「日本の孤立化」に失敗した朴槿恵外交。韓国で「無能」と糾弾されるに至った。それも身内の保守系紙からだ。任期をまだ2年半以上残す政権へのメディアの“宣戦布告”は、外交政策へのいら立ちがいかに大きいかを示している。

相次ぐ金融緩和が景気減速を印象付ける中国。最近訪れた農村の町は、客がいないショッピングモールと買い手のつかないアパートが林立するゴーストタウンだった。中国経済はいよいよ危ないのか。実態を確かめようと足を運んで見たものとは。

中国の権力闘争がますますきな臭い。徐才厚に続いて郭伯雄という解放軍元制服組トップ2の長老を排除したことは、習近平政権の今後にどんな影響を与えるのか。江沢民まで追及の手は伸びるのか、あるいはクーデターの危険が高まるか。

韓国で4月24日、26万人に上る労働者が集まりストライキを実施した。これほど大規模なストは3年ぶりのこと。雇用主が労働者をより容易に解雇できるようにする政府の改革案への反対を唱えている。

安倍首相が4月28日のオバマ大統領との首脳会談に続き、29日には上下両院合同会議で演説する。韓国ではこの演説に対し、国を挙げて「阻止」に取り組んできた。村上春樹氏の発言まで引用しての執拗さだったが……。

欧州委員会が4月15日、米グーグルに対し、異議告知書を送付した。ネット検索市場での独占的地位を乱用しているとの疑いだ。背景には、デジタル分野で米国企業に先行を許してきた欧州の焦りがある。

シリアで拘束・殺害された後藤健二さんの死を悼み、私が知る彼の人となりをお伝えしたい。そして、人質事件に関わったことのある者として、その経験と教訓を語ろうと思う。悔しさと悲しみを越え、テロとの戦いに屈しないために。

明るい材料の少ない国内のビール市場にただしがみついていても仕方がないと、いまビール会社は国外に活路を見出し、買収提携戦略を加速させている。キリンビールのタイ進出もその一環だ。

アシアナ航空機が広島空港への着陸を失敗した事故を受けて、韓国の国土交通部は民間機のパイロットに対して「緊急技量点検と補強訓練」を行うよう指示した。パイロットらは「事故の責任がパイロットにあるとするもの」として反発している。

「お坊さんのすばらしい説法を聞いて、心底感動しました。心が落ち着いて、これまでの人生で感じたことがないほど、安らかで穏やかな気持ちになれたんです」。清々しい表情でこう語る男性は、上海で活躍する40代の会社経営者だ。