連休明け、１２日の東京外国為替市場は、政府・日銀による市場介入への警戒感などから、円相場は１ドル＝８２円台の前半で取り引きされています。

先週末開かれたＧ７＝先進７か国の財務相・中央銀行総裁会議を受けて注目された１１日のロンドン外国為替市場は、円を買ってドルを売る動きが続く一方、日本の政府・日銀による市場介入への警戒もあって、１ドル＝８２円を挟んだ狭い値動きになりました。

先週末に開かれたＧ７＝先進７か国の財務相・中央銀行総裁会議を受けて、円相場の行方が注目された週明けの外国為替市場は、１１日朝、オーストラリアのシドニー市場で、一時、１ドル＝８１円台前半まで値上がりし、１５年ぶりの水準まで円高が進みました。その後、ロンドン市場では１ドル＝８２円を挟む水準で取り引きが行われています。

Ｇ７＝先進７か国の財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開かれてから、週明けの最初の取り引きとなる１１日のオーストラリア・シドニーの外国為替市場では、円相場が一時、１ドル＝８１円台前半まで値上がりし、１５年ぶりの水準まで円高が進みました。

円高や新興国市場の拡大に対応するため、自動車メーカー各社は、世界で販売する戦略車の生産拠点を、自動車産業に優遇措置を取っているタイに置く動きが広がっています。

Ｇ７＝先進７か国の財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開かれてから、最初の週明けの取り引きとなる１１日のオーストラリア・シドニーの外国為替市場では、円相場が一時１ドル＝８１円台前半まで値上がりし、１５年ぶりの水準まで円高が進みました。

東京証券取引所など国内の証券取引所は、株式市場の低迷で、新たに株式を上場する企業の数が低い水準にとどまっていることから、成長が見込めるアジア企業に対して上場を働きかける取り組みを強化しています。

電気自動車の動力源や住宅用の蓄電池として、今後、リチウムイオン電池の需要が急拡大していくとみられることから、日本の大手電機メーカーの間では、生産体制を強化する動きが加速しています。

ワシントンを訪れている野田財務大臣は、アメリカのガイトナー財務長官と会談し、各国が自国の通貨を安値に誘導して輸出を増やそうとしている「通貨安競争」を是正していくため、先進国と新興国が協調して取り組んでいくことが必要だという認識で一致しました。

ワシントンで開かれていたＧ７＝先進７か国の財務相・中央銀行総裁会議が終了し、焦点となっていた為替の問題については、外国為替市場での過度で無秩序な変動は世界経済に悪影響を与えるということをあらためて確認しました。