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ニュース見出し
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2010-6-17 0:24
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失敗から学んだ、社会貢献と事業展開の正しい関係(BOP新大陸 ビジネスパーソンのためのアフリカの相場観)
国際医療支援するNPO(特定非営利組織)である「チャイルドドクター・ジャパン」にてケニア事務所の共同代表を務めるのが宮田久也氏だ。チャイルドドクター・ジャパンは、2000年10月に医真会八尾総合病院を支援母体として設立した。これまで地震や洪水などの緊急支援活動、貧困地域の子どもたちを対象とした開発支援事業を実施している。
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アフリカに設立されている医療機関においては、邦人NGO(非政府組織)としては最大となる1500人以上のHIV感染者・エイズ患者を受け入れた実績を持つほか、抗HIV薬や抗結核薬の配布、各種検査の実施、食糧や水質浄化剤の配布、カウンセリングの実施といった取り組みを進めている。
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2010-6-17 0:24
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モスクワにない地方の魅力(ロシア、今が攻め時)
ロシアで猛烈な速さで成長を続けるコンビニエンスストアがある。1998年に1号店を出店以来、既に3363店を展開するマグニットだ。2002年以降、年平均36%増の速さで出店を続け、今では超大型店ハイパーマーケットの出店にも力を注ぐ。金融危機を経ても出店ペースは衰えず、今年もコンビニを450〜500店舗、ハイパーマーケットを25〜30店舗増やす予定だ。
今や店舗数でロシア最大の小売りチェーンとなり、昨年の売上高は53億5400万ドル(約4770億円)。2006年にはモスクワの証券取引所に株式上場も果たしている。
マグニットの出店戦略は極めてユニークだ。ロシア全土に広がる50万人以下の地方都市にターゲットを定め、最近では5000人規模の小さな町にまで出店先を広げている。
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2010-6-16 0:41
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悲惨なことは何も起きていない(ロシア、今が攻め時)
昨年、ロシアが経済危機に陥ったのは、原油やガスなどのエネルギー依存体質が大きな要因の1つ言われる。原油価格の上昇がロシアの経済成長を加速させていたというのが、一般的な見方だろう。
だが、ロシア最大の独立系投資銀行トロイカ・ディアローグのチーフエコノミスト、エフゲニー・ガブリレンコフ氏は、その見方に異を唱える。ガブリレンコフ氏に、昨年起きた“危機”の本質を聞いた。
(聞き手は大竹剛=日経ビジネス・ロンドン支局)
昨年、経済成長率はマイナス7.9%まで急落し、ロシア経済は極めて深刻な状況に陥りました。その一方で、危機のイメージが誇張され過ぎているという意見もあります。どちらが正しい見方なのでしょうか。
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2010-6-16 0:41
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米国史上最長の戦争はいまだ先が見えず(オバマと戦争)
カルザイ大統領はなぜ2人の治安担当閣僚の首を切ったのか
アフガニスタンのカルザイ大統領が、2人の治安担当閣僚を首にしたことで、米国の対アフガン作戦はさらに先行き不透明な状況に陥っている。
6月6日、カルザイ政権の内務大臣ハニフ・アトマル(Hanif Atmar)と同国情報機関のアムルラ・サレハ(Amrullah Saleh)長官が辞職したことが明らかになり、米軍や北大西洋条約機構(NATO)関係者を驚かせた。
2人ともカルザイ氏が大統領に就任した2002年以来、同大統領に仕えてきた閣僚であり、アトマル大臣はこれまでに3つの閣僚ポスト、サレハ長官は2004年以来、アフガン・インテリジェンス機関のトップをつとめてきた。
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2010-6-16 0:41
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「知識経済研究開発戦略企画団」が活動開始(韓国発 毎経エコノミー)
韓国政府が設置を決めた「知識経済研究開発戦略企画団」のメンバーが確定し、6月1日から公式に活動を開始した。
元サムスン電子社長のファン・チャンギュ団長
知識経済研究開発戦略企画団は韓国の未来を描くべく、今後、政府の研究開発投資の方向を示し、予算編成の審議及びポートフォリオの調整などを担当する。
「ファンの法則(メモリの容量が年に2倍ずつ増加)」で知られる、半導体の権威ファン・チャンギュ元サムスン電子社長を団長に任命。このほど選出された5人の常勤マネジング・ディレクターと10人の非常勤のメンバーはいずれも専門家顔負けの面々だ。
