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ニュース見出し
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2010-8-20 0:40
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中国西部で地方政府が“土地囲い込み”(中国発 経済観察報)
「地方政府トン地 建設用地“飢渇症”西移」
経済観察報記者 宋尭
中国西部の開発ブームが過熱している。8月6日、北京で開催された「寧夏・北京経済貿易協力フェア」。そこに参加した寧夏回族自治区の代表団は、総額33億元(約413億円)の投資案件を持ち帰った。
「政府との契約はすでに準備が整った。今は土地の開発許可が下りるのを待っている」。北京の実業家で寧夏出身の呂小彬は話す。彼は故郷で投資総額3億元(約38億円)前後の開発プロジェクトを計画しているという。
寧夏自治区だけではない。中国北西部では省都クラスの大都市から地方都市に至るまで、開発投資のテンポが軒並み上がっている。
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2010-8-18 0:49
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経済成長に向けて「資金が回る仕組み」作りが始まった(「モンゴルと日本」懸ける!駆ける!賭ける!)
「モンゴルで金山を開発する会社に投資する」。8月10日に背任容疑で逮捕された元衆議院議員の浜田幸一氏。融資を受けるために担保として差し入れた株券を勝手に売却して、融資元に多額の損害を与えたとされている。その融資を受けた際にモンゴルの資源開発話を持ち出していたという。
このニュースについて、モンゴルの起業家であるバットサイハン・バータル・ジャミチョイ氏(以下、バット氏)に話を振ると、「全く関わっていませんし、事情は分かりません。ただ、モンゴルの資源開発がこれからというタイミングで、後ろ向きの話題が出てきたのは残念です」と心境を明かしてくれた。
そんなバット氏は、一橋大学で学び、ユニクロのカシミヤプロジェクトを発案した経歴を持ち、今は母国モンゴルで初のPE(プライベート・エクイティ)ファンドを立ち上げようと奔走している。
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2010-8-18 0:49
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ある日本料理店経営者の告白「次の更新で家賃は一気に3倍!」(「これからは中国」でホントに大丈夫?)
中国大陸に店舗を出す日本人経営者がまず苦労するのが、「営業許可の取得」と「黒社会および公安への対応」だ。ある日本料理店は1年半前に上海に出店。経営を軌道に乗せたものの、この2つの“わな”にはまり、撤退を検討する事態に陥った。以下は、この店の現地担当者の独白である。
店を開いて1年半になります。上海に駐在している日系企業の幹部に、「手軽だが本物の日本料理を出す店」としてごひいきいただいています。
店は大繁盛ですよ。月商は平均60万元(約800万円)。上海に日本料理を出す店は数百軒ありますが、他店の平均は20万元ほどと聞きます。
「営業許可証付き店舗」で手っ取り早く進出したが…
ただし、すべてが順調なわけではありません。
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2010-8-18 0:49
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ヤマハ発動機、インドで低価格車の販売強化(インド発 Business Today)
「Yamaha shifts gear to ride in rural mkt」
ヤマハ発動機は、高級オートバイでインドの都会に住むバイク好きの心をつかんだ。しかし今後は、通勤など日常に使う低価格モデルと農村部での販売拡大に力を入れる。販売台数を増やし、果敢に市場シェアを取りに行く戦略に舵を切ったのだ。
同社インド法人であるインディア・ヤマハ・モーターの社長兼CEO(最高経営責任者)を務める辻雪美峰氏は、「ヤマハのインド市場戦略は大きな転換点を迎えている。高級車だけではあまりに市場が小さい。市場シェア拡大には低価格車への戦略転換が不可欠だ」と語る。
同社は8月4日、インド市場に投入する低価格の新型二輪車を3車種発表した。
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2010-8-17 0:02
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ストだけじゃない!中国労働リスク(時事深層)
中国で日系企業など外資系メーカー工場でのストライキが頻発している。2つの労働法の影響で、行政や裁判所を巻き込んだ紛争がさらに増えそうだ。法に後押しされたモノ言う現地労働者を前に、日本企業は決断を迫られている。
中国にある外資系企業の工場が、労働紛争で操業を停止するニュースが増えている。中でも自動車部品や精密機械など、日系企業の工場でストライキが発生する例が目立つ。外資系企業にとっては頭の痛い問題だが、今後は単純なスト発生だけではなく、行政や司法を巻き込んだ新たな労働紛争が発生する可能性が出てきた。
その背景にあるのが、2008年に中国で施行された2つの労働法である。1つは2008年1月1日施行の「労働契約法」。
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2010-8-16 0:26
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「これからは中国」でホントに大丈夫?()
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2010-8-10 0:16
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サムスン三代目と現代自三代目の「呼兄呼弟」(コリアン・グローバル・カンパニー 〜韓国企業に学ぶな!)
