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ニュース見出し
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2009-10-16 1:06
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コンテンツの不正コピーを解決します!(茂木崇の「タイムズスクエアに魅せられて」)
本欄ではこれまで3回にわたって米国の新聞・雑誌がネット版で新たな収益を獲得しようとする最新動向を取り上げてきた(過去コラム)。
アトリビュターのロゴ
4回目の今回は、コンテンツの不正コピーを突き止める技術を開発したアトリビュターを取り上げる。ただし、同社は不正を突き止めても裁判に訴えるのではなく、意外な解決策を提案している。
アトリビュターのCEOのジム・ピトコーに電話でインタビューした。
アトリビュターは、コンテンツの不正コピーが野放しになっている現状を改める3つのサービスを提供している。
アトリビュターCEO ジム・ピトコー
(1)フェアシェア・ガーディアン
アトリビュターはウェブサイトをクロールし、95〜97%の確率でコンテンツの不正コピーを発見する技術を開発した。
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2009-10-16 1:06
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頭が痛い、北京のゴミは年8%増加中(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
中国の統計によれば、2007年の全国655都市のゴミ総量は1.25億トンで、毎年8〜10%の速度で増大している。
そのうち、北京市のゴミの年間総量は約730万トン。積み上げれば、“景山”(元・明・清、3王朝の御苑、敷地面積:32.3ヘクタール、明・清王朝の皇居である“故宮”の北に位置し、現在では「景山公園」として知られている)の規模に相当すると言われている。
景山の敷地面積は32.3ヘクタールで、面積が16.2ヘクタールの日比谷公園の2倍に相当する。これに対して、日本のゴミ総量は年間5000万トンで東京ドーム約136杯分に相当すると言われるが、このうち東京都のゴミ総量は約520万トンである。
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2009-10-16 1:06
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ピンクのストッキング、日本海を渡る(アジアで稼ぐ!)
今あなたが履いている靴下はおいくら?。
記者の場合、4足1000円の格安靴下と決まっている。すぐゴムが緩くなるとか、靴下を脱ぐ度に糸くずが足の指にまとわりつくとか、多少の難は承知の上。それでも愛用してきたのは、穴が空いたら気楽に捨てられる安さが魅力だからだ。
こうした格安製品の大部分は中国の工場で作られている。靴下に限らずストッキングや洋服も、値段が安いほど中国製の比率は高まる。
日本にとどまれば「座して死を待つばかり」
「世界の工場」である中国で生産された安い商品が日本に大量に輸入された結果、日本の製造業とりわけ繊維産業に大きなダメージを与えた。例えば、パンティーストッキングの市場規模はここ10年で半減したと言う。
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2009-10-16 1:06
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中国、鉄鉱石の価格交渉を来年に持ち越し(中国発 経済観察報)
「今明年鉄鉱石談判将合併 中鋼協促修改談判規則」
経済観察網記者 張テイ
来年度の鉄鉱石価格の交渉開始日まで20日を切ったにもかかわらず、今年の価格交渉は未だに決着していない。そこで中国鉄鋼業界と海外資源大手の交渉団は、2009年と2010年の価格交渉をまとめて行うことを決めた。
10月12日、北京で開催された世界鉄鋼協会の年次総会の席上、中国鉄鋼工業協会常務副会長の羅氷生は、「中国鉄鋼業界と世界の鉄鉱石三大メジャー*との交渉は継続中であり、2009年と2010年の価格交渉を一括して進める」と述べた。
*英豪BHPビリトン、同リオ・ティント、ブラジルのヴァーレ。この3社で世界の鉄鉱石貿易の8割を占めるとされる。
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2009-10-15 1:14
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インド発 The Statesman()
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2009-10-15 1:14
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少年は叫んだ「僕は、高く飛びます!」(ルポ:“弱者”として生きるアメリカ)
「先生、おはよう」
新たなボランティアの日、教室に入ると少年は言った。
「おはよう。『先生』って教えたっけな?」
「習ったよ」
少年は応じたが、私は教えた内容をメモしているので、彼が独自で学習したことは明らかだった。
この日も、最初に五十音の復習から始めた。私が平仮名を書き、彼に読ませてみる。大方、頭に入ったようであるが、ほんの数回のレッスンで全てを把握できる筈もない。少年は答えに詰まると、「Sorry」と語った。
「謝らなくたっていいよ。語学なんて、何度も何度も間違えて覚えていくものなんだから」
こんな小さな事で、詫びを口にしてしまう彼。同級生たちから虐められた折にも、同じ言葉を発していたのだろうか。
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2009-10-15 1:14
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ラブコール、応じているのは20人(アジアで稼ぐ!)