常勤マネジング・ディレクターには、現在、ソウル大学で次世代融合技術特任研究委員として電気自動車を中心とするグリーンカー戦略の青写真を描いている元現代オートネット社長のジュ・ヨンソプ氏、韓国初の大学内ベンチャー企業を設立したキム・ソンヨン・バイロメド代表兼ソウル大教授、ナノ複合素材開発者のホン・スンヨンKAIST新素材工学科教授、ジョ・シン元SKブロードバンド社長、パク・サンドク元韓国電力研究院長の5人が選ばれた。
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2010-6-15 0:35
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ロシア、今が攻め時()
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2010-6-15 0:35
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ロシアがBRICsで一番の買い(ロシア、今が攻め時)
昨年、資源バブルが弾け、経済危機に見舞われたロシア。BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)から「R」を外せと言われ、世界経済を牽引する新興国としての“資格”を問われた。経済の国家管理強化、過度な石油・ガス依存、蔓延する汚職…。欧米の常識から判断すれば、この国は極めて不可解に映る。
だが、ここには一歩踏み込めば見えてくる成長機会がある。ロシア経済の行方に強気の姿勢を崩さない“賢人”たちに、そのワケを聞く。第1回はゴールドマンサックスのチーフエコノミストで「ミスターBRICs」と呼ばれるジム・オニール氏。
(聞き手は大竹剛=日経ビジネス・ロンドン支局)
BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国の中では、今年、ロシアの株式市場が最も有望と見ていますが、その根拠は何ですか。
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2010-6-15 0:35
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インドでターバン対応車までも販売する現代自動車(コリアン・グローバル・カンパニー 〜韓国企業に学ぶな!)
韓国企業の特徴を分析していくこの連載。前回は、サムスングループを例に、オーナーのリーダーシップと意思決定について触れた。今回は、成長著しい新興国市場の開拓について、現代自動車のマーケティング戦略や李明博大統領の“辣腕セールスマン”ぶりについて見ていく。
(前回から読む)
韓国企業の強みのもう1つは、「新興国市場の先取り」だ。韓国勢は、ゴールドマン・サックスが2001年11月に発表した投資家向けレポートに従い、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)市場の開拓にいち早く乗り出した。
新興国市場に集中的に進出した韓国企業は、低価格市場を狙ってマーケティングを強化し、ボリュームゾーンで利益を得た。
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2010-6-15 0:35
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マイケル人形が夜に登場し、海賊版マスコットが売れまくるワケ(上海万博をニッポンはどう生かす)
万博会場にほど近い上海の人民広場。18時頃に、薄暗い中、多くの人が集まって写真を懸命に撮っている。よく見ると、洋服を着たマイケル・ジャクソンのマネキンがガラスケースの中に立っている。等身大のマイケルをバックに人々が写真を撮っているのである。
マイケルは追悼映画「THIS IS IT」が上海でも公開された。CDも店頭や、路上の屋台など(たぶん海賊盤なのだろう)で売られている。今やマイケルは上海で大人気なのである。
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さて、マイケル人形のガラスの前に置かれた看板をよく読んでみると、「写真1枚で15元(約210円)、写真は撮影後に1分でお渡し可能」と書かれている。
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2010-6-14 1:39
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トヨタ、日産が狙う中国の頭脳(時事深層)
日本の自動車関連メーカーが中国で研究開発を加速している。世界最大市場の消費者のニーズをつかみ、グローバル戦略にも活用。人材確保が容易なこともあり、部品メーカーも頭脳獲得を急いでいる。
トヨタ自動車は、中国で数百人の技術者を採用して大規模な開発拠点を設置。中国での研究開発を本格化させる。
万国博覧会で注目を浴びる中国・上海市から高速道路を西へ車で1時間。江蘇省常熟市の巨大な開発区が姿を現す。総面積は50km2。この広大な土地で、トヨタは新しい研究開発拠点の設立準備を進めている。
常熟市が国家級の「自動車部品産業園」と銘打ち、開発を進める自動車関連の産業集積プロジェクトで、その目玉がこの研究開発センターだ。
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2010-6-14 1:39
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儲けたいなら、アフリカに投資すべき(南アフリカ 企業が挑むもう1つのW杯)
