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ニュース見出し
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2010-10-25 0:06
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習近平氏を待つ国内の難題(時事深層)
中国の次期最高指導者が事実上決まったが前途は多難。インフレ進行の中で、不満は日本と政府に向けられる。高度成長の負の遺産を縮小させる改革には痛みが伴う。
「Who is Hu?(フーって誰?)」
胡錦濤(フーチンタオ)氏が中国の国家主席に就任した2003年当時、欧米メディアはこぞって胡氏の氏名をもじった記事を掲載した。現在と比べれば世界経済に占める中国の存在感は小さく、新しい指導者に対する馴染みのなさを皮肉った。
それから7年。次期国家主席になることが事実上決まった習近平(シージーヒン)氏は、既に国際的な脚光を浴びてきた。この1年だけでドイツのメルケル首相やロシアのメドベージェフ大統領と会談。
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2010-10-22 0:26
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“風水”を遮るマンションの建設は停止せよ(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
2010年10月12日、重慶市の江津区人民政府は記者会見を行い、10月8日付で“財新網(財新ネット)”が報じた「“風水(地相判断の占い)”が引き起こした禍? 重慶の不動産開発業者と役人の闘争実録」という記事は甚だしく事実と異なる旨の声明を発表して釈明を行った。
建築品質に隠れた危険性が判明したとして…
当該記事が報じたのは、重慶市の不動産開発業者“坤泰房産地有限公司(“房産地”=不動産)”<以下「坤泰」>と江津区人民政府<以下「区政府」>間の紛争で、坤泰が進めるマンション“水映康城”の3号棟の建設工事が区政府によって停止命令を受けたことに関わるものであった。この紛争の内容を簡潔に取りまとめると次のようになる:
【1】坤泰は2006年4月に長江(=揚子江)河岸で“濱江大道”に面した、眺望良好な土地の使用権を取得し、3棟のマンションからなる“水映康城”の建設を計画した。
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2010-10-22 0:26
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iPhone4に群がる「ダフ屋」の実態(中国発 経済観察報)
「“黄牛”的苹果」
経済観察報記者 閻薇 劉丹
「すべてを変えていきます。もう一度。」
これは米アップルのスマートフォン「iPhone4」の広告のキャッチコピーだが、変わったのは端末の機能だけではない。世界的なiPhone人気は、販売現場の風景も一変させてしまった。アップルの意図せざるものに。
先日米国に出張した張さんは、この変化をしみじみ実感した。彼は友人に頼まれてiPhone4を6台購入したが、そのためにニューヨークとボストンの2都市で6つの店を回る羽目になった。
最初に訪れたのはニューヨークのアップル直営店。ところが、iPhone4を購入するには「通信会社AT&Tとの長期加入契約が条件」と店員に告げられた。
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2010-10-20 0:03
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米国発!ビジネス最前線 レアアース中国支配に反撃(時事深層)
レアアース(希土類)の生産・供給を実質支配する中国に世界中が戦々恐々。鉱山を休眠させていた米国企業が資本市場の力を借りて反撃に打って出る。2年後に全面稼働、「中国の半分の低コスト」を武器にして巨人に挑む。
レアアース(希土類)は、風力発電機やハイブリッド車用の高性能磁石、触媒、研磨材といった民生用途のほか、精密誘導兵器などの軍事用途にも不可欠な戦略物資である。
ところが、生産の大半は中国に一極集中。その中国が自国内での使用を優先し輸出割り当てを制限する動きを見せていることに、日本はもちろん米国や欧州でも警戒感が高まっている。この中国による独占体制に風穴を開けられる最右翼と見られているのが、西半球唯一のレアアース鉱山「マウンテン・パス」を所有する米モリコープだ。
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2010-10-20 0:03
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過去最大に盛り上がった「ディスカバー・モンゴリア」(「モンゴルと日本」懸ける!駆ける!賭ける!)