インドの首都ニューデリー市街から自動車で1時間ほどのグルガオン地区。ここに本社を構える樹脂成型会社「AGインダストリーズ」は急成長しており、現地でも注目されている部品メーカーだ。
主な取引先は、世界最大の二輪車メーカーであるヒーロー・ホンダで、今年はボディ用のプラスチック製部品など1000万個を納入する見込みだという。
1993年に設立し、現在は合計3カ所に工場を展開している。業績は右肩上がりが続いており、今期は前期比66%増の1億ドルの大台に乗せることを目標としている。
日本式のカイゼン活動が事業拡大には必須
ところが、同社の工場に1歩踏み入れると、内部では人海戦術に頼る部分が多いことに驚かされる。
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2009-10-15 1:14
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アルセロール・ミタル、住民の反対で製鉄所の建設ストップ(インド発 The Statesman)
「ArcelorMittal's $8b Indian project faces trouble」
タタ・モーターズの低価格小型車「ナノ」の顛末と同じく、多国籍企業のインド進出のハードルがまたもや上がるのだろうか?
どうやら、その可能性が高そうだ。ルクセンブルグに本社を置く世界最大の鉄鋼メーカー、アルセロール・ミタル*は、インド東部のジャールカンド州に4000億ルピー(約7700億円)を投じ、製鉄所の建設を計画している。だが、建設予定地の住民が強硬に反対し、計画は立ち往生している。
*2006年、インドのミタル・スチールが欧州のアルセロールの株式を買収し、両社の経営統合によって誕生した。
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2009-10-14 0:23
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「政策の打順」組み誤った民主党(吉田鈴香の「世界の中のニッポン」)
民主党政権が本格的に始まった。7〜8月、このコラムで「政治シリーズガラガラポン」を連載して、筆者は政治の行方を大いに懸念、あるいは期待するようになった。
発足後100日間は静観していたほうがいいのかと思い、論評を自発的に遠慮していた。だが、「無為の国」思想そのままに政治不在でも毎日が動く日本での暮らしを味わうにつけ、政府運営に言及せずにいるのはもったいない、と思うに至った。
筆者、再び、政治について筆を執る。
大型台風への対応もなし、「脱官僚」の実態
10月7〜8日、大型の台風18号が日本列島を南北に縦断していった。死者2人、負傷者110人超(9日現在)という状況である。
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2009-10-14 0:23
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老舗アジア情報誌が63年の歴史に幕(シンガポール発 The Straits Times)
「63-year-old Far Eastern Economic Review to close down」
出版業界の厳しい現実が、アジアで最も辛口の出版物の1つを廃刊に追い込んだ。
香港を拠点に、63年の長きにわたってアジア情報を発信してきた英字誌ファーイースタン・エコノミック・レビュー(FEER)は、「事業を維持できないほど広告収入と購読者数が減少した」ことにより、12月に発行を停止する。親会社の米ダウ・ジョーンズによれば、今後は「中核媒体であるウォールストリート・ジャーナルに経営資源を集中させる」という。
2004年、FEERは損失を食い止めるため週刊誌から月刊誌に衣替えし、従業員のほぼ全員にあたる80人を解雇した。
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2009-10-14 0:23
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消費者の「行動シナリオ」で売る(アジアで稼ぐ!)
インド国内に、ハイパーマートや衣料品店、家電量販店、家具店など1000店余りを展開する大手流通企業「フューチャーグループ」。グループの総売上高は20億ドル、総従業員数は3万人を超す。この企業群を一代で築いたキショー・ビヤーニ・グループCEO(最高経営責任者)は、現地では「流通王」と呼ばれている。ビヤーニ氏にインドの消費市場の現状と将来性、そしてフューチャーグループの成長戦略について聞いた。
インド経済は一時に比べれば成長のスピードが鈍化したとはいえ、いまだに堅調に伸びています。この勢いは続くのでしょうか。
ビヤーニ これから7〜8年で、インドの経済は2倍に成長するでしょう。
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2009-10-14 0:23
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GE、ヘルスケア強化に挑む(FINANCIAL TIMES)
世界的な不景気にさしものGEも業績不振に悩む。有望分野のヘルスケア事業強化に当たるジョン・ディニーン氏。多岐にわたる事業分野に選択と集中で挑む。
GE勤続23年のベテラン、ジョン・ディニーン氏はヘルスケア事業での挑戦を楽しんでいる(写真:AP Images)
ジョン・ディニーン氏(46歳)は超大型機械の製造から、目に見えない生物学的構造を病気治療に生かす部署に異動した。全く畑違いだが、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の、最大だが抱える問題も大きい事業部門を磨き上げるという点で目的は共通している。
ディニーン氏は米ペンシルベニア州で鉄道車両製造部門を3年間率いた後、昨年英国を本拠地とするヘルスケア事業を任されることになった。
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2009-10-13 0:53
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踊るインフラ投資、振り飛ばされる農業(中国羅針盤)
10月1日から9日間に及ぶ国慶節(建国記念日)の休暇。中秋節でもあり、家族や親族が一堂に会する時期である。春節のような民族大移動は起こらないものの、多くの出稼ぎ労働者が里帰りをする。
借金取りに追われ、出稼ぎ娘「小雪」のもとに身を寄せ
北京のカラオケバー。小姐(接客する女性)の帰省が多いうえ、顧客も休暇中とあって店内はガラガラだ。数名のホステスがお茶をひいている。
