中部電力の水野明久社長は、海江田経済産業大臣と会談し、静岡県の浜岡原子力発電所の停止で、火力発電に使う燃料費などの負担が増えるとして、国に燃料に課される石油石炭税の減免などの支援を求めました。

ゲームのオンラインサービスなどで、世界で１億件を超える個人情報が流出した「ソニー」は、安全対策が整ったとして、欧米などに続いて日本でも、６日から全面的にサービスを再開すると発表しました。

大手電機メーカーの「ＮＥＣ」は、世界４位の中国の大手パソコンメーカー「レノボ・グループ」と合弁会社を設立し、収益の改善が課題になっているパソコン事業のてこ入れを図ることになりました。

週明けの東京株式市場は、先週末のニューヨーク市場でダウ平均株価が上昇したことを受けて買い注文が広がり、日経平均株価は、取り引き時間中としてはおよそ２か月ぶりに１万円台を回復しました。市場関係者は「１日にアメリカで発表された製造業の景況感に関する経済指標が、市場予想を上回ったことで、アメリカの景気減速への懸念がいくぶん後退していることに加えて、中国などアジアの主な株式市場での株価上昇も買い注文の材料となっている」と話しています。

東京電力の管内では、今月１日以降、電力需要が平日に減って週末に増える動きが出ており、東京電力は、政府による使用制限などに応じた企業や家庭の節電の取り組みが効果を上げていると見ています。一段と暑くなる梅雨明け以降に向けて、東京電力は、引き続き節電を呼びかけることにしています。

大手電機メーカーの今年度のテレビ事業は、地上デジタル化に伴う国内の需要が、この夏以降、縮小するうえ、海外メーカーとの価格競争が厳しいことなどから、赤字の見通しを示す会社が相次いでいます。

全日空が世界の航空会社に先駆けて導入するアメリカの航空機メーカー、ボーイングの最新鋭の旅客機、７８７型機が３日朝、初めて日本に飛来し、羽田空港に到着しました。

関西電力は、兵庫県姫路市にある火力発電所について、発電装置の中にあるヒューズの一部が断線しているのが見つかったとして、２日夜に運転を停止し、家庭や企業に節電を要請するなか、電力事情がさらに厳しくなる可能性が出てきました。

この夏の電力不足に対応するため、自動車業界では、木曜と金曜に工場を休みにする代わりに、電力需要が下がる土曜と日曜に稼働する取り組みが２日から始まりました。

携帯電話最大手のＮＴＴドコモは、平日の電力不足に対応するため、東京電力の管内などで働くおよそ１万人を対象に、２日から、土日を出勤にして、月曜日と火曜日を休日とする新しい取り組みを始めました。