ハイブリッド自動車やハイテク製品の製造に欠かせない資源であるレアアース。先日、中国がレアアースの日本向け輸出を事実上停止したと喧伝された時、日本への輸入国候補の1つとして白羽の矢が立ったのがモンゴルだった。
この国では今、世界最大レベルの鉱山が次々と開発されようとしている。一橋大学で学び、ユニクロのカシミヤプロジェクトを発案した経歴を持つバットサイハン・バータル・ジャミチョイ氏(以下、バット氏)は、2003年に母国モンゴルへ戻り、財閥や企業でその手腕を発揮。現在は鉱山開発に沸くモンゴルで、その関連分野の企業を対象としたモンゴル初のPE(プライベート・エクイティ)ファンドを立ち上げようと奔走している。
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2010-10-19 0:22
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FTAで23億人市場と手を結ぶ国(コリアン・グローバル・カンパニー 〜韓国企業に学ぶな!)
9月に講演と調査を目的に訪韓した。蔚山発展研究院で北東アジアについて講演した。その狙いは、蔚山港湾公社の社長や同研究所の研究者たち曰く、蔚山市を北東アジアのエネルギー生産拠点に再構築するための研究の一環とのことだ。具体的には、ロシアや北朝鮮から資源を調達し、蔚山市にある韓国エネルギー会社最大手のSKなどで加工生産し、世界に向けて輸出するという構想である。釜山市の北に位置する蔚山市は、韓国一の産業都市であり、すでに大規模なエネルギー加工生産施設を兼ね備えていることから、資源さえ調達できれば可能性は十分にある。
一方、企業訪問をベースにした調査では、韓国に進出している日系企業の経営トップと議論した。
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2010-10-15 1:15
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北京・上海・広州のプロが厳選 中国トレンドウォッチ()
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2010-10-15 1:15
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今時の中国ネット事情を読み解くキーワード(北京・上海・広州のプロが厳選 中国トレンドウォッチ)
13億人超の人口を抱え「世界の市場」と称される中国。携帯電話、テレビ、自動車、シャンプー、ビール…中国が世界最大の市場である商品は枚挙に暇がありません。しかし、今中国で売れている商品やサービスは具体的に何か。そしてその商品がなぜ中国人に支持されているのか。中国における事業戦略を立てる上で、企業が求めるマーケティング情報はそれほど多くありません。
そこで日経ビジネス・オンラインでは、博報堂と協力して日本ではタイムリーに把握することが難しい中国の最新情報を定期的にお届けします。お話しいただくのは、博報堂の中国拠点で働くマーケティングのプロたち。実際に中国に住み、中国のクライアントと直に接する中で実感する中国の最新トレンドを、日本企業目線で読み解いていただきます。
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2010-10-15 1:15
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中国人はどうしてノーベル賞を取れないのか(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
2010年10月8日、ノルウェーのノーベル賞委員会は2010年のノーベル平和賞を中国の民主活動家である劉暁波(54)に授与すると発表した。劉暁波は、中国の民主化や人権保護の改善を訴える意見書「零八憲章(08憲章)」を起草したとして2008年12月10日に身柄を拘束された。劉暁波は拘留から1年後の2009年12月11日に起訴され、2009年12月25日に北京中級第一法院で「国家政権転覆扇動罪」により懲役11年、政治的権利剥奪2年の判決を受けた。判決を不服とする劉暁波は控訴したが、2010年2月11日に北京市高級人民法院が控訴を棄却したことで原判決が確定し、劉暁波は現在に至るまで遼寧省錦州市の監獄に収監されている。
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2010-10-15 1:15
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開発進む国産中型旅客機「C919」(中国発 経済観察報)
「国産大飛機何時登場」
経済観察報記者 廖傑華
上海市の浦東新区では今、国産中型旅客機「C919」のテスト飛行に向けた専用滑走路の建設が進んでいる。海に2km近く突き出た滑走路は2012年末に完成する予定だ。
C919は中国が初めて独自開発する商用中型旅客機で、昨年9月に香港で開催されたアジア国際航空展覧会で初めて模型が披露された。開発を担当する国策企業、中国商用飛機の発表によれば、標準型機は168人乗りで航続距離は4075km、経済寿命*は9万飛行時間。2014年に初飛行し、2016年から航空会社への引き渡しを始める計画だ。
*機体の老朽化で整備コストなどが上がり、運行継続が経済的に見合わなくなる時期
C919というネーミングには特別な意味が込められている。
