２３日の東京株式市場は、世界経済の先行きへの懸念や急速な円高から日本企業の業績の悪化に警戒感が高まって、午後に入っても全面安の展開が続いています。

２３日の東京株式市場は、世界経済の先行きへの懸念や急速な円高で日本企業の業績の悪化に警戒感が高まって全面安の展開となり、日経平均株価は大きく値下がりして一時、ことしの最安値を更新しました。

２２日のニューヨーク株式市場で平均株価が大幅に下落したことを受けて、アジアの株式市場でも軒並み株価が値下がりしています。シンガポールの市場関係者は、実体経済に対する不透明感がぬぐえないことが根底にあり、ほかの国の市場の値動きに敏感に反応する状況が続いているとしています。

２３日の東京株式市場は、外国為替市場でユーロやドルに対して円高が急速に進んでいることから輸出企業などの業績悪化による日本の景気後退への懸念が強まり、取り引き開始直後から全面安の展開となり、日経平均株価は大きく値下がりしています。

厳しい経営状況に直面しているアメリカの自動車メーカー、クライスラーに対し、提携関係にある日産自動車が株式の取得を含めた関係強化の提案を行っていると、アメリカのメディアが伝えました。

豊作でコメの価格が値下がりし農家の経営を圧迫するおそれがあるとして、農林水産省は、年間の消費量を上回るとみられるおよそ１０万トンのコメを農家から買い取り、当面は市場に流通させない対策を実施することになりました。

２２日のニューヨーク市場は、世界的な景気後退への懸念が強まって、株式市場で平均株価が５００ドル余りの大幅な下落になったほか、外国為替市場では、一時１ドル・９７円台前半まで円高ドル安が進みました。

世界的な金融危機の影響が各国に広がるなか、旧ソビエトのベラルーシは、経済の安定を図るため、ＩＭＦ・国際通貨基金に対して２０億ドル規模とみられる融資を要請したことを明らかにしました。

世界的な金融危機が続くなか、ヨーロッパでは実体経済への影響から景気の先行きへの不透明感が一段と強まってユーロが売られ、円に対しては、４年半ぶりの安値をつけるなど、ユーロ安が急速に進んでいます。

世界的な金融危機が続くなか、ヨーロッパでは実体経済への影響から景気の先行きへの不透明感が一段と強まってユーロが売られ、円に対しては４年半ぶりの安値をつけるなど、ユーロ安が急速に進んでいます。