17日の債券市場では日本国債を売る動きが強まり、長期金利は一時0.655％と、2週間ぶりの水準まで上昇しました。

17日の東京外国為替市場は、アメリカで追加の利上げが行われるという見方から、円相場は1ドル＝146円台半ばまで値下がりし、去年11月以来、およそ9か月ぶりの水準まで円安ドル高が進んでいます。

7月の貿易収支は、原油などの輸入額が減る一方で、半導体製造装置などの輸出額も減少したことが影響して、2か月ぶりの貿易赤字となりました。ただ、赤字額は787億円の赤字と、去年の同じ月より90％以上減って大幅に縮小しました。

愛媛県の大手造船会社が建造した世界最大級のコンテナ船の運航が始まり、海運業界で国際的に輸送コストをめぐる競争が激しくなる中、日本企業の競争力の強化につながるかが注目されます。

不動産大手の「オープンハウスグループ」は、同業の「三栄建築設計」をTOB＝株式の公開買い付けを通じて買収する方針を決めました。「三栄建築設計」は、元社長が暴力団員に金銭を供与していたとして東京都公安委員会から暴力団排除条例に基づく勧告を受けていますが経営を立て直すことができるかが焦点となります。

ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」などを運営する会社のことし6月までの1年間の決算は、コロナ禍からの需要の回復に加え外国人旅行者のインバウンド消費の増加などで売り上げや利益が過去最高を更新しました。

イギリスの7月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて6.8％上昇しました。伸び率は6月を下回って1年5か月ぶりに6％台となりましたが、ユーロ圏やアメリカと比べると依然として高いインフレ率が続いています。

レギュラーガソリンの小売価格は14日時点の全国平均で、1リットル当たり181.9円となり、先週から1.6円値上がりしました。値上がりは13週連続で、15年ぶりの高値となっています。

15日のニューヨーク株式市場は、中国経済の先行きへの不透明感などから売り注文が増え、ダウ平均株価は一時400ドル近く値下がりしました。15日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日と比べて361ドル24セント安い3万4946ドル39セントでした。

アメリカの先月の小売業の売上高は、前の月と比べて0.7％増加し、4か月連続で前の月を上回りました。インフレが落ち着く傾向が続く中、個人消費の堅調さが改めて示された形です。