発行日時 |
ニュース見出し
|
2009-5-8 0:37
|
“戦争に引き込んだ男”アフマド・チャラビとは何者か(戦争詐欺師)
(前回から読む)
2001年1月のブッシュ政権誕生からワシントンや中東で取材を続け、日経ビジネスオンラインでも随時、分析記事を寄稿していただいている菅原出氏が最近、ブッシュ政権の8年間、とりわけイラク戦争を総括された本『戦争詐欺師』を出版されました。
この戦争を巡る政権内の政策闘争や、政策に影響を与えるべく暗躍した亡命者、ロビイストや情報詐欺師などの姿を通して、ワシントンの政策決定過程の舞台裏を描いています。この取材を通じて見えてきたことを語ってもらおうと思っています。
その中でも今回は2つの話をお願いしました。
まずは北朝鮮のミサイル問題。北朝鮮はなぜミサイル発射をこの時期に行ったのか。
|
2009-5-1 0:47
|
戦争詐欺師()
|
2009-5-1 0:47
|
オバマに撃ち込まれた北朝鮮のミサイル(戦争詐欺師)
2001年1月のブッシュ政権誕生からワシントンや中東で取材を続け、日経ビジネスオンラインでも随時、分析記事を寄稿していただいている菅原出氏が最近、ブッシュ政権の8年間、とりわけイラク戦争を総括された本『戦争詐欺師』を出版されました。
この戦争を巡る政権内の政策闘争や、政策に影響を与えるべく暗躍した亡命者、ロビイストや情報詐欺師などの姿を通して、ワシントンの政策決定過程の舞台裏を描いています。この取材を通じて見えてきたことを語ってもらおうと思っています。
その中でも今回は2つの話をお願いしました。
まずは北朝鮮のミサイル問題。北朝鮮はなぜミサイル発射をこの時期に行ったのか。
|
2009-5-1 0:47
|
超高層ビルの高さ比べの前にすべきこと(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
2005年3月21日付のニュースネットサイト“中新網(中国新聞ネット)”は、日刊紙「中国青年報」の記事を引用して、「上海人は高層ビルを都市現代化の標識と考えて、ビルが多ければ多いほどよく、高ければ高いほどよいと望んでいる」と報じた。
上海のビル建設ラッシュ
この記事によれば、1993年以降、上海の市街地区では8階建て以上のビルがほぼ毎日1棟のペースで建設されており、当時の流行歌「上海天天在長高(上海の高層ビルは毎日高く伸びて行く)」は上海の発展する様を描写していたとある。
記事はさらに続けて、2005年当時の上海にある16階建て以上の高層ビルは4000棟以上で世界一であるが、多くの上海市民が急激に増大する高層ビルに対して警戒すると同時に異議を唱えていると伝えた。
|
2009-4-28 0:25
|
あいつを始末しろ! 海賊版業者が賞金を掛けた「犬」たち(世界を小窓から 〜設定考証マンが覗いた国際社会のあれこれ)
アメリカのヴォードビル・コメディアンであったウィル・ロジャーズは、「犬が大好きだ。だって、政治的な理由がいらないから」と言って笑いを取ったことがある。
しかし、この「人類最良の友」である愛すべき動物は、彼らの意思とは関係なく、人間の政治の不始末とも言うべき戦争や犯罪の現場に駆り出されることもある。その優れた嗅覚故に、人間の尻拭いをしてくれている訳である。
そう考えると、我々は政治的な理由からも犬を愛してあげるべきなのだろう。もちろん、犬にとっては迷惑な話なのかもしれないが。
二人の子供の母親であり、南アフリカ警察で女性初の警察犬ハンドラー・麻薬探知犬の訓練士であったトレイシー・ハームスさんは、そうした政治的に厳しい現場で犬と共に働いている人物の一人である。
|
2009-4-28 0:25
|
イスラム勢力と手を組んだソマリア海賊(吉田鈴香の「世界の中のニッポン」)
前回の記事でも書いたように、筆者は武器がソマリアに入るまでのルートを探していた。
ソマリアはアフリカ大陸で最も東に張り出した土地であり、真北にイラン、真西にスーダン、ナイジェリア、コートジボワール(象牙海岸)、リベリア、シエラレオネなど、近年内戦の火が絶えなかった地が並ぶ。
