台湾出身の16歳の女性韓流アイドルが、テレビ番組の中で台湾の旗を持たされた。これに中国のネットユーザーが反発。このアイドルは謝罪し、中国での活動自粛を余儀なくされた。少女を追い込んだ責任は誰にあるのか。

台湾総統選は民進党候補の蔡英文が圧勝した。「台湾アイデンティティ」の盛り上がりの中、国民党政権を倒したが、初の女性総統の「真の敵」との戦いはこれから始まる。いかに台湾を導くのか。大陸の圧力と「空の国庫」といかに戦うのか。

銅鑼湾書店は、中国政府が発禁にしている書籍などを扱う香港の書店だ。この店の関係者5人が行方不明になっている。中国当局が拉致したとの見方が浮上。香港では、一国二制度の下で認められている民主的なシステムを犯すものとして懸念が高まっている。

中央電視台（CCTV）で新年の挨拶をした習近平国家主席。あまり視聴率はよくなかったようだが、後日、挨拶の内容とは違うところで注目を集めることになる。それは、習氏が挨拶を行った、執務室の本棚に並んでいた蔵書だ。

1月6日、北朝鮮が4回目の核実験を実施した。これを受け、韓国では「核武装論」が語られ始めた。韓国はどう動くのか、米国と中国はどう動くのか。「北の核」の影響は、半島を越えて広がっていく。

北朝鮮による「水爆実験」には、来る5月に開催が予定されている、36年ぶりの党大会が大きく関係している。これを成功させるためには、金正恩第一書記の訪中と習近平国家主席との首脳会談が必須。このための交渉ツールが今回の「水爆実験」だった。

サウジアラビアとイランの関係悪化が中東全域に波紋を広げている。サウジはなぜ、イスラム教シーア派の指導者を死刑に処したのか。その背景には、イランに“甘く”、サウジに“厳しい”米国の中東政策がある。

1990年代、旧ユーゴスラビアの内戦を逃れた数千人のボスニア系イスラム難民たちが米ミズーリ州セントルイスに移り住んだ。それから約20年、難民たちは勤勉に働き、かなりうまくやっている。

日韓両国が慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的に解決される」ことを示した。米国の要請と韓国の選挙事情が決断を促した。ただし、再び蒸し返される可能性は否定できない。親北派と反北派の双方が「反日」では共闘できる環境は変わらない。

韓国の憲法裁判所が、「日韓請求権協定は韓国憲法に違反する」との訴えを却下し、違憲性に関する判断を見送った。野党と進歩派メディアからは、「曖昧な決定」だと反発の声が上がっている。