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ニュース見出し
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2010-2-2 1:43
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「交通基本法」がやって来る(すべては倉庫番が知っている)
民主党政府が交通運輸行政の憲法となる「交通基本法」の制定を進めている。今年6月をメドに検討会の答申をまとめ、次期通常国会に法案を提出する見通しだ。
民主党は2002年と2006年にも社民党と共同で同法案を国会に提出しているが、いずれも審議未了で廃案となっている。しかし、与党となった今回は成立する可能性が高い。
民営化と規制緩和、そして道路整備重視という流れが逆転する。自民党政権時代の交通運輸行政から180度転換することになる。
国民の移動する権利
当然、物流は大きな影響を受ける。輸送機関の公営化と事業規制の強化が進む。モーダルシフトによる環境負荷低減も促進されるはずだ。
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2010-2-2 1:43
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第2回 SAMURAIは「価値のないもの」に敏感であれ(「オトコらしくない」から、うまくいく)
仕事をしていく上で、世の中に「自分を知ってもらう」ことの大切さ、そしてそれが「重要だね」と分かってもらうことの難しさを、前回の「『佐藤可士和』は偶然ではない」で、佐藤可士和(クリエイティブスタジオ「SAMURAI」代表)さんのパートナーにしてSAMURAIのマネージャー、佐藤悦子さんから伺いました。
言われてみれば当たり前のこと。でも、「企業」「組織」「製品」を世の中に知ってもらうために引く手あまたの、佐藤可士和さんですら、最初は理解できなかったことでした。「なぜ僕が、仕事と直接関係のない仕事を」と訝り、その意味と価値を実感するまで相当の時間がかかったとのこと。それも、傍らで「今の貴方はこう見えている。
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2010-2-2 1:43
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episode:42「だから会社は小さくなければならない」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
前回までのあらすじ
老舗 大日本鉄鋼の3人だけの部署、第三企画室は新会社、オルタナティブ・ゼロとして独立した。旭山隆児(あさひやまりゅうじ)は社長、風間麻美(かざまあさみ)は第三企画室室長、楠原弘毅(くすはらこうき)は次長だ。休止していた高炉が再稼動するというニュースに、旭山は日本の来し方行く末を思った。
「コーキくん、なんだかうれしそうじゃない」
あたふたとオフィスにもどって来た楠原を風間が茶化した。
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この二人、先輩後輩、上司と部下だが、時々、女子学級委員とクラスの男子くらいの関係に見える。
小学校6年生では早熟の女子の方が身長も精神年齢も高くて、学校で何ごとにも主導権を取ったりする。
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2010-2-2 1:43
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郵政民営化見直しを凍結せよ元郵便局長からの提言(ニュースを斬る)
民主党の小沢一郎幹事長の元秘書、石川知裕衆院議員の逮捕を受けて始まった通常国会。鳩山由紀夫首相の資金管理団体を巡る偽装献金事件もあり、通常国会は「政治とカネ」の問題一色となっている。
もっとも、通常国会ではいくつかの法案が提出される。その1つが「郵政改革法案」。政府は郵政事業見直しの原案を月内にまとめ、郵政改革法案を通常国会に提出する見込み。現行の5社体制の再編に加えて、郵便貯金の預入限度額(1000万円)の引き上げ、郵便窓口でのパスポート交付や年金記録の確認サービス、チケット販売などの新規業務などが議論されている。
政府が進める郵政民営化見直しに、異論を唱える元特定局長がいた。
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2010-2-2 1:43
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検察の「暴発」はあるのか(上)(ニュースを斬る)
昨年10月以降、新聞等でたびたび報道されてきた小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の不動産取得をめぐる政治資金問題は、1月13日に同会の事務所の捜索等の強制捜査、15日には、小沢氏の元秘書で同会の会計担当者だった石川知裕衆議院議員ら3名が逮捕されるなど、年明けから東京地検特捜部の捜査の動きがにわかに本格化し、23日には、小沢氏本人の事情聴取が行われた。
