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ニュース見出し
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2011-9-29 0:00
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オバマ大統領がいらだっているワケ(隠された戦争)
CIAの秘密基地でテロ
アフガニスタンで米政府関係の施設に対するテロが立て続けに起きている。言うまでもなく、外交関係施設が集まる地域、とりわけ米国政府の関係する施設には、最大限の厳重な警戒体制がしかれている。しかし、その超厳重な警備の網をすり抜けて、反米武装勢力はテロを仕掛け、しかも成功させている。
9月10日、アフガニスタン中部のワルダク州にある米軍基地に大量に爆薬を積んだトラックが突っ込み、米兵77人が負傷し、アフガン人2人が死亡する自爆テロが発生した。またその3日後の9月13日には、首都カブールで武装勢力のメンバー数名が、建設中のビルから近くの米国大使館やNATO(北大西洋条約機構)軍司令部にロケット弾を撃ち込むという大胆な攻撃を行った。
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2011-9-28 0:00
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「英検vsTOEFL」勃発(時事深層)
英語の社内公用語化など、ビジネスの世界で英語熱が高まる中、中高生の英語力を測るテストにもグローバル化の波が押し寄せている。
公文教育研究会は7月、TOEICやTOEFLなど約200のテストプログラムを開発する世界最大の非営利テスト開発機関ETSと提携し、8月に調印式を行った。今回の提携を機に、公文は新たな子会社、グローバル・コミュニケーション&テスティングを設立。「TOEFL Junior」の普及に着手する。
TOEFL Juniorとは、2010年に生まれた中高生向けの世界共通英語テストだ。リスニング、文法・語彙、リーディングの3部門で構成され、英語を母国語としない学生の英語運用能力を測定する。
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2011-9-28 0:00
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2010年は白菜大乱、2011年はとうがらし大乱(日本と韓国の交差点)
9月になると、マンションの屋上や空き地にビニールシートを広げ、赤いとうがらしを並べて天日に干す光景をよく見かける。大都市のソウルでも同様だ。とうがらしを干して粉にして、キムジャン(キムチを大量に漬ける秋の行事)をするのだ。とうがらしの粉はキムチだけでなくチゲ、ナムル、魚の煮つけなどに幅広く使うもの。毎日の献立に欠かせない重要な薬味である。
とうがらしの粉は天日によく干したものほど味と香りが良い。値段も高い。でも最近は、大量に乾かすため専用の乾燥機に入れて回す農家が増えている。だから家族においしいキムチを食べさせたいお母さんたちは、とうがらしを買って、手間暇かけて自分で天日に干す。
ところが今年は、赤いとうがらしを並べる光景を全く見かけない。
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2011-9-28 0:00
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出遅れてもライバルのシェアを切り崩せる(「アジアの恋人」はこう攻める)
アジア市場を果敢に攻める日韓ハイブリッド企業、ロッテ。その経営手法を日経ビジネス(9月26日号)の特集「アジア風雲児ロッテ」で取り上げた。今日からその関連企画を連載する。初回はベトナム市場を攻める日本ロッテのトップブランドを切り崩しにかかるローラー作戦を紹介する。
2013年、ベトナム市場でNo.1のガムブランドへーー。
米リグレーブランドが圧倒的なシェアを握るベトナム市場で、日本ロッテが猛追している。
ロッテがベトナムで「キシリトールガム」を販売し始めたのは2006年。当時、ベトナムのガム市場ではリグレーブランドが95%以上を占めていた。一方、ロッテのシェアはわずか2〜3%程度。
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2011-9-28 0:00
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“優しい闇金”が崩壊する(中国新聞趣聞〜チャイナ・ゴシップス)
日本では、友人間でカネの貸し借りは、友情が壊れる元としてタブー視されるが、中国では友人に借金を頼んだり、頼まれたりすることが普通にある。子供が大学にいく、あるいは留学する。母親が手術する。新しい商売を始めるから車を買いたい。家を買いたい。中国では、個人が銀行からお金を借りるのは簡単ではない。そもそも銀行は個人経営者や農民や出稼ぎ労働者レベルを相手にしてくれない。学資保険も医療保険も整備されていない。
だから、お金が入用なときは、親せきや友達に借りる。ただし、返さないことも多い。貸した方も返せ返せとあまりうるさく言わない。そういうのも織り込み済みでカネを貸すらしい。借金しっぱなし、されっぱなしで、友情や信頼関係が壊れないのかと思うけれど、意外に平気みたいだ。
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2011-9-27 0:00
