東京電力は、新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所が停止していることなどの影響で、代わりに火力発電所の運転を増やした結果、今年度の二酸化炭素の排出が当初の見込みより２５％増えたことを明らかにしました。

政府は、地球温暖化対策として、ススキやヤナギなどを原料とする新たなバイオ燃料を西暦２０１５年までにガソリン並みのコストで製造し、利用の拡大を目指すとした、バイオ燃料技術革新計画を取りまとめました。

マグロの中でも最高級とされるクロマグロの資源保護について関係国が議論する国際会議が２６日から東京で始まり、日本は、乱獲による資源の枯渇を防ぐため、いっそうの規制強化の必要性を訴えることにしていますが、日本向けに漁獲しているヨーロッパからの反発も予想され、規制強化の必要性について各国がどこまで認識を共有できるかが焦点になります。

全日空は、予定していたボーイングの新型旅客機の納入が半年以上遅れ、利用客数の増加が見込めなくなるなど影響が避けられないとして、アメリカのボーイングに対し賠償を請求する方針を固めました。

２月の貿易収支は、アメリカの経済の減速傾向などを反映してアメリカ向けの輸出が引き続き減少したものの、そのほかの地域への輸出が伸びたことから、２か月ぶりの黒字となりました。

インターネットを流れるデータが急激に増えていることに対応するため、通信大手のＮＴＴコミュニケーションズは、日本とアメリカ、中国、韓国、それに台湾を結ぶ大規模な通信回線を整備することになりました。

官民が一体となって進めている国産旅客機のプロジェクトについて、「三菱重工業」は、航空会社からの受注のメドが立ったとして、事業化する方針を固めました。これによって「ＹＳ−１１」以来、およそ４０年ぶりに国産の旅客機が復活することになりました。

不在となっている日銀総裁の代行を務める白川副総裁が、就任後初めて国会に出席し、日本経済について、世界経済の減速などによって不確実性が高い状況だという認識を示したうえで、先行きのリスクを見極めながら、機動的に金融政策にあたりたいと抱負を述べました。

不在となっている日銀総裁の代行を務める白川副総裁が、就任後初めて国会に出席し、日本経済について、世界経済の減速などによって不確実性が高い状況だという認識を示したうえで、先行きのリスクを見極めながら、機動的に金融政策にあたりたいと抱負を述べました。

日本鉄鋼連盟の馬田一会長は、大幅に値上げされることになった鉄鉱石に続いて石炭も大幅な値上げが避けられず、業界全体のコストの増加は２兆円を超えるという見通しを明らかにしたうえで、自動車メーカーなどに対して鉄鋼製品の値上げを受け入れるよう理解を求めました。