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ニュース見出し
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2009-3-27 0:49
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欧米企業が動けない今、魅力を増すサウジ・ビジネス(世界鑑測 田中保春の「サウジ・新潮流」)
世界的な金融危機に伴う景気後退が進む中、中国の景気刺激策や内需拡大に期待する中国頼みのビジネスマンが増えている。だが、中東と北アフリカ市場、中でもサウジアラビア市場にはぜひ注目してほしい。
昨年後半から、リヤドを訪問される日本人ビジネス関係者が増える傾向が続いている。会話には元気がない日本の話題が多い。日本のメディアを見ても同様だ。一方、当地のサウジアラビア企業や日系企業の方々と話をすると、俄然元気であり、中には今年度の売り上げ目標を、早くもこの時期に確保した企業まで出てきた。
先月、サウジアラビア通貨庁(SAMA)の新総裁に就任したアル・ジャーセル副総裁(当時)は、「サウジアラビアは世界的金融危機による景気後退から海外のどの国よりも早期に回復する」と強気の見通しを語った。
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2009-3-27 0:49
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最終回 ネットが生み出す「中国式民主主義」(ネットは「中国式民主主義」を生むか?)
前回も触れたように、2009年1月14日にCNNIC(中国インターネット情報センター)が発表した「中国互聯網(インターネット)発展状況統計報告」によれば、中国の2008年末における網民(ネット市民)の数は2.98億人に達した。
これは群を抜いた世界一の数値であるだけでなく、前年度比が41.9%増であるというから、これもまた前代未聞の成長ということができよう。ネット新聞の購読者は2.34億人。自分のブログを持っていて日々意見を発表している網民の数は1.62億人に達しているので、中国人の8人に1人が自分のブログを持ちネット言論を形成している計算になる。
8人に1人がブログ、農村への浸透も進む
今まで網民は都市に集中する傾向にあったが、今般の調査による農村網民の数は8460万人に達しており、農民人口を7億と考えたとき、農民におけるネット普及率は12%になる。
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2009-3-27 0:49
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中国は大丈夫か[77]ここで仕事する夫の顔は死んでいない〜中国で活躍する日本人シニア(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
退職後も働き続けたい。そう願う読者は多いはずだ。人間の能力は本来、年齢や国籍とは関係がない。日本に仕事がないなら、海外に職を求めるのも1つの選択だろう。
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1999年9月6日号より
発展途上の中国は、確かな知識と経験を持つ人材を求めている。自ら決断して中国で働く、日本人シニア3人を紹介しよう。武器は豊富な知識と経験、そして忍耐力だ。=文中敬称略
(田原 真司=香港支局)
24時間OKの“総務部長”星井 清氏(71歳)日技城・行政経理
「願ってもない話だ。明日からでもすぐ深センに来てください」。
電子機器メーカー・宮川香港社長の石井次郎の意外な返事に、星井清はとまどった。
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2009-3-27 0:49
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こんな番組があるから株式投資は熱い(茂木崇の「タイムズスクエアに魅せられて」)
元ヘッジファンド・マネジャーのジム・クレイマーがホストを務めるCNBCの投資指南番組「マッド・マネー」。クレイマーが金融市場について熱く語る番組である。
CNBCの人気の投資指南番組「マッド・マネー」のホストを務めるジム・クレイマー
「CNBCはなぜマーケットに影響力を持つのか」の取材でCNBC本社を訪ねた時、「クレイマーに興味はあるか?」とCNBCの広報責任者に聞かれ、何と答えたものか私は一瞬迷った。興味は非常にある。カルト的人気を誇る人だ。だが、彼は感情が爆発すると机をドンドン叩くは、セットを投げるは、おっかないところがある。下手な質問をして怒鳴られはしないだろうか。
とはいえ、このチャンスを逃すのはもったいなく、CNBC本社に再び出かけて番組の収録を見学し、恐る恐るインタビューもしてきた。
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2009-3-27 0:49
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アメリカンドリームは終わったのか?(インド発 Business Today)
「An American dream gone sour」
専門職のインド人たちは、米国で働く夢を諦めざるを得なくなるかもしれない。米国では失業率が急上昇し、景気見通しも悪化している。それに追い打ちをかけるように外国人専門職の就労ビザ「H1-B」の発給規制が強化された。これは米国で外国人専門職が歓迎されていないことをはっきりと示すものだ。
