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ニュース見出し
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2009-4-7 0:53
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「若者の国」となったイランを小窓からのぞこう(世界を小窓から 〜設定考証マンが覗いた国際社会のあれこれ)
イランという国を調べる度に思う。この国はなぜこんなにも政治的センセーショナルに満ち溢れているのだろう。
1979年ホメイニー師のイスラム革命、80年から8年も続いたイラン・イラク戦争、最近ではアフマディーネジャード大統領の強硬な反米姿勢など、イランが報道されるのはイスラム革命や紛争、核開発、反米姿勢などの話題ばかりなので、情報が偏ってしまうのは仕方がないことなのかもしれない。
例えば、下の映像のような。
【Iran ready for dialogue with US - 10 Feb 09】
(「アルジャジーラ」英語版のYouTubeチャンネル)
イスラム革命30周年記念式典で、現イラン大統領アフマディーネジャードはオバマ政権に対話を示唆したが、集まったイランの人々の反米感情はいまだに衰えていないように見える。
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2009-4-6 22:46
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テレビ報道は1分、次は季節の話題(ニュースを斬る)
北朝鮮は4月5日午前11時30分頃(日本時間)、国際社会の警告を無視して長距離弾道ミサイルと見られる飛翔体を発射した。飛翔体は一部日本海に着水し、さらに日本の領空を通過し太平洋に着水した。北朝鮮はあくまでも「人工衛星」を搭載と主張しているが、日本をはじめとする周辺国はミサイルの発射であるとして強く抗議している。
では国連安全保障理事国にして北朝鮮の最大の貿易相手国である中国は、今回のロケット騒動をどのように受け止めているのか。中国の首都、北京での報道を基に探った。
中国の国営放送である中国中央電視台(CCTV)の第1チャンネル。毎日午後7時から放送される「新聞聯播」は、ネットワークを通じて中国全土に放送される。
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2009-4-6 1:01
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中国オートバイ産業の黄昏(中国発 財経)
「中国摩托車業式微」
財経記者 トウ海
表情は疲労困憊し、肩は重圧に押しつぶされそうだった。2009年2月12日、重慶市の大手民営オートバイメーカー3社の経営トップが、内憂外患の中で生き残りをかけた会談に臨んだ。話し合いの焦点は、「摩托車下郷」(編集部注:中国政府による内需拡大策の一環で、農村部でのオートバイ販売に補助金を支給する政策)の入札でいかに過当競争を避けるかだった。
会談の1カ月前に国務院(政府)が出した通達で、オートバイは2月から「家電下郷」(編集部注:農村部での家電製品販売に補助金を支給する政策。2007年末から対象製品と地域を限って導入され、今年2月から全国に拡大された)の対象に組み入れられた。
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2009-4-6 1:01
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北朝鮮ミサイルでオバマ政権は動かない(世界鑑測 菅原出の「安全保障・インサイド」)
3月27日、オバマ大統領は正式に対アフガニスタン戦略を発表した。日本では北朝鮮によるミサイル発射のインパクトの方が大きく、オバマ政権が「最優先事項」として掲げ、60日間もじっくりと包括的な戦略見直しをした末に明らかとされたこの新アフガン戦略の意義が、あまり正確に伝わっていないようである。
しかし言うまでもなく、アメリカの対外政策における北朝鮮問題の優先順位は高くなく、アメリカのメディアのこの問題に対する関心も、アフガンやイラン問題に比べればはるかに低い。
今回の北朝鮮の行動に対してオバマ政権がどう動くのかに関する日本の関心は高まっているようだが、残念ながら同政権がこの問題で北朝鮮に対して実質的な強硬策をとる可能性は低い。
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2009-4-4 0:40
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北朝鮮ロケットに揺れる日本(今日のトピックス)
北朝鮮が「人工衛星」として「テポドン2号」改良型とみられる長距離弾道ミサイルの発射準備を進めている。さらに、この「人工衛星」に続き、北朝鮮では日本海側に中・短距離ミサイルの発射準備をしている、との報道もある。果たして日本の安全保障は大丈夫か。日本政府はどう対応していくのか。日経ビジネスオンライン執筆陣がこれまで書いてきた北朝鮮関連の分析記事の一部を紹介します。
BusinessWeek2008年9月18日
金正日後の北朝鮮とは
脳卒中説や重病説が飛び交う金正日総書記。この指導者が退いた後、共産主義の“核保有国”北朝鮮はどうなるのか
吉田鈴香の「世界の中のニッポン」2008年9月5日
日本の宰相には“マルチセンス”が欠けている
あっけなく“ぺしゃんこ”になった福田内閣に欠けていたものは、“マルチセンス”だった。
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2009-4-3 0:41
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「礼儀の邦」中国の礼儀知らずな人々(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