昨年9月の政権交代後初めての通常国会をめぐる政局を大きく揺るがしてきたこの問題も、2月4日の石川議員らの勾留満期という大きな節目を迎える。報道されているように、検察が小沢氏の再聴取を見送る方針だとすれば、捜査は最終局面に入ったと言えよう。
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2010-2-1 1:42
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第3回 仕事の「やりがい」と「生きがい」は別?(武田斉紀の「よく生きるために働く」)
「大人はなぜ働くの?」の答えは人それぞれ
【これまで取り上げたテーマ】
第1回 子どもに「大人はなぜ働くの?」と聞かれたら
第2回 「どんな仕事にもやりがいは見つかる」は本当か
前回コラムにもたくさんのご意見をちょうだいした。本気、本音で書かれたご意見ばかりで、ありがたく一つひとつ読ませていただいた。
今回は、中でも2つのことに触れたいと思う。1つは第1回のテーマ「子どもに『大人はなぜ働くの?』と聞かれたら」の答えだ。
いただいたコメントは大きく2つに分かれていた。働くのは「生活のため、生きるためだよ」、それ以外にないというものと、「生活のため生きるためだけれど、働くことで人はやりがいや生きがいだって感じられるんだよ」というものだ。
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2010-2-1 1:42
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ウィルコム再建、法的整理も浮上(時事深層)
“稲盛銘柄”であるPHS会社ウィルコムの再建処理が大詰めを迎えている。
日本航空で救世主となり、困ったウィルコムを政府に押しつけるとの見方は短絡的。
企業再生支援機構を活用との報道の裏に、法的整理・会社分割の影がちらついている。
日本航空の再建に乗り出し、一躍脚光を浴びた「企業再生支援機構」。設立当初の「地域にある中小企業の再建支援」という主目的はどこへやら。第2号案件として浮上してきたのも、財界大物が関与するPHS会社、ウィルコムだった。
日航の立て直しでは、政府と支援機構が新CEO(最高経営責任者)に稲盛和夫・京セラ名誉会長を招聘した。政権与党の実力幹事長、小沢一郎氏に近い財界人としても、つとに有名な人物だ。
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2010-2-1 1:42
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経団連よ、どこへ行く(時事深層)
日本経団連の次期会長に米倉弘昌・住友化学会長が就く。有力候補者は次々と消え、消去法で選ばれたとの見方が強い。にじむ財界総理ポストの軽さ。経団連の存在意義が問われる。
1月中旬、日本商工会議所名誉会頭の山口信夫・旭化成会長は岡村正会頭(東芝相談役)と面会し、“約束”を守ってもらえるのかを質した。
約束とは日商会頭職を2期6年務め上げること。岡村会頭の就任は2007年。つまり2013年まで続けるか、山口名誉会頭はその意思を聞いた。岡村氏は「続けます」と返したという。この時、日本経済団体連合会の次期会長に、岡村氏と同じく東芝出身の西田厚聰会長(経団連副会長)が就くシナリオは消えた。同じ企業が財界トップを2人出すことはあり得ないからだ。
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2010-1-29 0:40
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ユニクロやアマゾンは、「買う」行為も楽しい(購買行動を創造する「通販のヒミツ」)
「ねー、見て見て! 買っちゃったあ!」。ダイニングカフェに入るなり、中津川あやが、嬉しそうに新品のバッグをカウンターに置いた。「前から欲しがっていたアレね」と、藤野香織がグラス片手ににっこりと微笑む。「いつものお店で買ったの?」。
「う、うーん。あそこは正規のブランドショップでしょ? 今さらだけど、ちょっとでもお安くて、お得なほうがいいかも、って・・・。つい、量販店で買っちゃいました」と、あやは少しばかりきまり悪そう。「あら、『私はこのブランドが大好きだから、私はあの正規のショップで買う。それがブランドの価値を守るって言うことよ!』って宣言していたじゃない?」と香織は追い打ちをかける。「だ、だって・・・」とあやは言い訳しようとすると・・・。
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2010-1-29 0:40
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イノベーションとは、後から「あれがそうだったのか」と気づくもの(常盤文克の「新・日本型経営を探る」)
近頃、「イノベーション」という言葉を目にする、耳にする機会が多くなりました。リーマンショック後の閉塞感を打ち破って経済に革新を起こしたい──そんな気持ちの表れなのかもしれませんが、どうも言葉だけが一人歩きしているように思えてなりません。
国や企業がイノベーションの重要性をいくら叫んでも、大きなイノベーションを起こすことは容易ではありません。しかし、イノベーションにつながるような小さな芽は、研究や生産の現場に、また顧客と市場の接点にたくさんあります。そこで問題は、これらの芽をどう育て、どうつないで、イノベーションという花を咲かせるかです。