内戦中の国々は大量の小型武器を要する。さらに近年は戦車など、重量のものも使われている。ソマリア内で使用されるもの、ソマリアを通過して西へと運ばれるもの。どちらであれ、これらの武器、兵器は、どのルートをたどってソマリアに入ってきたか、調べねばならない。
それはチッタゴンだった
武器の輸出港はパキスタンのカラチではないか? 仮説を立てて、出立前に知人たちに質問を投げるとともに、さる人物を訪ねたことを前回書いた。
|
2009-4-28 0:25
|
世界販売首位タタ・ティーの新たな挑戦(インド発 Business Today)
「Heady brew」
2007年6月、タタ・ティーは販売数量ベースで世界トップの紅茶会社になった。これを機に同社は、首位の座を最大限に生かそうと新しいユニークな広告宣伝の方向性を打ち出している。
紅茶の味わいや濃さ、それがもたらす活力といった具体的、心理的な要因でブランドを売り込む代わりに、消費者の知性に訴えることで、一段高いブランド構築を目指そうという戦略だ。
具体的には、広告によって単に機能的側面を訴えるのではなく、タタ・ティーを「自己実現」というテーマと結びつけることを目指している。一杯のおいしい紅茶がもたらす喜び以上に、紅茶を味わうことを通じて、消費者の意識と政治的関心を高めようというのが狙いだ。
|
2009-4-27 0:37
|
ゴールドマンを自由にするな(FINANCIAL TIMES)
ティム・ガイトナー米財務長官は、ゴールドマン・サックスのロイド ブランクファイン会長兼CEO(最高経営責任者)に自由を与えるべきだろうか。
ブランクファイン氏は、大手銀行の先頭を切ってゴールドマンを息苦しい政府の支配から逃れさせたいと熱望している。ガイトナー氏はそれを許すかどうか決めなくてはならない。
1〜3月期決算は予想外に好調
ブランクファイン氏の主張には説得力がある。ゴールドマンの将来、そして世界の金融システムの将来が不確かに思われた昨秋に注入を受けた公的資金100億ドルを返済するのは同社の「義務」だ、というのだ。現在、ゴールドマンは好調らしく、4月13日発表した今年1〜3月期決算は18億ドルの黒字と、予想外の堅調さを見せた。
|
2009-4-27 0:37
|
米国のテレビで韓国食品を売る(韓国発 毎経エコノミー)
NS農水産ホームショッピングは今年3月、米国に進出した。韓国のテレビ通販会社としては初めてのことだ。韓国の優良な農水産物を宣伝し販売する道を切り開いた。ロサンゼルスを起点とし、今後はニューヨークやシカゴなどへも進出し、市場を拡大する計画だ。
同社は2001年、食品中心の通販会社として設立。テレビ放送事業とインターネットショッピングモール事業、カタログ事業を展開、実店舗も運営している。不況にもかかわらず、2008年度の売上高は前年同期比13.7%増の2397億ウォン(約175億円)を記録、今年度は同2725億ウォン(199億円)を目指す。
米国進出の狙いと勝算をト・サンチョル社長に聞いた。
|
2009-4-25 0:38
|
タタ「ナノ」はインドを走れるのか(インド発 Business Today)
「Roads: Race to High-growth」
小型車「ナノ」の発売はインドの道路にとって大きな脅威だ。もし2輪車に乗っている人口6000万人の半分がナノを買ったら、道路は穴だらけになるに違いない。インドの交通量は既に毎年9%伸びているにもかかわらず、新規の道路建設は急激にスローダウンしている。
1999年に始まった「国道開発プロジェクト(NHDP)」では2012年までに高速道路を5万キロメートルに伸ばすはずだったが、既に完成したのは1万キロメートルと目標に遠く及ばない。
道路建設が足踏みしているのは、道路交通・高速道路兼船舶担当相のT.R.バールー氏の許しがたい怠慢によるものだ。
|
2009-4-24 0:51
|
「食糧倉庫問題」に中国人の“役得感覚”を見た(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
中国では2009年4月1日から全国規模で食糧在庫の全面的検査が始まった。これは全国各地の穀物倉庫の3月25日24時時点における在庫量を4月1日から6月末までの3カ月間かけて徹底的に調査するものであり、10万人以上の調査員が動員されることになっている。