筆者は2008年2月15日付の本リポート「2050年までに総営業距離1000キロ 拡大し続ける北京地下鉄に乗った」の中で、北京の地下鉄で目撃した老人に席を譲る若者たちの姿を「老人が乗ってくると、椅子に座っていた若者がさっと立ち上がって席を譲るのである。それはしごく自然で、素直な敬老の気持ちがうかがえた。1人や2人の例外ではなく、誰もが当たり前のように老人に席を譲っているのである」と記し、昨今日本で目にする堂々と優先席に座り、老人が来ると寝たふりをする不埒な若者と比べて、「乗降のマナーは悪いかもしれないが、敬老精神を忘れない中国の若者たちには脱帽せざるを得ない」と賛辞を表明した。
しかし、最近の若い者は…
2009年3月27日、中国のネットサイト“鉄血社区”の掲示板にハンドルネーム“世間百態”という人が次のような書き込みを行った。
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2009-4-2 0:20
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寂れ行く地に残された人々〜「米国の夕張」ヤングスタウン(ルポ:“弱者”として生きるアメリカ)
1949年生まれのシンガーソング・ライター、ブルース・スプリングスティーン。彼は“ハートランド・ロック”というジャンルを確立した人物として知られる。
ニュージャージー州ロングビーチに誕生したスプリングスティーンは、幼少時よりローマン・カトリックの教育を受けた。だが、周囲としょっちゅう揉め事を起こし、公立高校への転校を余儀なくされる。
ほどなく彼はストリートファイターとして名を馳せ、ドラッグに溺れるようになる。といっても、悪の道に染まった訳ではなく、音楽の才能に恵まれていたスプリングスティーンは、歌うことを生業とした。1984年に発売されたアルバム、「Born to Run and Born in the U.S.A」は1500万枚を売り上げ、トップアーティストの仲間入りを果たす。
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2009-4-2 0:20
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20万円カー「ナノ」ついに発売だが(インド発 Business Today)
3月23日、タタ・モーターズは小型車「ナノ」の量産開始を発表した。2008年1月にニューデリーの自動車ショーで10万ルピー(約19万円)という驚きの価格を公表してから1年余り。待望のインド国民車がついに日の目を見ることになった。
タタ・モーターズのラタン・タタ会長は「ナノは手頃な価格の移動手段を目指したものだ。どんな天候にもめげず2輪車で出かけているインドの家族に、より安全な乗り物を提供するのがナノの使命である」と誇らしげに語った。
10万台に限り約束を守る
4月1日以降にタタ・モーターズのショールームか、指定販売店に足を運べばナノの現物を見ることができる。販売は当分の間、予約制となる。
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2009-4-1 0:48
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都会のガソリンスタンドを公園に(インドネシア発 The Jakarta Post)
「Green areas instead of gas stations on city's plan」
インドネシアの首都ジャカルタ市当局は、市の緑地計画を再開する。ガソリンスタンド25カ所を閉鎖して、その跡地を公園として整備するというのだ。
3月18日、公園墓地管理局のエリー・バスオロ局長は、市当局がガソリンスタンド閉鎖に関して、スタンド1カ所当たり7500万ルピア(約63万円)の予算を割り当てたと表明した。「ガソリンスタンド解体にはコストがかかるが、今年は予算があまりない。そこでまず、ジャカルタ市の緑地帯沿いにあるガソリンスタンドからすべて閉鎖する。閉鎖は9月とし、各ガソリンスタンドの所有者には閉鎖に先駆けて告知をする」と市庁舎で計画を語った。
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2009-4-1 0:48
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インドネシア発 The Jakarta Post()
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2009-3-31 0:52
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あまりにリアルな経験値稼ぎ〜米軍の訓練シミュレーターを覗く(世界を小窓から 〜設定考証マンが覗いた国際社会のあれこれ)
新たに入った人材をどう教育・訓練するかは、いつの時代でも組織にとって重大な問題である。もちろん、人材育成は一朝一夕で行えるものではないし、安易な方法に頼るべきではない。しかし、可能ならば、経済的で効率的な訓練・教育を行いたいと考えるのは、組織側としては当然のことだろう。
イラクやアフガニスタンの戦闘が長期化し、大量の新兵を育成しなければならない現在のアメリカ軍では、多くの兵士を効率よく訓練するため、シミュレーターの活用を積極的に進めている。単純で機械的な訓練用シミュレーターは、かなり古くから軍隊で使用されてきたが、近年ではゲームやCGなどのシステムやグラフィック技術などを応用した高度なものが多く開発され、訓練内容を大きく変えようとしている。
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2009-3-31 0:52
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中国は大丈夫か[79]日本にとどまる方が怖い〜中国リスクをねじ伏せる(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