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「この子もイスラム教徒に?」(日本に暮らすムスリムの日常)
前回取り上げた冠婚葬祭の問題は、信仰と日本社会との間に生まれるジレンマに対して、ムスリム自身がどう折り合いをつけるかの問題だった。今回は、ムスリムの信仰に周囲の人がどう反応するかにかかわる2つの問題に目を向けたい。
1つ目はイスラム教への入信を身近な家族にどう理解してもらい、受け入れてもらうかという問題だ。2つ目は、そのムスリムの人となりなどを直接知らない第三者が持つ偏見の問題を紹介する。
日本人ムスリム同士のカップル
2011年3月6日に早稲田大学で開かれた、第3回モスク代表者会議で発言する前野直樹さん。
都内の日本企業に勤める前野直樹さん夫妻は、最近増えてきている日本人ムスリムの中でも珍しい、日本人ムスリム同士のカップルだ。
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2011-9-26 0:00
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食品世界最大手が挑む“人工乳のネスプレッソ”(大竹剛のロンドン万華鏡)
食品世界最大手ネスレは今年5月から、本社のあるスイスで、ある商品を世界展開を前に先行販売している。「ベビーネス(BabyNes)」という商品で、一言で言えば、“人工乳版のネスプレッソ”だ。
ネスプレッソは、ネスレの高級コーヒーブランドで、年間32億フラン(約2800億円)を売り上げるドル箱商品である。カプセル容器に密封されたエスプレッソの粉を専用の機械で抽出することで、自宅で手軽においしいエスプレッソを楽しめる。カプセルは香りや味が異なる複数の種類があり、機械も機能に応じて数種類ある。発売開始から25年経つが、この不況下でも年率2割以上の成長を続けている。
ボタン1つでミルクが完成
ネスレがスイスで販売中の「ベビーネス」。
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2011-9-22 0:00
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「幻想」だったアメリカンドリーム(Money Globe- from NY(安井 明彦))
「子供の世代は親の世代よりも良い暮らしができる」というのは、アメリカンドリームの中核をなす考え方。その夢を信じられない米国民が増えている。経済金融危機の後遺症にもがく米国民は、今更ながらアメリカンドリームの儚(はかな)さに気づかされているようだ。
揺らぐ次世代への期待
9月中旬、米商務省が2010年の家計の状況に関する調査結果を発表した。映し出されたのは、経済金融危機の後遺症に苦しむ米国民の姿だ。
米商務省の調査によると、2010年の家計の実質中位所得は3年連続で下落、前年を2.3%下回り、1996年以来の水準にまで低下した。1990年代の景気拡大の後半部分、そして、2000年代の景気拡大で潤ったはずの平均的な家計の台所事情は、実に14年前に逆戻りした格好だ。
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2011-9-22 0:00
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内政も経済も漸進主義を貫く〜ただし韜光養晦は続くか?(加藤嘉一の「脱中国論」現代中国を読み解く56のテーゼ)
2回にわたって「2012年の中国を展望する」をお送りしている。今回は後編だに当たる。前編では、指導者が代わる政治のこれから、共産党の正当性を保証する支柱となっている経済の話をさせていただいた。
共産党も集団指導体制になり、次期リーダーと言われる習近平氏の力だけで政治が動くのではないこと、経済の良し悪しを判断する国民の基準が変わってきていること、などを取り上げた。人事にも少しだけ言及した。
前回コラムの最後で、習近平氏が「中国の経済政策はハードランニングしない」と公けに発言したと紹介した。あくまでも「漸進改革」、つまり崩壊のリスクを回避するためにゆっくりとソフトランディングさせる方法を取るという党の意思を反映している。
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2011-9-21 0:00
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お盆にお墓参りする習慣がなくなる?(日本と韓国の交差点)
旧暦8月15日は韓国のお盆、「秋夕(チュソク)」である。2011年は9月12日がこのお盆に当たり、9月11日〜9月13日が連休であった。連休が短いせいか、帰省ラッシュが終わったと思ったら、すぐに帰京ラッシュが始まった。
最近は秋夕の雰囲気がずいぶん変わってきている。
教会に行くクリスチャンの人は法事をしない。「イエス・クリストしか信じてはならない」「先祖を祭ることは異教徒のやること」ということで、お祈りをするだけで法事をしないのだそうだ。なので、田舎にいる彼らの両親が、逆に彼らの家に遊びに来たりする。家族みんなで海外旅行に行ったりする知人もすごく増えた。
昔ながらの慣習で大忙し田舎の家に親戚一同が集まり、伐草(ボルチョ)をして、法事の準備をする、秋夕当日は早朝からお墓の前に料理を並べて省墓(ソンミョ、お墓参り)をするなんていうのはもう筆者の家ぐらいかもしれない。
