週明けの東京外国為替市場は、ヨーロッパの信用不安がさらに拡大するのではないかという懸念から円相場は大きく値上がりし、このうちユーロに対しては一時、８年７か月ぶりの水準となる１ユーロ・１０８円近くにまで上昇しました。

週明けの東京株式市場は、アメリカの景気の先行きに対する懸念が広がったことや、円高が進んでいることから、全面安の展開となり、日経平均株価の終値は３８０円以上値下がりして、ことし最大の下げ幅となりました。

日本経団連の米倉会長は７日の記者会見で、外国為替市場で急速な円高ユーロ安が進んでいることについて日本経済への影響が「たいへん大きい」と強い懸念を示し、ヨーロッパ各国が結束して対応するよう求めました。

週明けの東京外国為替市場は、ヨーロッパの財政不安がさらに広い範囲に拡大するのではないかという懸念から、ユーロが売られ、ことしの最安値となる１ユーロ・１０８円台前半まで値下がりしています。市場関係者は「ギリシャなど一部のヨーロッパの国に対する信用不安が、さらに広範囲に拡大するのではないかという懸念が強まり、外国為替市場では、ユーロ売りが一段と加速している」と話しています。

世界各国の政治や経済のリーダーが集まる「ダボス会議」を主催する「世界経済フォーラム」の東アジア大会が、ベトナムのホーチミンで６日から始まり、世界経済の成長エンジンとして期待されるアジアの今後の役割について話し合われています。

急拡大が続く中国のネット通販市場をねらって、日本の通販会社は専門のサイトを開設するなど、中国向けの事業に相次いで乗り出しています。

韓国のプサンで開かれた、先進国に新興国を加えたＧ２０＝２０か国の財務相・中央銀行総裁会議は、ギリシャの財政危機をきっかけにした世界的な金融市場の混乱を受け、深刻な財政赤字を抱える国は健全化を加速すべきという共同声明を発表しました。

南アフリカで開かれるサッカーのワールドカップに合わせて、旅行会社では日本代表の試合を観戦するツアーを販売していますが、現地の治安が悪いことなどを理由に参加を見送るサポーターも多く、開幕まであと６日に迫った今もツアーが売れ残る状況が続いています。

韓国のプサンで開かれている先進国に新興国を加えたＧ２０＝２０か国の財務相・中央銀行総裁会議は２日目の５日、ギリシャの財政危機に端を発した金融市場の混乱を受けて、財政再建の必要性など、議論の成果をまとめた共同声明を夕方に発表することにしています。

韓国のプサンで４日から始まった、先進国に新興国を加えたＧ２０＝２０か国の財務相・中央銀行総裁会議は、ヨーロッパに端を発したギリシャなど金融市場の混乱が世界経済の新たなリスク要因になっているとして、財政リスクを抱える国は財政再建を急ぐ必要があるということを確認しました。