日本企業の多くは「買われるリスク」に怯え、防衛策の導入に汲々としている。日本企業はどうすれば、このリスク恐怖症を克服し、かつての勇敢さを取り戻せるだろうか。
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2007年10月1日号より
中国でリース事業に進出したノンバンクのNIS。上海に“移住”したトップが、中国リスクをねじ伏せる。サブプライムの逆風にも負けず、上昇を続ける中国株。「次に弾けるのは中国バブル」と専門家は警鐘を鳴らす。その中国にひるまず突っ込む日本企業がある。暴挙か、それとも英断か。
(編集委員 大西康之)
かつて英仏租界の外国人資本家が建てた洋館が残る上海・浦西地区。近未来を思わせる超高層ビルが立ち並ぶ浦東新区と違い、ここにはまだ中国の人々の匂いが残る。
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2009-3-31 0:52
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「あらゆる違法がそこにある」ソマリア人コミュニティーを訪ねる(吉田鈴香の「世界の中のニッポン」)
アフリカで最も民主主義が発達し、根づいている国の1つ、ケニア。筆者は今、そこに滞在している。国の北東部でソマリアと国境を接しているが、ソマリアとは国の体制が全く異なる。ケニアは人道、人権、民主主義を真に理解する開かれた国だ。その国に、ソマリア人のコミュニティーがあるという。
筆者が出国する前、「ソマリア人コミュニティーに行ってくるといい」と助言をしてくれた人物がある。国際海事局(International Maritime Bureau)のディレクターだ。「クレンジング(資金洗浄)を含む、あらゆる違法がそこにはある」ということだ。
嫌悪感と警戒心でソマリア人を見つめるケニア国民
「ソマリア人コミュニティーに行きたいので、連れて行ってくれませんか」
現地で雇った運転手にそう告げると、彼は目を丸くした。
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2009-3-31 0:52
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ネットブックに殺到する「山寨メーカー」(中国発 経済観察報)
経済観察報記者 / 王然
3月8日、第1回ネットブック・フォーラムが「山寨」ひしめく深センで開催された(編集部注:「山寨」とは有名ブランドのコピー製品や中国の物まね文化を意味する流行語。本来は「山中の砦」や「山賊」を意味する言葉だが、コピー製品の一大産地である広東省で俗語として使われていたのが全国に広まった)。
フォーラム会場の受付はすし詰めの盛況。誰もが名刺を手に前に進み出ては、「うちは組み立て業者です。部品は貴社が持ち込んでも、うちが手配しても構いません」などと互いに商機を探っている。
受付のこちら側では(フォーラムに招待されたり、事前に参加料を支払った)ブランドメーカーや比較的規模の大きい山寨メーカーが入場証をひったくるや、急ぎ足で会場に入っていく。
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2009-3-31 0:52
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オバマが示す“戦後大統領”としてのスタイル(世界鑑測 菅原出の「安全保障・インサイド」)
いよいよオバマ外交が本格的に動き出した。
3月20日、オバマ大統領はビデオメッセージを公表してイランに直接対話を呼びかけるという異例の行動に打って出て世界を驚かせた。3月31日にはオランダでアフガニスタン国際閣僚級会議が開催されることになっており、アフガン新戦略も近々正式に発表されることになっている。
また4月初頭には欧州を歴訪し北大西洋条約機構(NATO)首脳会議やロシア大統領との首脳会談も予定されており、今後の国際秩序に影響を与える重要な外交行事が目白押しである。
大統領就任から2カ月が経過し、オバマ大統領の運営スタイルや政策決定のアプローチ、それに同政権が重要視するアフガンやイランに対する新しい戦略の柱などが次第に明らかになってきている。
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2009-3-30 15:27
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今日のトピックス()
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2009-3-30 15:27
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米GM、ワゴナー会長退任へその苦悩の軌跡(今日のトピックス)
経営危機に瀕している米GM(ゼネラル・モーターズ)。リチャード・ワゴナー会長は抜本的な再建プランを示しあぐねている。政府からの追加資金支援を得るためには、退任はもはや必然だった。ワゴナー会長の関連記事は以下をご覧ください。
時流超流2006年4月10日
ワゴナー会長交代説が浮上
米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)は3月末に、保有するいすゞ自動車株(7.9%分、約9000万株)の売却の方針を固めた。引き受け手は伊藤忠商事と三菱商事、みずほフィナンシャルグループ。持ち分は、伊藤忠と三菱がそれぞれ3.5%ずつ、残りをみずほが持つ予定だ。
BusinessWeek2008年12月11日
米上院公聴会でビッグスリー首脳、再度の陳情
米議会上院の公聴会で、米自動車大手3社(ビッグスリー)と労働組合の幹部は、政府の支援が得られないと、ゼネラル・モーターズとクライスラーは年内にも破産申請に迫られる恐れがあると訴えた
BusinessWeek2008年11月15日
GM、破産せずに再生なるか?