企業がアフリカ市場への参入する際のリスク要因は、数多くある。政治情勢や治安、法整備、経済状況、教育や健康などの生活水準…。これらのリスク要因、言い換えれば、その国の統治品質(ガバナンス)の良し悪しが、ビジネスの成否を大きく左右することになる。
このアフリカ諸国のガバナンスを指数化し、統治品質の改善に大きな貢献をした統治者を表彰しているのが、モ・イブラヒム財団である。モ・イブラヒム財団が授与するモ・イブラヒム賞は、「アフリカのノーベル賞」とも言われ、選考委員には国連前総長のコフィ・アナン氏などが名を連ねる。
財団を設立したモ・イブラヒム氏は、スーダン出身の英国人。アフリカで携帯電話事業者セルテル・インターナショナルを1998年に創業し、2005年に34億ドル(約3000億円)で売却して富を築いた。
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2010-6-11 0:32
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動き出した「ニューズウィーク」売却(茂木崇の「タイムズスクエアに魅せられて」)
ワシントンポスト社が、傘下のニュース週刊誌「ニューズウィーク」を売却したいとの意向を今年5月5日に明らかにした。同社のドナルド・グラハム会長は、2007年から2009年にわたる同誌の記録的な赤字と、今年も赤字に終わると予想していることを売却の理由としている。「ニューズウィーク」は1933年の創刊、1961年以降はワシントンポスト社の傘下にある。
ニューズウィーク社CEO、トム・アシェイム
本欄では、昨年4月24日に「生まれ変わる『ニューズウィーク』誌」と題して同誌の生き残り戦略についてお伝えした。
そして、誌面のリニューアル1周年を迎える先月に記事を公開する予定で、私は今年3月末にニューズウィーク社本社を再び訪ね、CEOのトム・アシェイムと国際版発行人のローナ・マーフィーにインタビューを行っている。
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2010-6-11 0:32
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モロッコのじゅうたん商人とアップルに共通する売る極意(コネチカットの庭から見た日本)
iPad(アイパッド)はおろかiPod(アイポッド)やiPhone(アイフォーン)も存在しなかった10年前、米アップルは、倒産寸前の状態から立ち直ろうとする中で、小売業に進出するという驚くべき決断をした。マイクロソフトやデルといった他のコンピューター会社は、既に直営の小売店展開を試み、失敗していた。ハードウエアやソフトウエアを作る能力と、小売店舗を運営する能力は、相容れないものであるかのようだった。
電化製品の店舗は、駐車場を備えたショッピングモールでないと成功しない、というのが、当時の米国での通説だった。広大なスペースに数多くのモノが並んでいるような「大きなハコ」でないとダメなのだ、と考えられていたのだ。
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2010-6-11 0:32
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土地っ子になるYKKの覚悟(南アフリカ 企業が挑むもう1つのW杯)
南アフリカの領土の片隅に、陸の孤島のように存在する人口約110万人の小国がある。ヨハネスブルクから29人乗りの小型ジェットに乗って約1時間。10人以上もの妻を持つアフリカ最後の絶対君主が統治するスワジランドだ。ここに、ファスナーの世界最大手YKKの工場がある。
「この前、台湾食材店で豆腐を見つけた時、涙が出そうになった」。この工場にただ1人の日本人として単身で駐在する藤井英人・技術アドバイザーは、そう言って笑う。この国には日本人は12人しかおらず、YKKはスワジランドに進出した唯一の日本企業である。従業員は約130人を抱え、スワジランド内でも最大級の雇用主になっている。
アパルトヘイトへの制裁で南アに参入できず
スワジランド工場で技術指導する藤井英人・技術アドバイザー
「土地っ子になれ」
YKKの創業者、故・吉田忠雄氏はかつて、海外に赴任する社員にそう檄を飛ばした。
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2010-6-11 0:32
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花嫁の迎えはBMW740でないとダメ(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
中国では結婚式の当日に、花婿が車の隊列を仕立てて花嫁をその実家に迎えに行く。花婿は花嫁の実家に着くと花嫁の両親に娘を娶ることの承諾を得てから、花嫁と両親およびその親族を迎えの車に分乗させ、改めて車列を連ねて披露宴の会場となるホテルやレストランへ向かうのである。これを中国語で“迎親(花嫁を迎える)”と言い、結婚式当日の最初の儀式である。
2010年6月1日付の浙江省の新聞「現代金報」が、あるネット掲示板に書き込まれた“迎親”に関する興味深い事件を報じた。同紙が事件の発生を検証したか否かは定かではないが、同記事は多数のネットサイトに転載されて反響を呼び、全国的に大きな話題となった。
高級車「アウディ」を苦心の末に8台借り受けた
