世界経済のけん引役の１つとして注目の高まるインドの今後の課題について、世界の経済界のリーダーらが意見を交わす国際的な会議が、インドの首都ニューデリーで始まりました。

菅総理大臣は、南米ペルーのガルシア大統領と会談し、貿易の自由化などを進めるＥＰＡ＝経済連携協定を結ぶことで合意し、今後日本の自動車関連製品などの輸出拡大が期待されます。

ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議は、２日間の討議を終え議長を務めた菅総理大臣がＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定などの取り組みを発展させて域内での経済統合の実現を目指すことなどを盛り込んだ首脳宣言、「横浜ビジョン」を発表して閉幕しました。

ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議は１４日、２日目の討議を行って、議長を務める菅総理大臣が、議論の成果をまとめた首脳宣言を「横浜ビジョン」として発表し、閉幕します。

横浜市で開かれているＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議は、１４日、最大のテーマとなる域内の経済統合に向けた道筋について意見を交わします。そしてＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定などの取り組みを発展させて、経済統合の実現を目指すことなどを盛り込んだ首脳宣言「横浜ビジョン」を発表して閉幕します。

大畠経済産業大臣は１３日、横浜市内で中国の張平国家発展改革委員会主任と会談し、この中で、張主任は「中国からのレアアースの輸出が税関で滞っている問題は、近いうちに適切に解決すると考える」と述べました。

１３日、横浜市で開幕したＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議は、初日の討議で域内の成長戦略の策定をめぐって意見が交わされ、各国が構造改革を進めることや経済成長と環境保護の両立に向けた施策が必要だという認識で、各国の首脳が一致しました。

ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が開かれるのを前に、アメリカのオバマ大統領と中国の胡錦涛国家主席が、日本経団連が主催したＡＰＥＣＣＥＯサミットで相次いで講演し、アジア太平洋地域の経済の重要性を強調しました。

ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため日本を訪れているアメリカのオバマ大統領は、アジア太平洋での自由貿易圏をつくることを目指す「ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定」を通じて、高い経済成長を続けているアジア各国との関係を強化し、この地域への輸出を増やしていきたい考えを強調しました。

ギリシャの財政危機に揺れたヨーロッパで、信用不安が再び高まる懸念が強まっていることに対し、ドイツやイギリスなど５か国の財務相が１２日に共同で声明を発表し、財政危機に陥った国を支援する枠組みがあることを強調するなど、市場の沈静化を促しています。