イノベーションにも大小さまざまあります。最初から画期的な大きなイノベーションを狙うのは難しくても、小さな芽を上手に組み合わせて生かしてやれば、小型か中型のイノベーションなら起こせるでしょう。
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2010-1-29 0:40
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誰のための公益通報保護か(時事深層)
不正告発者が不利益を被らないようにする公益通報者保護法。同法の矛盾点を浮き彫りにする判決が東京地裁で下った。「抜け穴だらけ」とされる同法を見直す契機となるか。
「原告の請求はいずれも棄却する。訴訟費用は原告の負担とする」ーー。
1月15日、東京地方裁判所。田中一隆裁判官は主文だけを読み上げると、判決理由などの朗読を省略し、足早に姿を消した。
オリンパス社員が完敗
原告でオリンパスの現役社員、濱田正晴氏は茫然としたが、すぐに気を取り直して、控訴する方針を固めた。「私は間違ったことはしていない」。
判決後、支援者に経緯を報告したオリンパス社員の濱田正晴氏(中央)
濱田氏によると経緯はこうだ。
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2010-1-28 0:48
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プロより儲かる大学スポーツ(下)(鈴木友也の「米国スポーツビジネス最前線」)
(前回から読む)
前回のコラムでは、大学スポーツがプロ顔負けの規模のビジネスとして成長しており、とくにアメリカンフットボール(アメフト)部が大学運動部からの全収入の大半を稼ぎ出している構造を解説しました。
例えば、今年、学生アメフトで全米チャンピオンになったアラバマ大学を例に挙げると、19ある運動部からの収入(2007〜08年シーズン)は約8890万ドル(約80億円)でしたが、そのうちアメフト部からの収入はその3分の2に当たる約5740万ドル(約52億円)にも及びます。同部のニック・セイバン監督の年俸400万ドル(約3億6000万円)も、こうした巨額の収入があるから可能になっているわけです。
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2010-1-28 0:48
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ANA客室乗務員は見た! JAL全盛期の“光”と“影”(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
書くべきかどうか散々悩んだ結果、やはり書くことにします。私がANAの国際線の客室乗務員(CA)として勤務している時に感じていた、JALとANAの“違い”についてである。
迷った理由は、二つ。一つは、私が勤務していたのは4年間だけだったということ。二つ目に、CAは専門職であってその限られた空間での出来事に基づく考察であり、しかもJALについては、“きっと”や“らしい”という憶測情報も含まれているからである。
だが少し見方を変えて考えてみると、現場で実際に“感じたこと” は研究材料としては至極好材料であり、私が感じたことを企業研究に置き換えてみれば4年間は十分過ぎる期間でもある。しかも、ANAという会社にもJALという会社にも、さほど強い思い込みを抱いていない、キャリア志向が高くもないイチCAの“感じた”出来事にはあまりバイアスがかかっていない。
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2010-1-27 1:19
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第17話「在庫を下請け会社から仕入れた商品に見せかけたんです」(「熱血!会計物語 〜社長、団達也が行く」)
これまでのあらすじ
団達也は会計士、西郷幸太の紹介で日野原工業を買い取ることを決め、社長の日野原五郎が入院している病室で株式譲渡契約書に署名した。日野原は膵臓ガンに侵されており、手術を翌日に控えていた。
しかし、日野原は巧みに決算書を操作していた。達也と西郷はその“からくり”をまだ解明できていなかった。
ジェピーのロボット技術者だった金子順平は、親会社となった米国の大手電子部品会社UEPCのやり方に不満を覚えて会社を辞めた。その時、金子はロボット制御の要となるプログラムを勝手に社外に持ち出していた。
深夜、金子が帰宅すると玄関前で2人の男に誰何された。金子はとっさにその場から走り去った。
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2010-1-27 1:19
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「うまくいっているアイツ」に嫉妬しても疲れるだけで何も生み出しません(ジャパネットたかた 高田明の「みなさんの相談に乗りましょう」)
質問
自分と他人を比べてしまいます。仕事がうまくいっている友人を見てうらやんだり、自分はこのままでいいのかと落ち込んだり…。その度に自己嫌悪に陥ります。
(33歳、男性、販売)
