがあります。
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2009-12-22 1:23
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吉越浩一郎の「結果の出る会議」()
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2009-12-22 1:23
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売上高を5倍にできた最大の要因は会議です(吉越浩一郎の「結果の出る会議」)
私が社長を退任するまで、トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、19年連続して増収増益を達成しました。この間に、売上高は5倍の規模になりました。バブル崩壊があり、厳しいデフレ不況があったにもかかわらず、です。なぜ、これほど長期にわたって会社を成長させられたのか。その最大の要因は「会議」にあったと私は考えています。
経営者としては、売り上げを伸ばし、利益を伸ばすことは義務だと思っています。しかし、「売り上げを伸ばせ」「利益を伸ばせ」と部下に言い続けたところで、伸びるわけではありません。それで伸びるならみんなに言ってさえいればいいことになります。
バブル崩壊もデフレも「会議」で乗り越えた
大事なことは、「やるべきことをきちんとやる」ということです。
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2009-12-22 1:23
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episode:38「彼らは、バンドをやっていることを誰かに褒めてもらいたいのだ」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
前回までのあらすじ
老舗 大日本鉄鋼の3人だけの部署、第三企画室は新会社、オルタナティブ・ゼロとして独立した。旭山隆児(あさひやまりゅうじ)は社長、風間麻美(かざまあさみ)は第三企画室室長、楠原弘毅(くすはらこうき)は次長だ。風間の案件が佳境に入りつつのを片目に、楠原は焦りを感じ始めていた。
野毛で飲んだくれた風間さんと僕は、いつものように、ほろ酔い気分で桜木町駅に向かっていた。
画像のクリックで拡大表示
「渡れる!」
駅に向かう最後の交差点で、よせばいいのに、点滅し始めた青信号を見て、風間さんが走り出した。
6車線の広い道路を渡り終わる直前、何の予備動作も見せず、赤ん坊のようにバタンと倒れ込んだ。
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2009-12-22 1:23
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【最終話】リーダーが心を若々しく保つ4つの妙薬(リーダーのための“新”武士道 伝説の外資トップがあなたのメンターになる!)
2009年も残り少なくなりました。今年2月から始まった当コラムも、実は今回が最終話。有終の美を飾るにふさわしいテーマをあれこれ考えた末、やはり年の瀬には「年」にまつわる話で締めくくるに限る、という結論に至りました。
そんなわけで、今回は私たち人間の年齢というものについて考えてみたいと思います。
3つの年齢
人間の年齢には3つの種類がある、と私は考えています。
■暦年齢
1つ目はごくシンプルな“暦(こよみ)年齢”。例えば1936年9月13日生まれの私にとっては、誕生日はこの日しかあり得ません。
どうやら一部の女優やタレントの中には、自分の本当の暦年齢から大幅に割り引いた別の暦年齢を称している人もいるようですが、「天知る 地知る 己知る」で、誰にとっても正しい暦年齢はたった1つだけ。
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2009-12-21 2:13
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「皆が満足する評価」なんてあり得ない(「成果主義もどき」から「貢献度主義」へ)
(前回から読む)
成果主義に懐疑的だった古井部長も、新田課長の説明によって、成果主義に関して誤解や先入観を持っていたことに気付いた。誤解が解けるにつれて、本来の成果主義とはどんなもので、それを実現するにはどうすればいいのか、という切実な疑問で頭がいっぱいになってきていた。
本来の成果主義は「貢献度主義」と言うべき
古井 新田君の説明のおかげで、自分が成果主義に対して誤った認識を持っていたことがだいぶわかってきた。私が成果主義だと思っていたものは成果主義もどきでしかなかったんだな。
そう考えると、我が社でも早く本来の成果主義というものを実現する必要があると思えてきた。でも本来の成果主義というのはどう考えて、どうやって実現したらいいんだろうか。
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2009-12-21 2:13
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【最終回】社長と社員が共に自己実現をめざす『第三の経営』(武田斉紀の「企業理念は会社のマニフェスト」)
前回のコラム、「第11回 日本企業は、日本らしい『第三の経営』をめざせ」では、長らく外の世界を知らなかった日本企業が、欧米、特に米国の考える経営の影響を大きく受けてきたこと。中でも理念やポリシーを明確にもっていなかった企業は妄信してしまったことに触れました。
前回のコラムから読み直したい方はこちらから