GM経営幹部、自動車業界専門家、一部議員は、GMが破産法の適用申請に追い込まれれば最悪の事態を引き起こすと懸念するが
BusinessWeek2009年3月12日
米GM、再建計画の甘い見通し
GMの再建計画では、米新車販売台数が年間1600万台にまで回復することが前提となっている。
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2009-3-30 1:15
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中国は大丈夫か[78]苦戦する日本ブランド〜中国ビジネスマン1200人アンケート(日経ビジネスが描いた日本経済の40年)
2005年の反日デモは中国社会の奥底にある反日感情の根深さを、改めて白日の下にさらした。そして、今の日本ブランドに、その打撃をはねのけるだけの力はまだなさそうだ。中国で存在感を確立できるかどうかが、今もなお日本企業の課題である。
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2005年5月30日号より
自動車はトヨタがトップテン圏外。デジカメは10社中8社が日本勢。中国のビジネスマンを対象にしたブランドイメージ調査の結果である。4月に起きた反日デモが日本製品に落とす影も明らかになった。
(北京支局 田原 真司)
今年4月上旬、中国では反日デモの嵐が吹き荒れた。北京、上海、広州などの大都市で、学生を中心とする数千〜数万人が「日本の国連安全保障理事会(常任理事国)入り反対」「抵制日貨(日本製品ボイコット)」などを叫んで行進。
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2009-3-30 1:15
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サムスンが前国連大使を迎えた理由(韓国発 毎経エコノミー)
韓米自由貿易協定(FTA)の交渉をリードしていたキム・ヒョンジョン(金鉉宗)前外交通商部通商交渉本部長(長官に相当)が、サムスン電子のグローバル法務担当社長に就任した。長官クラスの官僚が企業の経営陣に加わるのは異例のことである。
サムスン電子のグローバル法務担当社長に就任したキム氏(写真:毎日経済新聞社提供)
サムスン電子がキム氏を社長にスカウトしたのは、IT(情報技術)分野での特許関連の訴訟がここへきて世界で急増していることと関係が深い。
特に昨秋の金融危機以降、売り上げの激減に直面した企業は、減収を少しでも補おうと特許訴訟を通じて収入を得る方向に関心を強めている。
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2009-3-27 0:49
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こんな番組があるから株式投資は熱い(茂木崇の「タイムズスクエアに魅せられて」)
元ヘッジファンド・マネジャーのジム・クレイマーがホストを務めるCNBCの投資指南番組「マッド・マネー」。クレイマーが金融市場について熱く語る番組である。
CNBCの人気の投資指南番組「マッド・マネー」のホストを務めるジム・クレイマー
「CNBCはなぜマーケットに影響力を持つのか」の取材でCNBC本社を訪ねた時、「クレイマーに興味はあるか?」とCNBCの広報責任者に聞かれ、何と答えたものか私は一瞬迷った。興味は非常にある。カルト的人気を誇る人だ。だが、彼は感情が爆発すると机をドンドン叩くは、セットを投げるは、おっかないところがある。下手な質問をして怒鳴られはしないだろうか。
とはいえ、このチャンスを逃すのはもったいなく、CNBC本社に再び出かけて番組の収録を見学し、恐る恐るインタビューもしてきた。
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