事件が発生した場所は浙江省の慈渓市。
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2010-6-11 0:32
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実業家か投機家か、進路に悩む二世経営者(中国発 経済観察報)
「玩資本or做実業 温州"富二代"生態」
経済観察報記者 陳周錫
中国の民営資本のメッカとして名高い浙江省温州市。父親が一代で築いたオーナー企業の二世経営者たちは、“富二代(金持ちの二代目)”と呼ばれている。過当競争や政府の規制で実業の利益率が下がる中、“富二代”たちは家族企業の経営を継ぐべきか、投資業界など実業以外に活路を見いだすべきか、頭を悩ませている。
門番 「どなたをお訪ねですか?」
記者 「邵社長をお願いします」
門番 「大旦那ですか、若旦那ですか?」
記者 「若旦那の方です」
門番 「若旦那は昨晩12時過ぎまで仕事していたのに、今朝もとっくに出社していますよ」
温州の海螺グループの本社を朝9時に訪ねると、門番は記者にそう言った。
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2010-6-10 0:09
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中国に巨大“自殺”工場の余波(時事深層)
中国の台湾系工場で起きた連続自殺が波紋を広げた。背景には中国の構造問題。日系企業も対岸の火事ではない。低賃金労働者に支えられた中国式生産の転換点とも言える
日本が米アップルの「iPad」発売に沸く裏で、中国ではその生産現場での痛ましい事件が次々に起きていた。
その舞台は広東省深市、台湾のフォックスコン(富士康科技集団)の工場。世界最大のEMS(電子機器の受託製造サービス)企業である同社は、アップルやデル、ソニーなど世界中の大手企業の製品を生産している。45万人が働くその巨大な工場で、従業員の自殺が相次いでいるのだ。
「血汗工場ではない」
今年に入り、5月31日までに13人が従業員宿舎などで自殺を試み、うち既に10人が死亡している。
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2010-6-10 0:09
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世界最大級「指紋照合システム」がここに(南アフリカ 企業が挑むもう1つのW杯)
「内務省は、具体的な使い方をあまり教えてくれないんですよ」。そう冗談交じりで話すのは、NECの海外営業本部アフリカ担当の高木直由グループマネージャだ。NECは南アフリカ政府に、国民を管理するための指紋認証システムを納入している。データベースの規模は7000万人。紛れもなく、世界最大級の指紋認証システムである。
当初は4500万人規模のデータベースでスタートしたが、今では南アフリカの人口をはるかに上回る規模になった。資源ブームで流入する移民を管理するのにも使われているからだ。
NECが南アフリカ政府に提供している指紋認証システム
ほかの国でも空港や警察などで指紋認証システムが利用されている例はあり、シンガポールでは電子パスポートにも利用されている。
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2010-6-10 0:09
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アフリカ全土を訪れた男が知る魅力(BOP新大陸 ビジネスパーソンのためのアフリカの相場観)
いよいよ明日、6月11日から、史上初めてとなるアフリカ大陸におけるサッカー「FIFAワールドカップ」が開幕する。その舞台となるのは、南アフリカ共和国。また、急速に力をつけてきたコートジボワールやカメルーンなどアフリカ勢がどんな結果を残すかも気になるところ。まさに世界中がアフリカに注目する1カ月となる。
グループEに振り分けられた日本代表の第1ラウンドは、6月14日午後11時からのカメルーン戦に始まり、6月19日午後8時半からのオランダ戦、6月25日午前3時半からのデンマーク戦と続く(日時は日本時間)。
もっとも大会前の日本国内の盛り上がりは、前回のドイツ大会に比べて今一つだった感もある。
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2010-6-9 0:32
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世界初の心臓移植から40年目の本格参入(南アフリカ 企業が挑むもう1つのW杯)
1967年、南アフリカのケープタウンで世界初の心臓移植が行われた。その手術を、ある日本企業の製品が支えていたことは、あまり知られていない。医療機器メーカー、テルモの人工心肺装置である。
現在でも南アフリカの医療機器市場で、テルモは人工心肺装置でシェア25%、血液パックでシェア4割を誇るなど、存在感がある。それは、参入が早かった結果ではあるが、テルモが南アフリカ市場を十分に攻め切っていたかというと、必ずしもそうではない。
凶悪犯罪、年間68万件
実は、南アフリカに駐在員事務所を開設したのはつい最近の2007年10月のこと。世界初の心臓移植にテルモの人工心肺が使われてから、駐在員事務所を設立するまでに、40年もの時を費やしたことになる。
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