企業の間で取り引きされるモノの価格の動きを示す先月の企業物価指数は、新興国での需要拡大によって鉄鉱石や原油などの資源価格が値上がりしているため、前の年の同じ月と比べて０．９％上昇し、２か月連続で上昇しました。

三重県四日市市にある中部電力の火力発電所で、工場などに供給している電力の電圧が瞬間的に低下し、工場の操業が止まるなどの影響が出ている問題で、中部電力は大量の電力を供給する高圧の変電設備で不具合が起きたことが影響を大きくしたとみて原因を調べています。

長崎県の諫早湾の干拓事業を巡る裁判の２審で、堤防の排水門を開けるよう国に命じる判決が出たことを受けて、鹿野農林水産大臣は上告や開門調査を行うかどうかを最終的に判断するため、来週にも現地入りする方向で調整していることが分かりました。

中東最大級のモーターショーが、ＵＡＥ＝アラブ首長国連邦で開かれており、原油価格の高値が続いていることなどを背景に、にぎわいを見せています。

中国の新車の販売台数は、先月も前の年の同じ月と比べて大幅に増えて、ことしの累計が、１６３９万台に達し、この結果、２年連続で世界一になるのは確実で、最終的に１８００万台を超えるのではないかという見方が広がっています。

農林水産省は、日本の農業の活性化を図るため、中国の食料事業最大手の国営企業と農産物の輸出拡大に向けて覚書を交わし、今後、日本から輸出する品目や量について協議したうえで最終合意を目指すことになりました。

全日空の伊東信一郎社長は９日の会見で、関西空港を拠点に国内の主要都市やアジア各国を結ぶ格安航空会社を、来年１月に正式に設立することを明らかにしました。

中部電力の火力発電所で電圧が瞬間的に低下したトラブルの影響で、コスモ石油の四日市製油所では、原油を精製してガソリンなどを作る四日市製油所で、８日午前５時２０分ごろから２時間４０分にわたって停電が発生し、すべての処理装置が８日から停止しています。

世界銀行は、国連の認証を必要とする現在の排出量取引が十分機能していないとして、新たな取り引きの仕組みを検討する方針を明らかにし、これを推進するための基金を新たに設立すると発表しました。

政府が温暖化対策の一環として導入を検討している「排出量取引制度」について、大畠経済産業大臣と石油元売り各社で作る「石油連盟」による意見交換会が都内で行われ、業界側は、制度の導入にあたっては、国が企業の排出量の上限を設けるのではなく、企業が自主的に削減目標を設定する仕組みにするよう要請しました。