これまで韓国企業の強みを中心に見てきたが、今号からはその弱みに焦点をあててみる。韓国企業の弱みの1つは、「世襲経営によるコーポレートガバナンスの不透明さ」である。韓国では、財閥経営が3代目に移る過渡期に入りつつあり、世代交代を加速させている。創業者一族による世代交代である世襲は、コーポレートガバナンスが不透明になるとの批判が後を絶たない。また、権限の一極集中によるリスクや専門経営者の役割不足が指摘されている。特に世代交代で目立った動きがあったのは、次の3グループである。
1つ目の韓国財閥トップのサムスングループは、李健熙(イ・ゴンヒ)会長の長男である李在鎔(イ・ジェヨン)専務が、2009年12月15日付でサムスン電子の副社長に昇格した。
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2010-8-10 0:16
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ウィキリークスで“タダ漏れ”された「秘密資料」の読み方(オバマと戦争)
7月26日にウィキリークス(Wikileaks)が公開した7万5000点のレポートは、アフガニスタン駐留米軍の最前線の部隊が、日々のミッションの後につけている任務報告書で、部隊にとっての日誌のようなものである。ウィキリークスは米軍内部の漏洩者から9万1000点におよぶこうした秘密の報告書を受け取り、今回7万5000点を公開した。残りの1万5000点は、米軍の情報源となっているアフガン人の身元が判明してしまうなどの理由から、今回は公開が見送られた。
報告書は、日々の任務を終えた指揮官たちが、時間をかけずに記録ができるようにシンプルなフォーマットになっており、「日時」「出来事の種類」「カテゴリー」などの各欄に入力し、事件や事故で死傷者が出た際にはその数を入力すればいいようになっている。
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2010-8-6 0:47
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全国で頻発する突然の地面陥没(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
2010年7月8日、9日の両日、北京大学で同大学主催の「2010年国際地下水フォーラム」が開催され、米国、英国、香港、台湾などを含む国内外の地下水および水文学(すいもんがく)<注1>の学者・専門家が参加した。同フォーラムのテーマは「世界の変化における地下水の安全」であったが、当然ながら主題は「危機に直面する中国の地下水」となり、活発な議論が戦わされた。その要点をまとめると以下の通りである:
<注1>広辞苑によれば「地球上の水の状態や変化を水の循環の立場から研究する学問」
中国の淡水資源は世界全体の5〜7%に過ぎない
【1】中国の乾いた都市や農村の地下には危機が迫っている。ただし、その危機がどれほど深刻なものかを知る人はいない。
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2010-8-6 0:47
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中国でバブルの拡散が進行中(中国発 経済観察報)
「中国経済泛資産化魔咒」
経済観察報記者 孫健芳/降蘊彰/王芳/席斯/程志雲/李麗
一難去って、また一難。この夏、拡散するバブルの影があちこちに忍び寄っている。不動産や株式など、伝統的な金融資産に投じられる資金は(政府の引き締めで)減少している。だが、世間はカネであふれている。行き場を失った巨額のマネーが、農産物、宝石、ワイン、映画など、これまで“消費財”と見なされていた商品に大量に流れ込んでいるのだ。こうした新たな投資対象を総称し、「泛資産(浮ついた資産)」なる新語も生まれている。
例えば農産物。ニンニク、緑豆、ショウガ、豚肉、鶏卵、ナス、ニガウリ、シイタケ。最近、価格がにわかに急騰する農産物が増えている。
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2010-8-5 0:46
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観光産業はインド最大のサービス産業(インド発 Business Today)
「Tourism to be 2nd largest employer」
「インドにおける旅行及び観光産業の雇用者数は、2019年までに世界で2番目に多くなるだろう」
このほどインド商工会議所連合会(ASSOCHAM)とイエス銀行が共同で行った調査がこんな予測を出した。「アグリツーリズム・スタディ」と題されたこの調査報告書によると、今後2〜3年、インドの旅行・観光産業が生み出す雇用は急拡大し、中でも農業体験などを目的とした観光「アグリツーリズム」に力を入れていけば、インド国内の多くの地域が観光地として発展していくという。
また、2011年から19年の間にインドは出張先としても世界で5番目に高い伸びを示すことから、観光産業の年間成長率は8.8%に達し、その結果、インド最大のサービス産業に成長するという。
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2010-8-4 1:01
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各国の“投資家候補”がひっきりなしに訪れる(「モンゴルと日本」懸ける!駆ける!賭ける!)