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2011-9-21 0:00
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中国の不動産バブルは弾けるのか(中国新聞趣聞〜チャイナ・ゴシップス)
中国では「金九銀十」という言葉がある。9月には中秋の名月があり、10月には国慶節(建国記念日)の連休があり、消費が伸びる季節、つまり商売人とっては書き入れ時、という意味だ。
不動産なども、この時期に合わせて内覧会、特別展示会などを行い、五一(5月1日のメーデーから始まる中国のゴールデンウィーク)と並んで、売上増が期待される時期だ。が、今年は様子が違った。9月の1週目は全国区各地で不動産の販売数が激減した。
北京の9月1〜5日の不動産売上は、1300戸で、7週連続で2000戸を下回った。不動産価格は前週と比較して1平方メートルあたり平均3000元下落し、12.4%減(北京市不動産取引管理ネットより)。
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2011-9-20 0:00
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日本式の葬式で手を合わせてもよい?(日本に暮らすムスリムの日常)
日本人ムスリムと話をしていると、次のようなことを耳にすることが多い家族や親戚など自分に近い関係にある人ほど、自分がイスラム教に入信したことを受け入れにくい。彼らはその背景を次のように考える。日本人は宗教に対して無関心なため、ムスリムにとって日本は実は暮らしやすい。しかし他人の宗教に対して寛容な人も、自分の身内で信仰に目覚める人が出てくると、それを受け入れることが難しい場合がある。
前回紹介した日本人ムスリムのイーマーンさんは、彼女がイスラム教に入信したことをまだ知らない親戚に会うことになった時、彼女のスカーフ姿に彼らがどんな反応を示すか楽しみだと言った。しかしそのような機会を楽しみに思える日本人ムスリムばかりではない。
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2011-9-20 0:00
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パンドラの箱を開けてもいないのに「希望」がない?(なでしこ姫はアジアをめざす)
香港に行く飛行機で、隣り合わせた日本人女性が偶然にも香港人男性と国際結婚をしていた。彼女に「これから、あなたのような日本人女性に会うために香港に行きます」と、今回の旅の目的が香港人男性と国際結婚をしている日本人女性へのインタビューであると告げた。彼女も国際結婚をしている当事者として、アジア人男性との国際結婚というものに興味があるということなので、香港までの5時間近いフライトで、2人でこのことについて話し合うことになった。
きらきらしている自分を思い描きたい
「香港人男性と結婚しているというと、たいていの人は一瞬、エッという顔します。その後、『どうして香港人と結婚したの?』と聞かれますね」
「ガールズ・トークで、女性は結婚している友達に『どうして彼と結婚したの?』と聞くのは普通ですけど、『どうして香港人と結婚したの?』の『どうして』は、ガールズ・トークの『どうして』とは違う意味での質問ですよね」
「違いますね。
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2011-9-20 0:00
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「金声玉振」・・・商売上手な孔子の高弟(中国経済史紀行)
■儒教と中国人
静かに雪が降っている。
孔林、孔子一族の墓域は、一面の銀世界だ。孔子の墓は、広い孔林のほぼ中央にある。その土饅頭の前には、「大成至聖文宣王墓」と刻んだ石碑が建っている。よく見ると、何箇所か砕片を繋ぎ合わせた跡がある。文革の最中、「批林批孔」の嵐が吹き荒れた際の傷跡である。
山東省曲阜は、魯の国の都だった。魯の国は、周の武王の弟、周公が封じられて建てられた国である。周公は孔子の尊崇篤かった人物で、晩年自らの衰えを「吾れ復た夢に周公を見ず」と比定している。孔子にとって周公は「礼楽」の制作者と捉えられている。尭・舜・禹・湯王・文王・武王そして周公の7名が、「古代の聖王」(先王)として、「礼楽」を作り上げたというのである。
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2011-9-20 0:00
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外国人労働者による「問題」をどう回避したか(知られざる韓国経済)
労働分野において日韓で大きく異なる点が、外国人労働力の受け入れ方です。2回のシリーズで、韓国の外国人労働者受け入れ制度を取り上げます。今回は韓国の制度の特徴、次回は制度がもたらした肯定的あるいは否定的な影響について見ていきます。
日本では専門的・技術的分野で働くことのできる人のみ、就労目的での在留が認められます。すなわち、「高度な専門的職業」、「大卒ホワイトカラー、技術者」、「外国人特有または特殊な能力等を活かした職業」に就ける能力のある外国人の就労が認められており、具体的には、技術者、語学教師、大学教授、外資系企業の管理者、弁護士、会計士、医師などが挙げられます(※1)。単純労働に従事する外国人は受け入れられていません(※2)。