米上院は2009年2月初頭、政府の救済を受けている企業を対象に規制をかけた。過去6カ月に米国人従業員を解雇している場合には、H1-Bビザ発給によるインド人など外国人の採用を禁止したのだ。これは雇用環境の悪化と、2009年1月の失業率が危険区域に達したため取られた処置。
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2009-3-26 0:24
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中国は大丈夫か[76]外資受難はこれから本番〜それでも中国で作りますか?(4)(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
中国は輸出大国への道を突き進んだ。今では日本企業の海外生産拠点として欠かせない存在になった感がある。しかし、その一方で勝者と敗者を分ける生き残り競争も予想を超えて激しくなっている。一方で新たな問題も出てきた。中国が抱える貿易摩擦や投資バブル、財政赤字、環境汚染などだ。
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2006年1月23日号より
工場立地の最大の魅力だった「半永久的な低労賃」は年率20〜40%も上昇。電力不足やスト騒動も頻発し、外資系企業への優遇政策も先細る公算が大きい。台頭する台湾、香港、中国系メーカーも日系メーカーを突き上げる。中国の輸出の約4割を実質的に担う広東省で、日系メーカーが直面している「世界の工場」の真実の姿と、その中で勝ち組に名を連ねるための条件を探る。
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2009-3-26 0:24
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「踏み躙られても生きられるか、噛ませ犬に牙はあるか」(ルポ:“弱者”として生きるアメリカ)
(前回「勝つだけでは、拳だけでは、搾取から逃れられなかった」から読む)
TBSドキュメンタリー・ロケの2日目は、アイラン・バークレーが通ったP.S.18 John Peter Zenger小学校での撮影からスタートした。
カネがない、と語るバークレー
この日、バークレーを含む我々ロケ隊は、移動に6人乗りのワゴン車を使用したのだが、行き先を告げるや否や、日本人ドライバーは「かなり悪い地域ですね」と言った。
「あの辺りでは車椅子に乗った人を沢山見掛けます。だいたいが銃で撃たれた傷ですよ」
1995年に刊行され、ベストセラーとなったノンフィクション『AMAZING GRACE』(Jonathan Kozol著)は、サウスブロンクスの貧困を描いた名著だが、冒頭部で住民年収の中央値が7600ドルであり、95パーセント以上が貧民だと記している。
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2009-3-26 0:24
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人民元の国際通貨化へ一歩(中国発 財経)
「人民幣貿易結算叩門」
財経記者 沈 乎
「人民元建て貿易決済に特段の障害はない。業務上の手続きや政策面の微調整は必要だが、それほど時間はかからないだろう」
3月6日、中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は国会に当たる「両会(全国人民代表大会及び人民政治協商会議)」の席上でそう明言した。
同行の郭慶平・総裁補佐も、両会の会期中、「国務院(日本の内閣府に相当)は人民元の国際決済センターを香港に試験的に開設することを既に許可した」と明らかにした。
「辺境貿易」は実態が先行
本誌(財経)の取材によれば、人民元建て貿易決済業務はまず中国銀行と交通銀行で試行される。両行は香港の外資系銀行7行と近く為替業務代行の協議書を締結し、正式にサービスを開始する見通しだ。
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2009-3-25 0:17
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中国は大丈夫か[75]金型工場を24時間稼働させる〜それでも中国で作りますか?(3)(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
中国は輸出大国への道を突き進んだ。今では日本企業の海外生産拠点として欠かせない存在になった感がある。しかし、その一方で勝者と敗者を分ける生き残り競争も予想を超えて激しくなっている。一方で新たな問題も出てきた。中国が抱える貿易摩擦や投資バブル、財政赤字、環境汚染などだ。
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2006年1月23日号より
工場立地の最大の魅力だった「半永久的な低労賃」は年率20〜40%も上昇。電力不足やスト騒動も頻発し、外資系企業への優遇政策も先細る公算が大きい。台頭する台湾、香港、中国系メーカーも日系メーカーを突き上げる。中国の輸出の約4割を実質的に担う広東省で、日系メーカーが直面している「世界の工場」の真実の姿と、その中で勝ち組に名を連ねるための条件を探る。
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2009-3-25 0:17
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不況を切り抜け昇進した女性役員たち(韓国発 毎経エコノミー)
「水にぬれた枯れ葉のように」──
最近のサラリーマンたちの合言葉だ。会社からリストラされないように「息をひそめながら、身をすくめていろ」という意味にも取れる。そんな世相の中、むしろ徹底して実力を武器とし、堂々と昇進する人たちがいる。
