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ニュース見出し
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2009-5-18 0:13
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「事実」をつくった詐欺集団(戦争詐欺師)
2001年1月のブッシュ政権誕生からワシントンや中東で取材を続け、日経ビジネスオンラインでも随時、分析記事を寄稿していただいている菅原出氏が最近、ブッシュ政権の8年間、とりわけイラク戦争を総括された本『戦争詐欺師』を出版されました。
この戦争を巡る政権内の政策闘争や、政策に影響を与えるべく暗躍した亡命者、ロビイストや情報詐欺師などの姿を通して、ワシントンの政策決定過程の舞台裏を描いています。この取材を通じて見えてきたことを語ってもらおうと思っています。
その中でも今回は2つの話をお願いしました。
まずは北朝鮮のミサイル問題。北朝鮮はなぜミサイル発射をこの時期に行ったのか。
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2009-5-18 0:13
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欧米通貨安で中国人学生の留学急増(中国発 経済観察報)
経済観察報記者 / 厳凱
「国内で就職先を探すべきか、それとも留学すべきか」。王振は、中国の後輩たちからしばしば相談を受ける。彼の答えはいつも基本的に同じだ。迷える後輩たちにこう提案している。
「今なら20万元(約280万円)を教育に投資すべきだ。勉強したことは自分のものになり、将来も価値が下がることはない。不動産などに投資するよりもずっと堅実だ」
そう言う彼自身も、オーストラリア留学に踏み切った若者の1人である。シドニー大学の修士課程で英語教育を懸命に勉強している。出国後初めての春節(中国の旧正月)は、故郷に帰らずシドニーで迎えた。
自分が選んだ道に間違いはないと思っている。
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2009-5-15 0:11
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第2回:日本語版に先駆けて中国語版を強化(短期集中連載 中国、オンラインジャーナリズムの現場から)
中国のインターネット人口は3億を超え、世界最大のネット大国となった。日本の総人口の2倍以上という巨大市場は魅力的だが、中国のネットメディアを取り囲む環境は、米国や日本のそれとは大きく違う。
新聞や雑誌などの伝統メディアはネット対応で後れを取り、大手ポータルサイトがその間隙を突いて情報発信の出口を押さえた。中国のネットユーザーの間では、ニュースはポータルで読む習慣が定着している。当局による報道規制やウェブサイトへのアクセスブロックなど、中国特有のリスクもある。
そんな中、気鋭の中国メディアや外資系メディアの間で、新たなビジネスモデルを模索する動きが出ている。北京で4つのメディアの編集長と会い、中国のオンラインジャーナリズムの今と未来について聞いた。
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2009-5-15 0:11
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知られざる鞄の名品グルカ(茂木崇の「タイムズスクエアに魅せられて」)
私はグルカの鞄を愛用している。良質の革を使用したクラシックで飽きのこない鞄である。
だが、なぜか日本のメンズ・ファッション雑誌がグルカを取り上げることは少ない。ネットで検索しても日本語での情報は非常に少ない。
そこで、私はエンパイアステートビルにあるグルカのショールームを訪ねた。そして、グルカの販売・ビジネス開発部門でディレクターを務めるチャールズ・チェヒーバーと、同社を傘下に収めるアクセサリー・ネットワーク・グループのマーケティング・広報部門でディレクターを務めるコレット・クラヘンブールに、様々な鞄を見せていただきながら話を聞いた。
番号のついている鞄
私はアメトラのファッションが好きなので、鞄も米国製の鞄を持ちたいと考える。
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2009-5-15 0:11
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インド、成長する携帯端末市場(インド発 Business Today)
「The handsets pie」
世界最速の成長を遂げているインドの携帯電話市場は、十数社にも上る通信事業者を引きつけているのだから当然、新規の携帯電話端末メーカーにとっても魅力的な存在だ。実際、大小数社の新規参入組はインドの携帯端末市場を新たな活躍の場だと考えている。
例えば、欧州に本拠地を置くメリディアングループに属するフライ・モバイルもそんな1社だ。同社によると、携帯電話の月間販売台数は10万台に達し、ディワリ*までにはさらに50〜60%増えるという。
*注:ヒンドゥー教の新年のお祝いで、10月から11月の満月から2週間後の「新月」の日に行われる