「帰省したくても、彼女たち、できないんですよ」と店のママが言う。帰るべき実家に両親はおらず、逆に親が北京に出て来ているというのだ。「田舎にいられなくなったみたいなの。借金取りから逃げてきて、娘を頼って来たみたい」。
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2009-10-13 0:53
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アジアで稼ぐ!()
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2009-10-13 0:53
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建国60年の中国の楽観主義(FINANCIAL TIMES)
“自称”共産党は期待通りの奇跡を起こした。数億人が貧困から解放され、経済大国にもなった。国民は国家の矛盾を意識しつつ、容認している。
「俺たちはヒヨコみたいなものさ。大きくなるとガチョウになり、羊になり、牛になる。牛の次は共産主義だ。そうなれば毎日餃子や肉が食える」
共産主義、少なくともその中国版は期待された通りの奇跡を起こしたようだ。ここに至る道は苦痛に満ち、多くの血が流れた。だが自称・共産党は責務を果たした。映画監督、張芸謀(チャン・イーモウ)氏の1994年の作品「活きる」の主人公が息子と孫に語った通り、実際、大方の中国人の暮らし向きは良くなった。
かつては作品が反体制的として上映禁止になったこともある張監督の自伝的作品「活きる」は、中華人民共和国誕生から60年、鄧小平の経済改革から30年を経た中国について多くを物語る。
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2009-10-13 0:53
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そこまでやらなきゃ守れない「国家安全」って何だ?(アジアで稼ぐ!)
中国で建国60周年を記念した国慶節休暇が終わった。10月1日の大規模な軍事パレードから始まった8日間の大型連休は、全土がお祝いムード一色に包まれた。
その代償として、市民生活は不便を強いられた。北京ではパレードのルートに面した建物や道路は封鎖され、航空便のスケジュールは変更を余儀なくされた。テロを警戒する治安対策は昨年の北京五輪を上回る規模ともされ、市街のあちこちに武装警察の姿が目立った。
空港ラウンジの無線LANが禁止に
インターネットの自由は制限されてしまうのか。建国60周年を祝う横断幕の前で(写真はイメージ)
画像のクリックで拡大表示
異例の警戒ぶりは、インターネットの世界にも及んでいた。
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2009-10-13 0:53
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シンガポール発 The Straits Times()
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2009-10-9 0:18
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「のど掻き切り報復殺人」の真相(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
中国のポータルサイト“網易(Net Ease)”の掲示板である“網易論壇”に2009年9月19日付で「BMWで死傷事故を起こしたあの女がのどを掻き切られて殺されたらしい」という表題で長文の書き込みがあった。
この書き込みは中国国内のネット掲示板に数多く転載されたが、その後、当局の指示ですべて削除され、今では海外の中国語サイトでしか読むことはできない。
ただし、当該書き込みには女性が殺害される経緯が殺害の当事者でなければ分からないと思われる内容までが詳細に書かれていて不自然で、冷静なネットユーザーは庶民の願望を表した小説であると切り捨てている。
交通事故と言うより、クルマによる殺人
筆者は海外の中国語サイトをネットサーフィンしていて当該記事を発見したのだが、「BMWで死傷事故を起こしたあの女」という記載を見て、すぐに2003年10月に黒龍江省ハルビン市で起こった交通事故を思い出した。
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2009-10-9 0:18
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国際会議で強まるアジアの声(マニラ便りアジア経済の現場から)
私は、この2週間ほど、ニューヨーク、ハノイ、ソウル、イスタンブールに出張し、さまざまな国際会議に出席しました。そこでは、世界経済危機を脱出するための各国の努力が示されるとともに、新しい国際金融システムの構築に向けて真剣な議論が行われていました。なかでも、こうした課題に関するアジア諸国の声が強い拡がりを見せていることが印象的でした。
今回は、私の出席したさまざまな国際会議で聞かれたこれらの課題に関するアジアの声を紹介することにしたいと思います。2010年11月のG20サミットは韓国で開かれることが決まっており、アジアの声をかなり反映した展開になると考えられるからです。アジア開発銀行(ADB)としても、アジア諸国を側面から支援していくつもりです。
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2009-10-9 0:18
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中国工商銀行のACL銀行買収、タイ政府が承認へ(タイ発 THE NATION)
「Chinese bank in pole position for ACL stake」
タイ政府は、中国工商銀行(ICBC)がタイ中堅のACL銀行の株式をTOB(株式公開買い付け)で過半数取得する計画の承認を、「ほかにもっとよい提案がなければ」という条件で前向きに検討している。ICBCは1株あたり11.5バーツ(約31円)のTOB価格を提示している。
「提示価格と買い手については申し分ない」。10月5日、滞在中のトルコ・イスタンブールでテレビ会議を通じて取材に応じたコーン・チャティカワニット財務相は、そう語った。「これよりもよい提案がなければ、我々は市場価格でACLの株を売却*する用意がある」。
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