タイは厳然たる階級社会であると同時に、見た目で判断される社会だ。金持ちは金持ちらしい格好をし、ブランド品を身につけ、高い車に乗る。そして快適な待遇を得る。自分の「カンバン」として、威力抜群なのはなんといっても高級車だ。

先進国で道路などのインフラの老朽化が進んでいる。崩れゆくインフラは危険で、しかも高くつく。米国都市部の高速道路における交通渋滞によって浪費される時間と燃料の価値総額は年間約12兆円を超える。

　途上国の貧しい学生にも教育の機会を提供しようと、世界中で映像を使った授業を行う「NPOのe-Education。　創業の地、バングラデシュでは難関大学の合格率向上のための取り組みが進む。そして、9月2日にはデジタル教育に関する国際会議まで開催した。

期待の新興国インドネシア。現地のBOP層を支援するNPOを立ち上げた中村俊裕CEOの目を通じて、インドネシアBOP層の実態を伝える。第2回は、現地の写真を通じて生活の実情を詳しく把握し、BOP層向け商品開発の可能性を考えていく。

日本や欧米のメディアが中国の景気がいよいよ危ないと言い始めたころ、私は比較的冷めた目でそれらの報道を見ていた。なぜって、上海に住む私の周囲で株をやっている知人・友人に、景気の悪そうな人が1人も見当たらないからだ。

韓国教育部が8月27日に発表した「2015年教育基本統計」によると、4年制大学に在籍する学生数が調査開始以来初めて減少した。理由の一つとして就職難が考えられている。大学を出ても就職が難しいから、高校を卒業してすぐ就職する学生が増えたとの見方だ。

8月12日、中国北部の都市、天津を大爆発事故が襲った。爆発を起こした企業の幹部と天津港や巨大国有企業との間にある不明朗な関係が注目を集めている。化学薬品の取り扱い規制を緩めた人物も同時期に摘発された。

8月12日に中国・天津で発生した大規模爆発事故は人災だった。現場の倉庫を運営する瑞海物流は危険化学品の取り扱い許可取得に手間取り、“人的関係”によって“インチキ許可証”を取得していた。これでは事故は防げない。

今年の夏のギリシャ救済について、深刻なパーセプション・ギャップ（認識の違い）が広がっていることを強く感じる。これは、欧州通貨同盟、そしてEUの将来にとって危険な兆候だ。

期待の新興国インドネシア。順調な経済成長の陰で、農村部の景色は10年前からほとんど変わらない。国連を経て、現地のBOP層を支援するNPOを立ち上げた中村俊裕CEOの目を通じて、インドネシアBOP層の実態をレポートする。