「若者よ、国を背負う気概を持て!」で紹介したバットサイハン・バータル・ジャミチョイ氏(以下、バット氏)は、一橋大学で学び、ユニクロのカシミヤプロジェクトを発案した経歴を持つ。
現在は母国モンゴルで初のPE(プライベート・エクイティ)ファンドを立ち上げようと奔走中で、モンゴルのトップ企業から成る経済団体「CEOクラブ」の代表も務めている。そんなバット氏の活動を通じて、資源立国として世界の注目を集めるモンゴルの現況をお届けする。
日本から約4000キロメートル、飛行機で約5時間の地にあるモンゴルの首都、ウランバートル。モンゴル上空の機内から見下ろすと、大草原の真ん中に、ビル群が密集しているのがひときわ目立つ。
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2010-8-3 0:44
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サムスン流で鍛え上げられるスゴイ犬(サムスン 最強の秘密)
サムスンが徹底的に鍛えるのは人間だけでない。盲導犬、聴導犬などの育成にも力を入れる。きっかけは1988年のソウルオリンピック。犬を食べる韓国の習慣が海外で批判されたことから、「イメージを変えよう」とサムスンは特殊犬の養成に力を入れるようになった。
少年時代を日本で過ごしたサムスン・グループのオーナーであるイ・ゴンヒ会長は、寂しさを紛らわすために犬を飼うようになり、愛犬家になった。サムスン流で育成された犬たちは世界の視覚障害者や聴覚障害者に寄付されて、活躍している。
韓国のソウルから南にクルマで1時間。サムスングループの人材育成の総本山である「人力開発院」の近くに、「サムスン特殊犬育成訓練センター」が姿を現す。
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2010-8-3 0:44
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テレビ、冷蔵庫、バイクが三種の神器。年収100万円の人々は何を買う?(熱い!インドビジネス実践講座 現地から日本から専門家がアドバイス)
登場人物:
・田島春男社長
:インド進出を切望する情熱あふれるベンチャー社長。大阪出身。腰が低く、追い風には乗りたいタイプ。
・鈴木秀一先生
:インド駐在歴20年を超える進出支援コンサルタント。自称“インドマスター”。
・インディラ先生(経営博士)
:出張中
田島社長:鈴木先生、まいどどうも。あれ、今日はインディラ先生はいらっしゃらないんですか?
鈴木先生:えぇ、インディラ先生はちょっとインドに戻っているんですよ。今日は私だけです。
田島社長:なんや…。
鈴木先生:何かご不満ですかな?
田島社長:いやいやそういうわけでは…コホン。今日はですね、「インドでビジネスをする上で中間層が消費のカギ」とよく聞くようになりましたけど、この「中間層」というもの、これがいまいちようわからんのです。
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2010-7-30 0:28
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時計業界、中国特需後の不安(時事深層)
中国人観光客の増加が腕時計需要の回復を後押ししている。各社は電波時計を軸に、中国市場の開拓も加速する。だが先を見据えると、ブランド力のさらなる強化が不可欠だ。
「和光なんか売り払って、メーカー色をもっと強めてほしい」──。
セイコーホールディングスが6月末に開いた株主総会では、株主から不満の声が相次いだ。社長解任劇となったお家騒動に加えて、業績は保有不動産の損失計上などで2期連続の最終赤字。やり玉に挙がった和光は、東京・銀座の一等地で高級腕時計などを販売するが、街に客が溢れる日曜日は休業。株主の苛立ちはもっともではある。
だが、今の時計業界の状況を考えると、和光こそセイコー復活の切り札となり得る。
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2010-7-30 0:28
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母を尋ねて17年、現代にまれな孝行話(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
イタリア人のエドモンド・デ・アミーチスが書いた『クオレ(Cuore)』という1886年発行の本の中に『アッペンニーノ山脈からアンデス山脈まで』という物語がある。この物語を原作として制作されたのが、1976年にテレビで放映された『母をたずねて三千里』という名作アニメであった。これはイタリアのジェノヴァに住む9歳の少年マルコ・ロッシが、アルゼンチンのブエノス・アイレスへ出稼ぎに行ったまま音信が途絶えた母親のアンナ・ロッシを探すためにたった1人で旅に出た物語であり、マルコ少年が多くの苦難を乗り越えて母親との再会を果たし、母親とともにジェノヴァへ帰還するまでを描いている。