正論を言いますと、これはもう、日ごろから「他人と自分を比べないようにする癖」をつけるしかありません。仕事であれプライベートであれ、いつも「ほかの人に勝ったか負けたか」ばかり意識していると楽しくないですし、上を見ても下を見てもキリはありません。自分は自分、他人は他人です。
ジャパネットたかたもみなさんに名前を知っていただけるようになってからは、ほかの通販会社や家電量販店などと比較されることが増えました。経営するうえで、経済状況や周囲の情報を勉強しておくことは必要です。
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2010-1-26 1:09
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「オトコらしくない」から、うまくいく()
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2010-1-26 1:09
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第1回 「佐藤可士和」は偶然ではない(「オトコらしくない」から、うまくいく)
自分の仕事の枠や殻を越える、破るのは、だれにとっても難しい。今までの働き方じゃダメなことは分かっても、新しい方法を試すには勇気以上の何かが必要だ。それにはまず、今までの自分を外から眺めて、考えること、ではないだろうか。でもこれだって相当難しい。毎日鏡をのぞき込んでもオトコたちは「ヒゲばかり見て、顔のシワを見ない」のだ。
この連載では、従来の「まっとうな、普通な、誰もが認めやすい」、いわば「オトコらしい」働き方をあえて外から見直して、殻を破った、破らせた人々のお話を、時には母、時には妹、そして時にはアニキの凄腕インタビュアー、清野由美さんにざっくばらんに紹介していただく。
まず登場するのは、ユニクロを手がけたことで知られるアートディレクター、佐藤可士和氏…ではなくて、彼のマネージメントを担当する、佐藤悦子さん。
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2010-1-26 1:09
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社員が判断力を磨ける教育の場になります(吉越浩一郎の「結果の出る会議」)
聞くところによれば、会議というのは眠くなるものだ、という会社も少なくないようです。そういえば、第2回「会社の悩みを解決してくれる早朝会議とは?」でご紹介したベストセラーになった会議マニュアルの本にも、驚くべきフレーズが書かれていました。会議では眠らないように気をつけましょう、と。
それは笑い話としても、これまで解説してきた、私が前いた会社の早朝会議では、参加していて眠ることなど、ありえないことでした。
毎回が真剣勝負、緊張感にあふれた会議
全社の議題を扱っていた早朝会議にせよ、他の会議にせよ、すべての会議は緊張感にあふれたものでした。単なる報告会や自分の意見を適当に述べる場ではありません。
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2010-1-26 1:09
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episode:41「世の中には、自分の食い扶持が稼げない人間と、人の食い扶持まで稼ぐことのできる人間がいる。」(第三企画室、出動す 〜ボスはテスタ・ロッサ)
前回までのあらすじ
老舗 大日本鉄鋼の3人だけの部署、第三企画室は新会社、オルタナティブ・ゼロとして独立した。旭山隆児(あさひやまりゅうじ)は社長、風間麻美(かざまあさみ)は第三企画室室長、楠原弘毅(くすはらこうき)は次長だ。休止していた高炉が再稼動するというニュースに、旭山は日本の来し方行く末を思った。
「大日本鉄鋼、これから先、大丈夫なんでしょうか」
パソコンから顔を上げて、急に風間麻美がつぶやいた。
「いきなりすごい心配をし始めたな。オルタナティブ・ゼロの心配はないのか」
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思わず苦笑しながら旭山隆児が答える。
「うちの会社は、全部、財務状況を把握してますから、どのくらい危なくてどのくらい大丈夫か、わたしなりに分かってます。
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2010-1-26 1:09
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JAL再建計画に信憑性なし(時事深層)
京セラの稲盛和夫・名誉会長が日本航空の会長に就任、再建の陣頭指揮を執る。カリスマ登板の背景は民主党との絆。体裁優先で、効果的な経営体制は二の次か。再建計画も実は形式的な内容で、再生は怪しい。2次破綻も視野に入ってきた。
会社更生法の適用を申請した日本航空の会長職に、京セラ創業者の稲盛和夫名誉会長が就任を内諾した際、メディアはこぞってその経営手腕を高く評価した。
稲盛氏は京都のセラミックメーカーで技術者として働いていたが、1959年、27歳の時に独立して京都セラミック(現京セラ)を設立。同社を連結売上高で1兆円を超える企業に育て上げた。84年には通信の自由化をにらみ、いち早く通信事業に参入。
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