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2010-10-14 1:00
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「日の丸油田」の蹉跌(時事深層)
イランのアザデガン油田の開発から日本が撤退する。「官」主導の10年。「日の丸油田」復活への歩みは頓挫した。資源外交の現実に直面する日本。戦略の見直しが急務だ。
「撤退を求める米国側の姿勢は強硬一辺倒。権益を残す選択肢はなかった」
アザデガン油田開発からの撤退を巡り、米国側と交渉を重ねてきた日本の経済産業省幹部は力なく語る。
アザデガン油田はイラン南西部の原油埋蔵量260億バレルと言われる世界有数の巨大油田。経済産業相が筆頭株主である国際石油開発帝石が現在、10%の権益比率を持つ。
イランの核開発問題を巡り、欧州連合(EU)と歩調を合わせイランへの制裁措置を強めている米政府がそこに噛みついた。
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2010-10-14 1:00
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アウトソーシング大国インドに陰り(インド発 Business Today)
「Indian BPOs fading voice」
急成長を続けていたインドのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス産業が戦略の転換を迫られている。インドの雇用環境の悪化からフィリピンに拠点を移す動きが出てきたからだ。
BPOとは、企業がコールセンター、人事、経理、物流など自社の業務処理の一部を外部の業者に委託することで、BPOサービス企業とはそうした業務を請け負う会社のことである。
インドのBPOサービス産業は10年前から世界市場を席巻し、総売上高は今や124億ドル(約1兆円)、雇用者数は300万人に達する。3年前のインドの世界市場におけるシェアは50%に迫る勢いだった。
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2010-10-13 0:11
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観光立国元年に手荒い洗礼(時事深層)
尖閣沖の漁船衝突事件をきっかけに悪化した日中関係。1万人規模のツアーが中止になるなど、観光も報復の対象となった。だが、影響が本格化するのはこれから。観光立国への真価が問われる。
日中関係が悪化した中で迎えた国慶節当日も三越銀座店は中国人観光客でにぎわった(写真:陶山 勉)
中国の祝日、国慶節に当たる10月1日。東京・銀座の中央通りでは、日本人の買い物客に交じって、中国語で会話をしている観光客と思しき人たちの姿も多く見られた。国慶節は中華人民共和国の建国記念日で、この日を合わせて約1週間、休日が続く。春節(旧正月)などと並ぶ大型連休で、日本を訪れる人も多いが、今年はどうなるか分からなかった。
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2010-10-13 0:11
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芸能人オーディション番組が増えているのは政治から目をそらすため?(日本と韓国の交差点)
前回から続く
韓国では今、会社でも、地下鉄の中でも、道端でも、ネットでも、「スーパースターK」の話ばかりをしている。誰がスーパースターに選ばれるのか?
「スーパースターK」が放映される金曜の夜になると、Twitterに一斉にコメントが上がり盛り上がる。「○○の歌が良かった」。ポータルサイトは、スーパースターK 関連記事だけを集めたコーナーまでつくっている。さらに、新聞やネット新聞にも毎日のようにスーパースターKのニュースが登場している。
「スーパースターK」のオーディションは2010年3月から始まり、9月末時点でファイナル4人にまでスーパースターの候補者が絞り込まれた。誰が選ばれてもおかしくないという段階なので、なおさら「誰がスーパースターになるのか」おせっかいが止まらないのだ。
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2010-10-12 0:19
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酒を出すのに年間200万円も!インドの困った免許制度(熱い!インドビジネス実践講座 現地から日本から専門家がアドバイス)
さて、長かったインド出張もついに終盤に差し掛かりました。最後の夜を迎えて出発までの時間で、田島春男社長、鈴木修一先生、インディラ先生の3人は打ち上げに出かけるようです。
登場人物:
田島春男社長インド進出を切望する情熱あふれるベンチャー社長。大阪出身。腰が低く、追い風には乗りたいタイプ。
鈴木秀一先生インド駐在歴20年を超える進出支援コンサルタント。自称“インドマスター”。
インディラ先生(経営博士)豊富な知識量もさながらに、そこから無尽蔵のアイデアを生み出す美人カリスマ・コンサルタント。日本で政府機関での勤務経験あり。
〜インド最終日
鈴木先生:結局、田島社長には最後まで付き合わされたな。
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2010-10-9 22:34
