韓国でMERS（中東呼吸器症候群）感染が広がっている。加えて問題になっているのは情報を公開しようとしなかった政府の姿勢だ。「情報公開は不安を煽る」という理由だが、この姿勢が不安を一層助長した。

ネパール大地震から1カ月以上が過ぎた。現地はいまだ「復興」ではなく「救援」の状態。私の組織でも支援を始めた。今回の震災で思い出すのは、サイクロン被災後のミャンマー、東日本大震災後の牡鹿半島、そしてソマリアでの経験だ。

河南省の高齢者施設で起きた火災事故に対して、習近平・国家主席と李克強・国務院総理が直々に「全力の対応」を指示した。増え続ける高齢者への支援は十分にできず、国民の不安は増し続けている。根本的対策は打てるのか。

誰からも止められず、核武装を着々と進める北朝鮮。焦った韓国人が「我々も核を持つ」と言い出した。韓国で最大部数を誇る保守系紙、朝鮮日報が打ち出した「核武装論」。米国との距離が開く中で、リアルな選択肢として浮上している。

アジアインフラ投資銀行への参加の是非を巡って、自民党内でも意見が別れている。安倍首相は依然として不信感を抱く。あるアナリストは「AIIBに加わらずTPPで合意できなければ日本の影響力がさらに弱まる」と指摘する。

韓国で人気を博している地上波テレビ番組「マイリトルテレビジョン」は、インターネット個人放送局「アフリカTV」のコンセプトを導入した番組だ。パソコンとカメラ、インターネットさえ使えれば誰でも無料で個人放送局が持てる。

中国で5月、映画「疾風の9日間」が公開された。描くのは、70年代にトウ小平が行った訪米。この作品には現政権の意図が見え隠れする。中国の経済成長に米国の存在が欠かせなかったことを強調する一方「中国は服従しない」と主張する。

仏原子力大手アレバが業績不振に陥っている。先進国における原子力発電需要の低迷と、独自に開発した原子炉建設の大幅な遅れが原因だ。同社の原子炉事業は、仏電力公社が買収する見込みだ。

私たち大人は、辛抱強く見守らなければなりません。子供たちが自発的にどう改善すればいいかを導き出すことが大切だからです。指示をするのではなく、自分自身で判断してもらうことなのです。

最近、日本のコーポレートガバナンスがついに夜明けを迎えるとの高揚感や、日本企業の収益性が改善するとの期待が高まっていた。だが5月半ば、大手2社から残念なニュースが飛び出し、体質改善はまだ道半ばであることを思い出させた。