フライ・モバイルのラジーブ・カーナCEO(最高経営責任者)は「インドは今、千載一遇のチャンスだ」と言う。
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2009-5-15 0:11
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私が結婚しないのは彼が家を買えないから(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
近頃、中国のインターネットで“三不女”という新語が評判になっている。この“三不”は“不逛街(街をぶらつかない)”、“不盲従(盲従しない)”、“不攀比(競って見栄を張らない)”を意味し、具体的には年齢25歳以上で、独立した収入が有り、自信と知恵を兼ね備えた結婚適齢期を過ぎた女性を指す。
彼女たちはインターネットショッピングを通じて買い物をするので街をぶらつくことはないし、流行に盲従もしないし、見栄を張って他人と競うこともないということらしい。
“三不女”より先に“三不男”という言葉が存在したが、こちらの“三不”は“不主動(自発的でない)”、“不拒絶(はっきり断らない)”、“不負責(責任を負わない)”の意味であった。
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2009-5-14 0:24
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第1回:中国でも紙媒体の高度成長期は終わった(短期集中連載 中国、オンラインジャーナリズムの現場から)
中国のインターネット人口は3億を超え、世界最大のネット大国となった。日本の総人口の2倍以上という巨大市場は魅力的だが、中国のネットメディアを取り囲む環境は、米国や日本のそれとは大きく違う。
新聞や雑誌などの伝統メディアはネット対応で後れを取り、大手ポータルサイトがその間隙を突いて情報発信の出口を押さえた。中国のネットユーザーの間では、ニュースはポータルで読む習慣が定着している。当局による報道規制やウェブサイトへのアクセスブロックなど、中国特有のリスクもある。
そんな中、気鋭の中国メディアや外資系メディアの間で、新たなビジネスモデルを模索する動きが出ている。北京で4つのメディアの編集長と会い、中国のオンラインジャーナリズムの今と未来について聞いた。
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2009-5-14 0:24
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無抵抗の黒人青年を、警官は地下鉄ホームで射殺した(ルポ:“弱者”として生きるアメリカ)
今年の元旦、午前2時を少し回ったところだった。カリフォルニア州オークランドを走る地下鉄の駅で、22歳の黒人青年が白人の警官に射殺された。
若者の名をオスカー・グラントという。4歳の幼い娘を持つ男だった。
銃弾を撃ち込まれた際、グラントはプラットホームにうつ伏せに寝かされていた。両手首には手錠が掛けられ、どう足掻いても警官に抵抗はできなかった。彼は地下鉄車内で乱闘を起こしたが故に、そのような姿となっていた。
グラントは病院に運ばれたが、撃たれてからおよそ7時間後に息を引き取る。
この模様を、停車中の地下鉄利用客が、携帯電話の動画機能で撮影していた。やがてその映像がYouTubeで出回るようになる。
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2009-5-14 0:24
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ロッテ、酒類事業を急拡大(韓国発 毎経エコノミー)
ロッテグループの酒類事業を巡る動きが注目を集めている。飲料事業を展開する「ロッテ七星飲料」の酒類事業部と(アサヒビールが出資する)「ロッテアサヒ酒類」で構成され、2008年の売上高は1300億ウォン(約104億円)。グループ全体から見れば規模は小さい(編集部注:約6%に相当)が、急拡大しているのである。
一気にトップ狙うワイン事業
今年1月には、中堅酒類メーカーである「斗山酒類」を5030億ウォン(約402億円)で買収した。最近では韓国の大手ビールメーカー「OBビール」の買収にも関心を示した。
斗山酒類は、焼酎「チョウムチョロム」やワイン「マジュアン」で知られ、昨年の売上高は3608億ウォン(約289億円)だった。
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2009-5-13 0:39
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凍える新興国クルマ市場(時流超流)
自動車販売が落ち込む先進国と比べて底堅いと見られてきた新興国市場。中国は健闘するものの不安も高まっている。
「BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)ではなく、BICsと呼ばれるようになるかもしれない」(外資系証券のアナリスト)。こう言われるほど、低迷が著しいのがロシアだ。
BRICsからロシアが脱落?