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2011-9-20 0:00
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インドと中国との間に水をめぐる紛争の萌芽(インド発 Business Today)
「China Wages Water War」
中国政府がブラマプトラ川チベットを水源に、インドを経て、バングラデシュを流れるの流れを変える計画を立てている。中国政府はこの計画を「送水プロジェクト」と呼ぶ。この計画をめぐって、中印両国は数カ月にわたって激しい議論を交わしてきた。
8月4日になって、インドのマンモハン・シン首相は同国上院(ラージヤ・サバー)において、心配の必要はないと言い切った。S・M・クリシュナ外相に対して向けられた質問に、同首相は「インドの国益を損なうことは一切ないとの保証を受けている」と答えた。
ブラマプトラ川の流れが変っても、差し迫った危険はないかもしれない。
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2011-9-20 0:00
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自動車販売の定説覆る(坂田亮太郎のチャイナ★スナップ)
中国の自動車販売は2011年に入って急速に鈍化している。中国汽車工業協会によると、商用車を含む上半期の新車販売台数は約933万台と、前年比3.4%の伸び率にとどまった。45.5%増えた2009年や32.3%増だった2010年と比べると成長の鈍化は明らか。昨年まで販売を押し上げてきた小型車向け減税が打ち切りになったのが主因だ。
とりわけ販売不振に陥っているのが首都、北京市だ。渋滞緩和を狙って今年からナンバープレートの発給を制限した結果、7月までの販売台数は前年に比べて56%も減った。廃業する販売店も相次いでおり、中でも比亜迪汽車(BYD)など中国現地メーカーのディーラーが大打撃を受けている。
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2011-9-16 0:00
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日本の“メタボ経済”を反面教師に(アジア太平洋「三人行」 日中関係を語り尽くす)
今回のゲストは、アジア研究の第一人者で拓殖大学学長の渡辺利夫氏である。学者、研究者は無論のこと、アジアにかかわりを持つビジネスパーソンの多くが渡辺氏の著作に触れていることと思う。私も大学教員時代に、大学院のアジア証券論の基礎テキストとして渡辺氏の著書を活用させていただいたものである。
渡辺氏はまた、広い意味でのリスク管理についても深く研究をされている。東日本大震災に際しての日本の危機管理のあり方についても、一家言をお持ちだ。
拓殖大学の創業は1900年にさかのぼることができる。建学の精神は当時の台湾開発への寄与にあったということだが、現在では中国を含め多数の留学生を受けている。東京都文京区茗荷谷を行き交う日本人の学生諸君の姿は、まさに「標準的日本学生」と言えそうだ。
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2011-9-16 0:00
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マルチ・スズキの「スイフト 新モデル」が人気(インド発 Business Today)
「Swift change, buzz intact」
スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディアがハッチバック車「スイフト」の生産を開始した2005年の半ば、本誌は取材のため、同社のグルガオン工場を訪れた。ジャグディシュ・カッタール社長(当時)は満面に笑みを浮かべながら、生産のペースが安定し次第、同社のマーケティングチームが月に約5000台売るだろうと自信満々で語っていた。
3カ月後、同社は、カッタール社長のサイン付きで、スイフトの生産が注文に追いつかないことを詫びる広告を出した。
現在、同社は月間1万〜1万2000台を生産している。だが、それでもまだ足りない。
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2011-9-16 0:00
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転倒した老人は助け起こすな(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
2011年9月3日の朝、湖北省の省都・武漢市で88歳の李爺さんが自宅から100メートルの距離にある野菜市場前の路上で転倒し、顔面を地面に強打して、鼻血を出して動けなくなった。しかし、路上の人々は冷ややかに見守るばかりで助けようとせず、うつ伏せのまま路上に1時間以上放置された李爺さんは、鼻血による気道閉塞で窒息死した。
身体をあおむけにしてくれれば死ぬことはなかった
9月4日付の湖北省紙「楚天都市報」は、この事件の詳細を次のように報じている:
事件の目撃者である野菜市場でハスの花托(かたく)を売っている店主によれば、李爺さんは3日の朝7時半頃に市場の門前で転び、かばい手なしで地面に倒れたために顔面を強打した。
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