韓国で急激な円高・ウォン安が進むなか、韓国製品の日本への輸出拡大を図る絶好のチャンスだと２４日ソウルで日本の商社の担当者を招いた商談会が開かれました。

日本の商社も出資して、ロシア極東のサハリン沖で進められている、石油と天然ガスの開発計画「サハリン２」で生産される液化天然ガスが、来年２月から日本へ輸出されることになり、日本にとっては、エネルギー調達先の多角化につながる動きとして期待されています。

ＷＴＯ＝世界貿易機関は、ドーハ・ラウンドと呼ばれる貿易自由化交渉の合意に向けた閣僚会合を、来月中旬に本部のあるスイスのジュネーブで開く方向で、調整を進めることになりました。

ロシアの首都モスクワの副都心で、ヨーロッパ一の高さ６００メートル以上となるはずだった超高層ビルの建設が、資金不足によって凍結され、世界的な金融危機の影響がロシアの実体経済に広がり始めています。

景気の悪化で外食産業を取り巻く環境が厳しさを増すなか、業績の低迷が続く外食チェーン大手の「すかいらーく」は、経営の建て直しを図るため、ファミリーレストランの先駆けとなった「すかいらーく」というブランド名の店舗を廃止する方向で最終調整に入りました。

深刻な経営難に陥っているアメリカ最大手の自動車メーカー、ＧＭ＝ゼネラル・モーターズは、政府の支援をめぐる議会の公聴会に出席する経営トップが、専用機でワシントン入りしたことに批判が集中したことを受けて、２機のビジネスジェット機を手放す方針を決めました。

金融市場の混乱で経営不振に陥っているアメリカ最大手の銀行シティグループは、今後も巨額の損失を出す可能性やほかの金融機関に身売りするといった観測が広がったことから、株価の終わり値がおよそ１６年ぶりに４ドルを下回りました。

世界的な金融危機で貿易の停滞が懸念されるなか、日本政府は、企業が安心して輸出できるよう、国が取り引きを補償する「貿易保険」を各国が連携して活用する対策を、南米のペルーで２２日から開かれるＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議で提案することになりました。

金融市場の混乱で経営不振に陥っているアメリカ最大手の銀行シティグループは、今後も巨額の損失を出す可能性や、ほかの金融機関に身売りするといった観測が広がったことから、株価が一時、およそ１６年ぶりに４ドルを下回りました。

証券最大手「野村ホールディングス」は、世界的な金融危機の拡大で、来年３月の決算で多額の損失計上が見込まれることなどから、財務基盤を強化するため、数千億円規模の資本増強を行うことを目指して生命保険会社などに資金拠出の打診を始めていることがわかりました。