ロシアの今年1〜3月期の販売は、前年同期比で4割減少した。2008年の新車販売は293万台だったが、調査会社によると今年の予想はわずか170万台。月を追うごとに販売は落ち込んでおり、前年同月比の減少率は1月に33%だったが、3月には47%に達した。
ドイツのフォルクスワーゲン(VW)だけは3%増で踏みとどまったが、ほかは全メーカーがマイナス。
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2009-5-13 0:39
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双竜自動車の今後に集まる注目(韓国発 毎経エコノミー)
今年1月以来、法定管理下に置かれている双竜自動車がこのほどリストラ案を発表した。同社が生き残れるかどうか、その結末は自動車業界全体に大きな影響を与えるため業界は注目している。
双竜自動車が発表した経営正常化案の柱は、総人員の37%に当たる2646人の人員削減と賃金の削減(これにより年間2320億ウォンの人件費の節減になるという)、ポスン工業団地物流センター及びヨンドンの敷地などの資産売却といったリストラ案と、中・長期的な観点からの新車開発と販売強化案からなる。
新車開発としては、2013年までにSUV(多目的スポーツ車)を3車種、乗用車2車種を出す予定で、同時にディーゼル・ハイブリッドなどの環境に優しいクルマの開発も含まれている。
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2009-5-12 0:23
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中国クルマ販売が急回復(時流超流)
世界各国で自動車販売が大幅に落ち込む中、米国を抜いて世界最大に浮上した中国市場に注目が集まっている。
中国の自動車販売は、昨年8月から10月を除いて前年割れが続いていたが、今年2月にプラスに転換。1〜3月の販売台数は約268万台と前年同期比3.9%増加し、米国(約220万台)に48万台の差をつけた。年間でも初の世界首位になるのが確実と見られている。
ガソリン値下げ、減税の効果
そんな中、4月20日から28日まで開催された中国最大級の自動車ショー「第13回上海国際汽車工業展覧会」には、経営危機にある米ビッグスリーを含む世界の主要メーカーが揃って参加した。プレスデー(報道関係者向け公開)にスピーチしたトヨタ自動車の渡辺捷昭社長は、「中国が世界経済のリーダー的な役割を担うのは間違いない」と強い期待をにじませた。
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2009-5-12 0:23
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自動販売機で、焼きたてピザはいかが?(世界を小窓から 〜設定考証マンが覗いた国際社会のあれこれ)
日本ほど多種多様な自動販売機(以下、自販機)が路上に並んでいる国はないと言われている。私は東京在住だが、たしかに近所を少し歩いただけでも、清涼飲料水だけではなく、ラーメン缶やおでん缶、パン類やカップ麺などの自販機を見つけることが出来る。また、遠出する時などには高速道路のサービスエリアに設置されている冷凍食品の自動販売機で、たこ焼きやフライドポテト、炒飯などを購入することもある。
あれ?なんだか、食べ物の自販機ばかりを注目しているような気が・・・・?