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中国初、ノーベル平和賞を生んだ『08憲章』の壮絶な舞台裏(今日のトピックス)
10月8日、中国の民主活動家、劉暁波氏(54)にノーベル平和賞が授与されることが発表された。劉氏は1989年の天安門事件の際、北京の天安門広場でハンストをした知識人の1人で、事件の後も中国内にとどまって民主化を訴えてきた。
中国政府による度重なる弾圧に耐え続けてきたが、共産党独裁の廃止などを求めた2008年の「08憲章」の起草に参加したかどで拘束され、現在は「国家政権転覆扇動罪」で服役中である。
中国政府はノルウェーのノーベル賞委員会に反発すると同時に、インターネット検索で劉氏の名前などを使えなくするなど、即座に常套手段である言論統制を開始。受賞を報じる米CNNやNHKのニュース放送を国内で中断するなど醜い防戦で必死だ。
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2010-10-8 0:13
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中国インスタントラーメン攻防記(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
今や世界中に普及しているインスタントラーメン。そのインスタントラーメンを開発して初めて商品化したのは日清食品の創業者、安藤百福氏である。1910年に日本統治下の台湾で台南州東石郡樸仔脚に台湾人“呉百福”として生を受けた安藤百福氏(戦後日本に帰化して改姓)は2007年に97歳で亡くなったので、2010年の今年は安藤百福氏の生誕100周年に当たる。
小学校3年生、チキンラーメンとの出会い
世界初のインスタントラーメン、日清食品の「チキンラーメン」が発売されたのは1958(昭和33)年8月25日のことだった。当時の資料によれば、「チキンラーメン」の販売価格は1袋35円であったが、中華そば屋のラーメンが1杯40円程度であり、うどん1玉が6円であったので、決して安いものではなかった。
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2010-10-8 0:13
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「上海蟹」価格高騰の深層(中国発 経済観察報)
「蟹斗」
経済観察報記者 王芳 余普 閻薇
9月16日、秋の風物詩である上海蟹*の水揚げが今年も解禁された。北京の大手国有企業に勤める楊さんの一家は、毎年このシーズンを楽しみにしている。しかし今年は、上海蟹にありつけないのではないかと心中穏やかではない。
*チュウゴクモズクガニの日本での通称。中国では「大閘蟹(ダーチャーシエ)」と呼ばれ、毎年10〜11月がシーズン。江蘇省蘇州市にある陽澄湖産のものが最高級とされている。
昨年までは500元(約6200円)も出せば、一家で食べるのに十分な数の蟹が買えた。ところが今年は、陽澄湖産上海蟹の価格が解禁日から急騰。わずか3日で過去10年来の最高値をつけたのだ。
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2010-10-7 0:40
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EU韓国FTA、日本は置き去り(時事深層)
欧州連合(EU)と韓国のFTA(自由貿易協定)が来年7月に発効する。EUはアジア諸国との経済協力強化を打ち出したが、日本の影は薄い。円高の逆風下、このままでは欧州市場を失うとの危機感が高まっている。
欧州連合(EU)・韓国間のFTA(自由貿易協定)が来年7月から発効することになった。昨年10月にEU・韓国がFTAに仮調印して以来、イタリアや一部の業界で慎重論が根強く発効時期が不透明な状態が続いてきたが、EU・韓国が最終合意したことを受けて、欧州で家電や自動車を販売する日本企業に危機感が高まっている。
ソニー・ヨーロッパの西田不二夫社長は、「(サムスン電子などの)韓国メーカーと激しく競合している立場からすれば、EU韓国FTAで相対的に競争力をそがれることを強く懸念している」と話す。
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2010-10-6 0:43
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韓国中が芸能人オーディション番組に大騒ぎ(日本と韓国の交差点)
いつからだろう。韓国は子供も大人も芸能人になりたくてしょうがない国になってしまった。2010年5月、小学生に将来の夢を聞いたところ、1位は歌手や俳優といった芸能人だったそうだ。親が子供にさせたい職業も芸能人が多いというから驚きだ。
小学生向け学習サイトが全国の小学生6397人を対象にアンケート調査した結果、20.5%は芸能人、20.1%が医者や弁護士といった専門職、14.8%が先生、11.4%が芸術家、9.1%がスポーツ選手と答えた。
日本の子供のようにケーキ屋さんとか、電車の運転手さんとかが全くないことも面白い。日本では将来なりたい職業が「ない」子ども増えていることが問題になっているようだ(ベネッセ教育研究開発センター第2回子ども生活実態基本調査)それに比べ、はっきりとした夢を持っている子供が多いことは良いことなのかもしれないが、なんだかすっきりしない。
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