独力で成功し、世界最年少の女性ビリオネアとなったとされるエリザベス・ホームズ氏が逆風に見舞われている。米ウォール･ストリート･ジャーナル紙や米食品医薬品局、取引先とされる英グラクソ・スミスクラインが相次いで同氏の主張を覆す情報を発信した。

仏電力大手EDFは、英国の新原発を中国国有企業と共同で建設すると発表した。予定している欧州加圧水型原子炉（EPR）は、これまで数々の困難に見舞われている。コスト高の新型炉が作り出す割高な電力を英国の消費者は受け入れるだろうか。

中国で「老人扶助保険」が発売され、人気を集めている。「善意で老人を助け起こして、逆にカネをゆすられる危険性に対処する保険」で、最高2万元まで訴訟費用の支払いを受けることができ、法律相談も可能だという。

ギネス記録を目指して作った大量のチャーハンを、豚のエサにして批判されるという出来事が江蘇省揚州市で起きた。この行為は批判されるべきだが、そもそも中国人は食べ物を無駄にしないという、いいイメージを筆者は持っている。

シリコンバレーで会議に出席する機会があれば、ほかの出席者がどんな「内職」をしているか見渡してみると面白い。あずき色の枠で縁取られたサイトやアプリを開いている人を多く見かけるはずだ。それが、噂のスラック（Slack）である。

米国と欧州の自由貿易協定、TTIP（環大西洋貿易投資協定）の交渉が難航している。欧州の反対派は米国と規制を共通化することを懸念する。一方、賛成派は「TTIPは価値観を共有する国の連帯だ」と主張する。残された時間はわずかだ。

ビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ（ABインベブ）が同2位のSABミラーから買収への合意を取り付けた。だが、独占禁止法への対応、提携先の競合問題、さらには合併後の事業運営まで、取り組むべき課題は多い。ABインベブが、この先に米コカ・コーラの買収を視野に入れている可能性も否定できない。

教育部は10月12日、「中学校の歴史教科書と高等学校の韓国史教科書の発行体制改善方案」を発表した。中学の歴史教科書と高校の韓国史教科書は国定のもの1種に限定し、全国の学校で「正しい歴史」を教えるという内容だ。

2020年、中国では結婚できない独身男性が3000万人を超えるという。35年続いた1人っ子政策は少子高齢社会の進行に拍車をかけ、男女比率の歪みも深刻。もはや、正攻法では打つ手なしという状況に追い込まれている。

メルケル独首相が難民の受け入れに関する歴史的な決断をしてから約1カ月が経った。この間にドイツの世論は変化し、この決断を非難する声が高まっている。皮肉なことに最も強く非難しているのは同首相の与党の面々だ。