ならば、今回は世界の「食べ物の自販機」の小窓から覗いてみよう。
もちろん、こうした食べ物の自販機の開発を行うのは日本人だけではない。
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2009-5-12 0:23
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サッチャー時代の終焉(FINANCIAL TIMES)
「英国民は社会主義に見切りをつけた。30年にわたる実験は明らかに失敗に終わったのだ。国民は別の手法を試したいと考えている」
総選挙での初勝利を目前にした1979年5月3日、マーガレット・サッチャー氏はこう考えた。だが5月初旬で“鉄の女”のダウニング街入りから30周年を迎えようとする中、英国民の多くは再び“30年にわたる実験は明らかに失敗に終わった”という結論に達しつつある。今回見切られようとしているのはサッチャー主義だ。
“鉄の女”サッチャー元英首相が先鞭をつけた自由市場主義はかつて世界中が見習った(写真:AP Images)
サッチャー時代の終焉は国際的にも重要な出来事だ。
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2009-5-12 0:23
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武器輸入と誘拐ビジネスから、ソマリア軍閥は足を洗えるか?(吉田鈴香の「世界の中のニッポン」)
前回、取材旅程も終わる頃、ジブチのシェラトンホテルでただならなぬ雰囲気を漂わせた男性を見つけた、と書いた。その時、ソマリ・ビジネス・コミュニティーのアドバイザーをしているアブドゥラーマンと会う約束をしていた筆者だが、男性の素性が気にかかってしかたがない。
…やがて、こちらに近づいて来たアブドゥラーマンが、男性と筆者とを交互に見ながら「彼を紹介しよう」と言ったのだった。男性と筆者は握手をし、互いにファーストネームを名乗った。本名は明かせないため、仮にB氏としよう。
アブドゥラーマンは、「僕のいとこだ。モガディシュから来ている」と言う。B氏はにこやかに「モガディシュに来て我が家に泊まっていい」と言った。
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2009-5-12 0:23
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「ナノ」、売れ筋は最上位モデル(インド発 Business Today)
「Customers prefer top-end Nano version」
インドにおいて、マイカー購入者の要求が高度化している。彼らはタタ・モーターズの世界で最も安い乗用車「ナノ」を購入するに当たっても、できるだけ多くの装備が詰め込まれた1台を買おうとする。
こうした傾向は、ナノの予約状況が示す顧客の嗜好に見て取れる。最上位モデルである「ナノLX」に対する購入申し込み*は、全体の50%前後に上った。同モデルの店頭価格はデリーで17万2360ルピー(約34万6000円)、ムンバイでは18万3375ルピー(約36万8000円)だ。一方、10万ルピー(約20万円)の最安値である標準モデルへの申し込みは、全体の20%にとどまった。
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2009-5-11 0:19
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穴だらけの環境汚染観測ネットワーク(中国発 財経)
「“天網”怎様疏而漏」
財経記者 于達維
浙江省台州市の環境保護局情報センターに勤務する蘇さんの仕事は、コンピューターディスプレーの画面をチェックすることだ。この小さな画面の上で、台州市内にある93カ所の重点汚染源の排出状況をすべてモニターできるようになっている。
「これは、ある工場の廃水です。表面が泡立っているのは水処理施設が正常に機能しているということ。このボタンでカメラの向きを変えれば、設備の周辺も確認できます」。画面を指さしながら、蘇さんはそう説明してくれた。
浙江省内の重点汚染排出事業所1452カ所のすべてで、このようなオンラインによる監視が可能になっている。
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2009-5-11 0:19
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規模縮小しかない鉄鋼帝国(FINANCIAL TIMES)
鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタルのラクシュミ・ミタル会長と緊縮経営とは、あり得ない組み合わせだ。
このインド人起業家は大胆な買収戦略により、15年間で製鉄所の国際網を作り上げ富を築いてきた。主要株主でもある同社の鉄鋼生産量は世界の10%を占め、2位の3倍の規模を誇る。
ところが世界同時不況が本格化し始めた昨秋以降、鉄鋼産業の見通しは、日増しに暗くなっている。
鉄鋼を取り巻く環境の悪化により、専門家の中にはミタル氏はその広大な製造網に大鉈を振るうしかなくなると見る向きがある。それは5大陸の数十カ所の製鉄所及び加工事業に及ぶ。
景気後退で同社の株価は昨年6月から75%急落、同氏の持ち株価値は600億ドル超から約170億ドルに減った。
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2009-5-11 0:19
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短期集中連載 中国、オンラインジャーナリズムの現場から()
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2009-5-8 0:37
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中国需要回復も、薄い恩恵(時流超流)
広東省深セン市の中心部から車で約1時間。日系の中小メーカーが集まる工業団地の一角に、自動車のパワーステアリング用部品を製造している丸嘉工業(岐阜県各務原市)の中国工場がある。その生産現場に入ると空きスペースが目立ち、閑散としていた。世界的な自動車不況のあおりで、受注が激減したのだ。
ピーク時に毎月22万個あった生産量は今年2月に3万個まで減った。それに応じて人員も削減し、260人いた作業員は60人まで絞り込んだ。9本あった生産ラインも4本に縮小した。この生産子会社の野村隆二社長は「自動車部品関連の事業を他社に売却することも検討している」とため息交じりに打ち明ける。
深セン市にある丸嘉工業の工場。
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