特に女性役員たちが注目を集めている。西洋でも「ガラスの天井」という言葉があるくらい、いまだ男女差別が残る業界において、最近昇進した韓国内外の企業の女性役員たちの共通点は、実力で正面から勝負していることだ。
そこで新進気鋭の3人の女性役員を紹介し、どのように実力を発揮し昇進を果たしているのか、また女性としての哀歓、優位点について探っていこう。
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2009-3-24 0:43
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ロシア・グルジア、国家のメンツを賭けた「歌合戦」の結末は(世界を小窓から 〜設定考証マンが覗いた国際社会のあれこれ)
近年では視聴率の低迷が囁かれる紅白歌合戦だが、それでも大晦日には多くの日本人の注目を集めている。だが世界は広い。世の中には、数十カ国の代表がそれぞれの国家のプライドを掛けて戦う大規模な歌合戦が存在する。しかも、それだけ大きな国際歌合戦だと、いろいろとややこしい政治問題まで起こってしまう。
今回はその「大きな歌合戦」と、その出場をめぐって起こった国家間のイザコザをご紹介しよう。
「大きな歌合戦」とはすなわち、1956年に始まったユーロビジョン・ソング・コンテストのことだ。欧州放送連合(EBU)に加盟している各国で行われる予選を勝ち抜いた曲を歌うアーティストたちが、毎年5月に開催される決勝戦に一堂に会し、生放送されるパフォーマンスを視聴者の電話投票などで評価、順位を決定するという世界最大級の音楽コンテストである。
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2009-3-24 0:43
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中国は大丈夫か[74]社員数半減の深謀遠慮〜それでも中国で作りますか?(2)(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
中国は輸出大国への道を突き進んだ。今では日本企業の海外生産拠点として欠かせない存在になった感がある。しかし、その一方で勝者と敗者を分ける生き残り競争も予想を超えて激しくなっている。一方で新たな問題も出てきた。中国が抱える貿易摩擦や投資バブル、財政赤字、環境汚染などだ。
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2006年1月23日号より
工場立地の最大の魅力だった「半永久的な低労賃」は年率20〜40%も上昇。電力不足やスト騒動も頻発し、外資系企業への優遇政策も先細る公算が大きい。台頭する台湾、香港、中国系メーカーも日系メーカーを突き上げる。中国の輸出の約4割を実質的に担う広東省で、日系メーカーが直面している「世界の工場」の真実の姿と、その中で勝ち組に名を連ねるための条件を探る。
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2009-3-24 0:43
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ホンダ、インド2輪車市場を独走(インド発 Business Today)
「Into the headwind」
インドの2輪車市場は浮き沈みが激しく、2007年4月〜2008年3月(以下2007年度)の売上高は前年同期比4.8%減を記録。2008年4〜12月の3四半期の売り上げもわずか1.85%増にとどまった。今回の景気後退に見舞われる前の10年間、毎年2ケタ成長を遂げてきたのとは対照的だ。
大手2輪車メーカー各社が、売上高の低迷及び利益率低下への対応に追われる中、一人勝ちしている企業がある。市場トップシェアを誇り、常に群を抜いて他社を引き離してきたヒーローホンダだ。
同社は2007年度、市場シェアを1%伸ばし42%を記録。2008年4〜12月の9カ月間では、さらに市場シェアを約46%に増加させた。
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2009-3-23 0:33
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中国は大丈夫か[73]一気に15%も値切られる〜それでも中国で作りますか?(1)(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
中国は輸出大国への道を突き進んだ。今では日本企業の海外生産拠点として欠かせない存在になった感がある。しかし、その一方で勝者と敗者を分ける生き残り競争も予想を超えて激しくなっている。一方で新たな問題も出てきた。中国が抱える貿易摩擦や投資バブル、財政赤字、環境汚染などだ。
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2006年1月23日号より
工場立地の最大の魅力だった「半永久的な低労賃」は年率20〜40%も上昇。電力不足やスト騒動も頻発し、外資系企業への優遇政策も先細る公算が大きい。台頭する台湾、香港、中国系メーカーも日系メーカーを突き上げる。中国の輸出の約4割を実質的に担う広東省で、日系メーカーが直面している「世界の工場」の真実の姿と、その中で勝ち組に名を連ねるための条件を探る。
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2009-3-23 0:33
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近代的金融システムの罠(FINANCIAL TIMES)
