韓国が1月末、人工衛星の打ち上げに成功した。世界で10番目の成功国となった。韓国中が喜びに沸いた。ただし、批判もある。打ち上げロケットの第1段目はロシア製だった。ロシア依存からの脱却が次の目標だ。

フランスがマリ北部に進攻し、イスラム武装勢力から拠点を奪還しつつある。しかし、この戦争がいつ、どのようなに終息するのか、予断を許さない。装備の老朽化や不足が指摘されている。インフラ構築などの戦後支援も必要になる。

香港の大手商社利豊は、世界の有名ブランドや小売りチェーンを陰で支えている。株価は割高で経営への評価も高いが、その成長は継続的な買収によるところが大きい。ここへきて業績の下方修正が続く。同社の買収戦略と成長は持続可能なのだろうか。

北京など中国での大気汚染の深刻度が増している。問題は住人の健康だけでなく、その都市の競争力にも関係する。中国では外資系企業による経営者層の獲得が大気汚染によって難しくなっている。世界トップクラスのクリーン度を持つ東京はもっとアピールすべきだ。

2013年1月22日、習近平総書記は反腐敗に関する重要演説を行った。トラとハエを同時に攻撃することを堅持し、指導幹部の紀律違反や違法行為を断固として調査し処罰せねばならない」。

昨年12月にコナカが、今年1月にはるやま商事が中国第1号店を上海にオープンさせた。先行する青山商事を加えて、中国においてはニッチなスーツ市場で日系ブランドがしのぎを削ることになった。果たして中国人にスーツ文化は根付くのか。

韓国紙が連日、「日韓為替戦争」を煽る。「安倍晋三首相の円安誘導は韓国をいじめる近隣窮乏化政策」と非難。さらには世界に呼び掛け、日本包囲網をつくろうと訴えた。だが、薬が効きすぎたようだ。

中国の基礎年金で2兆元（約29兆円）もの「空帳（資金の流用）」が明らかになった。単年度の収支も、大がかりな財政支援を受けてようやく黒字を保っている状況だ。賦課方式から積み立て方式への移行も叫ばれるが、その財源確保には大改革が必要だ。

年明け早々に上海の日系工場のストライキが報道された。普通のストライキではない。ワーカーが工場を占拠し日本人経営陣ら10人を軟禁したかなり暴力的なものだ。中国人はそこまでやるのか、と驚いた人もいるだろう。

「中国人エリートの日本観」をテーマに3年以上インタビューを続けてきた。今回はその中でもとくに印象的だった若者のひとり、東京大学に学ぶ張成さん（仮名）に、安倍政権や日本の政治について話を聞いた。彼の奇想天外な外交策とは…