韓国の小売流通最大手であるロッテとEマートが中国市場で苦戦している。ロッテデパートは北京店から手を引くことにした。人材や商品構成の「現地化」がネックになっている。

模倣品よりも日本企業が気をつけなければいけないのは、製造技術が盗まれていくことだろう。技術革新を目指す中国企業、ひいては中国政府が日本の技術を取り入れたいと考えている今、技術の盗用に関わる企業間のトラブルには十分に注意したい。

停滞する米国経済は、今秋の大統領選挙で現職オバマ大統領に不利に働く。選挙結果を予測する様々な指標も、すべて共和党候補のロムニー氏有利と告げる。それでもロムニー氏には弱点が多すぎる。選挙の行方はまだ分からない。

今中国で、若者が行列を作る茶系飲料チェーンがある。香港で喫茶レストランを展開している「仙踪林（シェンゾンリン）」が2006年から中国大陸で始めた「快楽檸檬（クァイラァリーモン）（ハッピーレモン）」だ。

3年目となったバングラデシュでの映像授業による教育革命。昨年の失敗を糧に、体制を再構築し、4教室で250人の生徒を集めるまでになった。しかし、パソコンを強盗団に奪われるなど、リスクも高まっている。

三菱重工業など航空機大手が、東大と生産技術の共同研究に着手した。国家一丸となって追い上げる中韓勢への危機感が背景にある。技術力の底上げだけでなく、最終製品でも存在感を示すことが、日本の競争力維持・向上に欠かせない。

EU首脳会議の成果は何だったのか。実は会議の前後で何も変わっていない。とすれば、今後の負担増加を回避したドイツこそが勝者だ。ユーロ問題を解決したければESMの資金力を拡大する必要がある。

6月20日に発表された言論NPO（日本）とチャイナ・デイリー（中国）との共同世論調査の結果によると日本人の84.3％（昨年78.3％）が中国に良くない印象を持っているという。

EU首脳会議は奇妙な会議であった。ギリシャへの支援を議論するはずが、当の「主役」が欠席した。代わって注目を集めたのが、スペイン支援策だった。ここではドイツ包囲網が力を発揮した。

ロシアのメドベージェフ首相が国後島を訪問した。野田首相とプーチン大統領が領土交渉の再活性化に合意したのになぜ？との声がある。だが驚くには当たらない。ロシアの強硬な姿勢はずっと変わっていないのだ。日本は目を覚ます必要がある。