1970年代以降、信用リスクの転売や複雑な評価モデルの導入が始まった。
市場の完成をもたらすと目された技術革新が、不透明を助長したのだ。
市場の信頼回復には、透明性の高い取引システムの確立が不可欠である。
6年前、ロンドンのロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)で働いていたロン・デン・ブレイバー氏は、自社の評価モデルが信用商品のリスクを過小評価しているという懸念を抱いた。だが、統計のプロである同氏がそれを上司に伝えたところ強い反発を受け、結局、同社を去ることになった。
「最初はやんわりと伝えようとしたのだが、誰も耳を傾けようとしなかった」とデン・ブレイバー氏は振り返る。その理由を彼はモデルに対する理解が完全に欠けていたことに加えて、「集団的思考と事業遂行に対するプレッシャーが原因だったのではないか」と考えている。
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2009-3-23 0:33
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ソマリアに続く“武器街道”を行く(吉田鈴香の「世界の中のニッポン」)
読者の皆さんがこの記事をご覧になる頃、筆者はケニアのナイロビにいるはすだ。
3月14日、ソマリアの海賊から日本の船舶を守るために海上自衛隊が呉から出港した。昨年11月、海自の派遣が突如決まって以来、世論はソマリア近辺の海域がいかに危険か、注目している。
しかし筆者は、人道支援の観点からもソマリアを捉えている。そして、「無政府状態」ということの意味を頭に描き、ソマリア国内がいかなる状態になっているか、知りたくなってきた。
今年1月に、「オバマ政権のアキレス腱はソマリアか」を書き終えた時、筆者はソマリア行きを決意し、ソマリアに入るためのルート探しと、情報収集を始めた。
武器製造国から武器消費国へと続く街道筋
今、筆者の目の前に世界地図がある。
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2009-3-23 0:33
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独フォルクスワーゲン、中国にますます傾注(中国発 経済観察報)
経済観察報記者 / 周潔
2018年にトヨタ自動車を追い抜き、1000万台規模を生産販売して「世界一」の称号を手に入れる。この目標を達成するため、独フォルクスワーゲン(VW)は中国市場での基盤強化に余念がない。
2月26日、フォルクスワーゲングループ・チャイナ(VWチャイナ)は、2018年までの10カ年計画「ストラテジー2018」を発表した。その目標は、中国での販売台数を可能な限り速く倍増させることだ。
昨年、VWチャイナの販売台数は102万4000台に達した。これを倍増させるには、少なくとも200万台を販売しなければならない。
そのために、今年と来年は「VW」「シュコダ」「アウディ」ブランドの新車を年間10モデル以上投入し、その後も少なくとも毎年4モデルを発売する。
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2009-3-19 0:07
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中国は大丈夫か[72]高松発、北京の“古紙王”〜サービスで中国を攻める(3)(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
経済危機で世界的に消費が低迷する中、需要創造の中心地として期待がかかるのが中国だ。その市場獲得は容易でないものの、サービスの繊細さなど日本企業が持つ特質が武器になることがある。
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2008年1月21日号より
日本発のサービス業が中国市場で浸透しつつある。時に安さ、時にキメ細やかさを突破口に、未開の市場を独走する。目の肥えた消費者に鍛えられ、デフレの荒波にも生き残ってきた、「日本モデル」を中国で生かさない手はない。
(香港支局 熊野 信一郎)
「中国なんてまだ早い」
「絶対に失敗するぞ」
松本寿一会長の頭の中には、同業者から投げかけられた言葉が今でも残っている。
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2009-3-19 0:07
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「勝つだけでは、拳だけでは、搾取から逃れられなかった」(ルポ:“弱者”として生きるアメリカ)
4カ月ぶりに訪れたニューヨークは雪景色だった。私が到着した前日は25センチも積もったそうだ。
マンハッタンの西側、イースト・リバーに掛かる橋。美しい眺めだが、そこに住む人々の暮らしは・・・
「とてもじゃないが昨日は運転できなかったよ。だから商売にならなかった」
ラガーディア空港からホテルまでの移動に利用したタクシーの運転手は言った。24年前にインドから移住したという彼に、翌日からの取材場所であるサウスブロンクスについて訊いてみる。
「相当、危ないエリアだよ。特に夜は行きたくないねぇ」
「相変わらず、ゲットー(貧民窟)なの?」
「場所にもよりけりだな。かなり街が整備されはした。
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2009-3-19 0:07
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ベトナム発 ベトナムニューズ()
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