前回、全国規模の食糧在庫全面検査が実施されたのは2001年で、今回の全面検査は実に8年ぶりとなる。
なお、「食糧」は中国語で“糧食”と言い、米、小麦、大麦、トウモロコシ、大豆などの穀物を指す。
食糧倉庫についての問題提起
検査開始に先立って3月25日に開催された「全国食糧在庫調査作業動員テレビ会議」の席上で、国務院副総理の李克強は、「国有食糧企業の食糧在庫の実情を徹底的に調査せよ。
|
2009-4-24 0:51
|
生まれ変わる「ニューズウィーク」誌(茂木崇の「タイムズスクエアに魅せられて」)
ニュース週刊誌「ニューズウィーク」が、今年5月にリニューアルする。保証部数を260万部から150万部に減らし、購読料金を2倍に値上げする大胆な改革である。
その狙いは何か、具体的に誌面はどう変わるのか。ソーホーへの移転を控えたブロードウェイと57丁目の角にあるニューズウィーク本社で、パイロット版の1つを見せていただきながら同誌国際版エグゼクティブ・エディターを務めるロン・ジャバースにインタビューした。
一般全国紙の役割を果たしてきた「一般ニュース週刊誌」
「ニューズウィーク」米国版2009年4月20日号
まず、一般ニュース週刊誌が米国でどんな役割を果たしてきたかを押さえておこう。
|
2009-4-23 0:08
|
それでも彼らはアメリカを目指す(ルポ:“弱者”として生きるアメリカ)
カリフォルニア州の南部、サンディエゴ。
およそ315万人が住むカリフォルニア州第2の都市である。南端はメキシコとの国境にあたり、毎日多くのメキシカンが労働のためにアメリカに入国する。
私が足を運んだ4月の第3土曜日も、ボーダーラインを超えたメキシカンたちが、列を作るかのように交差点を渡っていた。どの顔も浅黒く、髪が黒い。そして貧しい身なりである。まだ午前8時前だというのに、人の波が途切れることはなかった。
客待ちしているタクシーの運転手に声を掛けてみる。
「セニョール、あなたはメキシコ人?」
「そうだよ」
50歳のタクシードライバー
彼の左手にはハンバーガーが握られていた。
|
2009-4-23 0:08
|
現代自動車、強気の販売戦略(韓国発 毎経エコノミー)
「
現代自動車の悩み」
「世界不況を乗り切るには販売を拡大するしかない」。今年の初め、現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長はこう発言し、攻めの戦略を展開し始めた。
現代自動車グループの鄭夢九会長(写真:AP Images)
1月から米国市場で「現代アシュアランス・プログラム」を実施した。これは新車の購入者が1年以内に失業した場合、クルマを買い取る制度だ。2月には営業現場を強化すべくグローバル営業本部とマーケティング事業部及び営業企画事業部を新設した。
シェアは5%から7%に上昇
現代とその傘下にある起亜自動車の米国販売は好調だ。米国市場における現代のシェアは昨年2.3%だったが、今年1月に3.7%、2月に4.4%まで上昇した。
|
2009-4-22 0:07
|
EU海軍、ソマリア海賊退治の実況リポート(世界を小窓から 〜設定考証マンが覗いた国際社会のあれこれ)
先月、ソマリアに向けて海上自衛隊の護衛艦が派遣されたことは、ご存知のことと思う。
今回の海賊対策には、アメリカ合衆国(以下アメリカ)やヨーロッパだけではなく、ロシアや中国などからも艦艇が派遣され、さながら海軍ワールドシリーズと言えるほどの状況になりつつあるが、これは単にソマリアの海に秩序を取り戻したいというだけでなく、その背後に様々な政治的な思惑があるのは間違いない。
その中でも、特に注目したいのは、ヨーロッパ連合(EU)の動きである。
冷戦終結後、EUはこれまでのアメリカとのNATOの枠組みとは違う、ヨーロッパ独自の軍事体制を模索し続けており、特に人道支援や平和維持活動を目的とした軍事活動を迅速かつ円滑に展開させるため、多国籍軍であるヨーロッパ連合部隊(EUFOR)設立するなどを様々な動きを見せている。
|
2009-4-22 0:07
|
インドネシアに「ゴミ銀行」登場(インドネシア発 The Jakarta Post)
