ギリシャの財政危機をきっかけにした金融市場の混乱を抑えるため、日銀は、アメリカやヨーロッパの主な中央銀行と連携し、今月１８日からドル資金を供給することになりました。

単一通貨ユーロを導入しているヨーロッパ経済圏のことし１月から３月にかけてのＧＤＰ＝域内総生産の伸び率は、前の３か月に比べて０．２％と、景気回復の動きは引き続き鈍いままとなっています。

中国を訪れている日本経団連の御手洗会長は、１２日、温家宝首相と会談し、中国が抱える環境問題やエネルギー問題の解決に、日本の経済界としても協力していく考えを伝えました。

２つのレンズを使って立体的な３Ｄの映像をハイビジョンで撮影できる小型カメラが初めて開発され、１２日、大阪で公開されました。３Ｄの映像に対応した小型の液晶と組み合わせれば、携帯電話などで３Ｄ映像を撮影したり、見て楽しんだりできるようになるということで、メーカーは来年前半にも商品化したいとしています。

三重県特産の高級和牛「松阪牛」とまちがってしまうような商標が中国で登録されている問題で、松阪牛のブランドを保護しようと生産者などの団体が中国で商標登録を申請したところ却下されたことがわかりました。却下の理由として中国側は、似た商標がすでに登録されていることなどをあげているということで、生産者側は直ちに再審を申し立てました。

ニューヨーク市場の金の先物価格は、ギリシャの財政再建などに対する先行き不安から、安全資産としての買い注文が増えて、一時、１オンス・１２３５ドルを突破して、史上最高値を更新しました。

ニューヨーク株式市場はアメリカの経済指標が好調だったもののギリシャの財政再建に対する先行き不安から、小幅な値下がりで取り引きを終えました。

全国のコメ農家を対象に政府が今年度から始めた戸別所得補償制度への申請件数は、最初の１か月間では１５万件余りと、まだ全体の１０％以下にとどまっていることから、農林水産省は来月の期限に向け、早めの申請を呼びかけることにしています。

トヨタ自動車のことし３月期の決算は、自動車の販売台数が持ち直したことや、一連のリコール問題の影響が見通しの範囲内に収まったことなどから、営業利益が１４００億円余りと２期ぶりに黒字を確保しました。

国際的にマグロの資源管理を強化するよう求める意見が広がるなか、水産庁は、日本が大半を漁獲している太平洋のクロマグロを対象に、産卵前の幼魚の漁獲を制限するなど、独自の資源管理策を導入することを決めました。