村人の中から突然に白髪の老婆が走り出て
マルコ少年の話は物語だが、中国には母親を探し求めた実話で有名な『棄官尋母(官職を棄てて母を尋ねる)』という話がある。
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2010-7-30 0:28
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大連パイプライン爆発事故の深層(中国発 経済観察報)
『大孤山半島危局』
経済観察報記者 謝良兵
7月16日の夕刻、遼寧省大連市の経済技術開発区内にある順風里団地に住む杜東は、いつものように自宅で夕食を取っていた。すると突然、巨大な轟音が南の方角から聞こえてきた。彼は茶碗と箸を放り出し、南向きの窓に駆け寄った。すると、すぐに鼻腔を突く刺激臭がたちこめてきた。さらに十数分後、消防車のサイレンが次々に聞こえてきた。「これはおおごとだ」。杜東は心中で事態の深刻さを悟った。
午後6時11分、事故の第一報を中国中央テレビが伝えた。杜東の自宅から5.6キロメートルのところにある大連新港の石油備蓄基地でパイプラインが爆発し、火災が発生したのだ*。
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2010-7-28 1:00
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「スター選手」は組織調和を乱さない(サムスン 最強の秘密)
厳しい社内競争で社員を鍛え上げるのが、サムスン電子流の人材育成法だ。そんなサムスンで積んだ経験を生かして転職したり、起業したりする社員は少なくない。
パク・ジョンヨン氏(仮名)もそんな1人。数年にわたりマーケティング業務などに携わった後、外資系会社などを渡り歩き、コンサルタントとして独立した。そんなパク氏に、古巣への思いを聞いた。
(聞き手は吉野次郎=日経ビジネス記者)
サムスン電子はどのような会社でしたか。
パク 社員同士を競わせる文化があります。社員たちは厳しい目で評価され、同期入社であっても、成果によって年収に大きな差がつきます。
実績を上げた社員に会社は、高い報酬とポストで厚遇します。
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2010-7-27 0:14
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中国発! ビジネス最前線 「いたずら」が成功の秘密(時事深層)
ゲームの開発会社で、「サンシャイン牧場」が中日で大ヒット。わずか2年で利用者数は、中国3000万人、日本で500万人超。SNSの課題を避け、新しいコミュニケーション手段を提供した。
2000万人以上の利用者を抱える日本最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「ミクシィ」。そのミクシィで提供されているゲームの中で圧倒的人気を誇るのが「サンシャイン牧場」だ。登録ユーザー数は6月に500万人を突破。単純に計算すれば、ミクシィ利用者の4人に1人が利用していることになる。
自分の畑で野菜などを育てるほか友人の畑に虫をまく“いたずら”もゲームの重要な要素となっている
サンシャイン牧場はユーザーが画面上の畑で種をまき、野菜や果物などを育て、収穫していくシンプルな内容だ。
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2010-7-27 0:14
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好調サムスン電子、半導体事業に潜む悩み(コリアン・グローバル・カンパニー 〜韓国企業に学ぶな!)
サムスン電子は、設立以来初めて、四半期ベースでの営業利益が5兆ウォン(3,597億円)を突破する見通しだ。2010年4〜6月の第2四半期業績(連結ベース)は、売上高が前年同期比13.8%増の37兆ウォン(2兆6,618億円)、営業利益が同87.3%増の5兆ウォン(3,597億円)と暫定的に発表している。確定値は、7月30日に発表される予定だが、昨年の世界金融危機による景気悪化、半導体業界の競争激化、閑散期の第2四半期にもかかわらず、劇的な業績を上げた。
その要因の1つは、好況だった半導体事業が大きく貢献したためだ。米マイクロソフトの新基本ソフト「ウインドウズ7」の発売に伴うパソコン需要増や、世界的なスマートフォンブームに伴うフラッシュメモリー需要増により半導体価格が上昇した。
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