ギリシャの政局が混迷している。これまで与党だった2大政党に愛想を尽かした有権者はほかの政党にに投票した。中でも、SYRIZAと「黄金の夜明け」の躍進が目を引いた。だが、彼らは緊縮反対を唱えるだけで具体的な経済政策を示していない。

急成長するインドネシアの市場を自動車産業の視点から見ていく。日本と心理的な距離の近いこの国は、自動車産業でも日系車がシェア9割を握る。今後、期待される低価格エコカーなどへの期待も高まる。

米フェイスブックの上場が、投資家を熱狂させている。だが、同社はこの熱狂に見合う価値を本当に持つのだろうか。モバイル対応とソーシャル広告モデルの確立を見極める必要がある。

日中韓の3国が首脳会談で、3国間FTAの年内交渉開始を決めた。中国はこれを歓迎している。欧州市場が停滞する今、日中韓貿易の価値は高まった。中国はASEAN＋3のFTAを目指している。3国間FTAもこの過程と位置付ける。

オバマ大統領が同性婚を是認する意向を明らかにした。選挙戦略上、これは清水の舞台から飛び降りるような行為だ。キリスト教保守派の票が見込めなくなる。ただし、ユダヤ教徒やカトリックは同性婚を認める傾向が強い。吉と出るか、凶と出るか。

カタールの衛星テレビ・アルジャジーラ英語部門の北京特派員で米国籍のメリッサ・チャン記者が中国当局からジャーナリストビザの更新を拒否され、事実上の国外退去処分となった。

このほど前立腺ガンと診断されたが、株主総会では大いに語った。米国の税制から欧州の銀行の健全性までその見解を披露。投資には長期的視点に立ち、粘り強さが求められるとした。

経済学の存在価値が問われる中、経済研究所INETがベルリンで国際会議を開催。ノーベル経済学賞受賞のスティグリッツ氏が世界経済が直面する課題を語った。人材すら十分活用しない現状は、危機前にも増して資源の無駄遣いだと痛烈に批判した。

マラリアは古くて新しい感染症である。約5000年前のエジプトのミイラも、当時のこの病の流行を物語る。かのクレオパトラが病に伏し、ツタンカーメン王が19歳の若さでこの世を去った。この感染症が原因といわれる。

米「ニューヨーク・タイムズ」紙がウォルマートのスキャンダルを報じた。メキシコ子会社による贈賄疑惑を同社幹部がもみ消した疑いがあるという。事実なら、厳格な規律順守を信条とする同社のイメージ低下は避けられない。