バブル期、いえ高度成長期にはすでに始まっていた『第一の経営:利益至上経営』。そして第一の経営の次なる姿として、同時に人間がもつ次なる欲求として発生した『第二の経営:名誉追求型経営』。
しかし、これらの経営では満たされない人間本来の欲求がありました。心理学者マズローが『欲求5段階説』で最後にあげた「自己実現の欲求」です。
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2009-12-21 2:13
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スズキへ追加出資、「時間の問題」(時事深層)
スズキと提携した独フォルクスワーゲンのヴィンターコーン社長が戦略を明かした。エンジンの相互供給や技術者の交流などを通じ、「2010年中には具体的な効果を出す」。19.9%というスズキへの出資比率の引き上げには強い関心を示す。
独フォルクスワーゲン(VW)とスズキの包括提携で、世界最大の自動車メーカー連合が誕生する。ドイツの“国民車”は、日本の“小型車の雄”と組み、何を狙うのか。VWのマルティン・ヴィンターコーン社長が語った。
急ピッチで提携をまとめたVWのヴィンターコーン社長(右)と鈴木修・スズキ会長(写真:菅野 勝男)
「スズキとVWの組み合わせは非常にいい。スズキはインドで高いシェアを持ち、中国では我々が最大手。
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2009-12-18 1:23
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そのレコメンド、空気を読んでいます?(購買行動を創造する「通販のヒミツ」)
「毎度、遅れてごめんなさい〜!」。榊理恵が、バタバタとお店に駆け込んできた。「お疲れ〜、先に頂いちゃってま〜す」とワイングラス片手に、何やらおつまみを頬張っている中津川あや。「まぁ、座ってよ」といつも冷静な藤野香織。
隔週金曜日の夜。お決まりのダイニングカフェに集まる3人が一番盛り上がるのは、オシャレの話でもなく、恋バナでもない、いつも「通信販売」に関する話題。名づけて「ツーハン・エンジェルズ」。
今日はどんなトピックスで盛り上がるのか? 3人の名づけ親でもあるマスターは、いつものように彼女らの話をカウンターの内側で静かに聞いている。
「ところで、あや。その大きなデパートの紙袋は何?」と理恵があやの隣に置いてある、大きな紙袋を見て尋ねた。
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2009-12-18 1:23
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【隠れた世界企業】どら焼きが運ぶ米子の夢(時事深層)
「どら焼きを米子の名物に」を合言葉に躍進する和菓子メーカー。米国市場を足がかりに、世界15カ国以上に販売網を広げた。稼いだ外貨で地元鳥取の地域活性化にも取り組む。
♪どら どら 大好き どらやきー
あんことケーキがベストマッチ
どら どら 大好き どらやきー
和菓子の人気 ナンバーワン♪
「大好き!どらやき」と題したテンポのいい音楽に合わせて、子供たちが公園で踊る。歌とダンスを使ったどら焼きのPRに力を入れるユニークな和菓子業者が今、世界15カ国以上で人気を集めている。
丸京製菓は、鳥取県米子市にある和菓子メーカーだ。品揃えは、どら焼きをはじめ栗饅頭、もみじ饅頭、最中や生菓子など全部で30商品群。
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2009-12-18 1:23
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八ツ場ダムのムダとは、何だったのか?(ニュースを斬る)
政権交代直後にあれほど騒がれた八ツ場ダム問題はその後どうなったのか。一時はテレビのワイドショー番組でも頻繁に取り上げられたが、今では一般市民の関心から埒外に置かれてしまった感すらある。
そんな中、国土交通省に「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」(以下、「あり方会議」)が設置された。あまり注目度の高くない会議だが、議論の行方によっては防災に対する考え方が大きく変わり、八ツ場ダム中止宣言どころの騒ぎではない大転換を迫る可能性もある。
想定は「200年に1回」の洪水
「コンクリートから人へ」のスローガンを掲げ、ムダな公共事業の削減を前面に打ち出す民主党政権が真っ先にやり玉に挙げたのが群馬県内で工事が進む八ツ場ダムだった。
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2009-12-17 1:07
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「コールド」から脱する3つの仕分け作戦(COLD JAPAN(コールド・ジャパン))
冷え切ってしまったニッポンの突破口探しを狙って、「COLD」なニッポンの現状を最新の事例やケース=症例を豊富に取り上げながら理論的な切り口で分析、「COLD JAPAN」脱却と新たな成長のための〈処方箋〉の提言をめざした新シリーズ。11月のアクセスランキング上位にもランクインしており、注目を集めている。
連載はいよいよ最終ラウンド、具体的にどうすれば「COLD」を抜け出せるのかまとめていく。国内市場の凋落を前に気分新たにこれからの成長を模索している企業の経営幹部やキーパーソンの方々のヒントになれば望外の喜びである。
「この筆者は美学が無い」
第7回掲載早々に頂戴したコメントで、筆者の心は折れました・・・。
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