「Banking on the environment」
プライトノという名の中年男性が、霧雨をものともせず左手に紙類が入った袋を持ち、右手にはテレビアンテナが入った段ボール箱を持って運んでいる。
“ゴミ銀行”では持ち込まれたゴミを計量し、“通帳”に記入する (写真提供:The Jakarta Post)
金曜日の夜8時30分、プライトノ氏が目的地である“銀行”に着くと、ガルー・アリ・ストリスナさん、パンジ・デワ・サプトラさん、タニアさんの3人の若い女性から温かい歓迎を受けた。
この3人は学生で“銀行の窓口の担当者”。プライトノ氏は“銀行”の顧客の1人だ。しかし、夜間に営業している銀行とは一体どんな銀行なのか。
|
2009-4-21 0:54
|
海賊の出撃拠点、そして武器の違法ルートが明らかに…?!(吉田鈴香の「世界の中のニッポン」)
前回に続き、ナイロビ、ドバイ、ジブチでの取材リポートをお届けする。今回の旅程の中、「もし私が海賊なら、ここを出撃拠点にする」と思った街があった。ここがソマリア海賊の出撃拠点ではないか。そこには、海賊も難民も海上保安官もいたのだった。
2年ほど前まで、国連世界食糧計画(WFP)の食糧運搬船は、よくソマリア海賊のターゲットになっていた。襲っても武力で逆襲されないと分かっているため、海賊にとっては格好の餌食だったのだろう。
元来、ソマリアを含む北・東アフリカには、「自分の手元にないものは、よそで取ってくる」という習慣があるようで、かつては弓矢などで襲撃していた。近年はそれが殺傷能力の高い銃に代わったために、殺戮が容易かつ多数になっただけとも言える。
|
2009-4-21 0:54
|
酪農家が苦しむ“汚染ミルク事件”の爪跡(中国発 経済観察報)
経済観察報記者 / 汪言安
河北省粛寧県の前白寺村で酪農を営む趙瀾涛(チャオ・ランタオ)は、石家庄市の乳製品メーカー君楽宝乳業への生乳の納入を4月から自発的に中止した。つい先日、彼は多くの人脈を頼って並々ならぬ労力を費やし、同社から受注を獲得したばかりだった。
この厳しい情勢下で、酪農家がメーカーから注文を取るのは極めて難しい。にもかかわらず、趙瀾涛が自ら納入を中止したのはなぜか。理由はただ1つ。半月間試した結果、物流コストが高すぎて利益が出ないことが分かったからだ。
君楽宝乳業との契約では、趙瀾涛は同社の工場に毎日生乳を納めなければならない。しかし、彼の牛舎は石家庄から200キロ以上も離れており、車で往復6〜7時間もかかる。
|
2009-4-20 0:21
|
「イランの核」を巡り激化する情報暗闘(世界鑑測 菅原出の「安全保障・インサイド」)
4月7〜9日にかけて、米・イラン関係を巡る興味深い動きが同時にいくつも浮上した。4月8日、米ワシントン・ポスト紙は、マンハッタンの大陪審が中国系ビジネスマンと彼の会社を、イランに核・ミサイル関連物資を売却した罪で起訴した、と報じた。
「イラン核爆弾入手に邁進」報道の浮上
それによるとマンハッタンの地方検事ロバート・M・モーゲンソーは、Li Fang Weiと彼の会社LIMMTエコノミックス・アンド・トレードが、軍事転用可能な高強度金属を、イラン軍の関連会社に売却したというのであった。これらの物資の多くは軍事プログラムへの転用が可能なため、特定の国への輸出が国連の制裁措置によって制限されている。
|
2009-4-20 0:21
|
米企業買収で飛躍狙うインドのバーコード企業(インド発 Business Today)
「Bartronics: Raising the bar」
医療、レジャー・娯楽、輸送や政府関連といったセクターの共通点とは何か。それは、ほかの業界に比べ不況の影響を受けにくいと考えられている点だ。だから、もしこうした業界に身を置いているのであれば、あなたは間違いなく「スイートスポット」にいる、つまり収益を上げやすい分野にいるということで、これは不景気一色の米国においても例外ではない。
その意味で、無線で情報を読み取るRFID(無線自動識別)方式のICタグやバーコード、スマートカード分野においてインドでは大手のバートロニクス・インディアにとって、米国は事業拡大をもたらすスイートスポットそのものと言えそうだ。
|
広告
|
広告
|