中国当局は、日本の揺れる政情−−今回の解散−−をどう認識しているのか。日本人は、これを的確に理解すべきである。向き合っている相手の認識を知らなければ、外交などできない。外交を支える強かな世論など作れない。

高倉健さんの訃報に、中国人の心は大きく揺れた。メディアやSNSには哀悼の言葉が溢れ、外交部報道官までが異例の哀悼コメントを出した。何故、健さんはこれほどまでに中国人に愛されたのか。

ドイツでも反ユーロ政党が力を伸ばし始めている。「Alternative fur Deutschland（AfD）」が今秋に行なわれた複数の州議会選挙で相次いで2ケタの得票を得た。メルケル政権の脅威となる可能性がある。

中国の習近平国家主席が提唱する「シルクロード構想」は、ユーラシア大陸を横断する東西交易の道を現代に蘇らせる取り組みだ。その交易路の要となるのがカザフスタンである。中国と共同で国境に自由貿易地域を開発中だが、視界良好とは言い難い。

韓国のチェ・キョンファン副総理兼企画財政部長官が「韓国はデフレの入り口にさしかかっている」と発言し、騒ぎになっている。サービスを除く生産者物価指数は2012年6月以降27カ月連続で下落している。

韓国の毎日経済新聞が、低い出産率を引き上げるため保健福祉部が独身者に税金を賦課するペナルティー政策を検討していたと報道した。韓国中が「そんなのあり得ない」と大騒ぎになった。

米軍が空爆で破壊してきたのは、イスラム国の持つ車両や砲台や訓練キャンプなど、上空から見えるターゲットばかりだ。初期段階では目に見える目標を攻撃してきたものの、その後は出撃しても4回に1回程度しか爆弾を落としていないという。

米ニューヨークの名門ホテル、ウォルドルフ・アストリアが中国企業に買収されたが、今年に入って中国企業による米国企業のM&Aが急増している。続々と押し寄せるチャイナマネーの狙いは何か。

韓国はなぜ、法治国家を目指さないのだろうか。他国を戸惑わせる法の恣意的な適用などの背景には「儒教」「徳治」などのキーワードが浮かぶ。京都府立大学の岡本隆司准教授と読み解く。