急速な円高ドル安の大きな要因とされていたアメリカの債務不履行という危機的な事態は、２日、新たな法案が成立したことで回避されましたが、歴史的な円高は依然収まらず、政府と日銀は、為替相場の動向を見極めながら、円高に歯止めをかける円売りの市場介入や一段の金融緩和などの検討を進めることにしています。

東日本大震災の被災地、仙台市で、アジア太平洋地域の国と地域の代表が「企業の防災」をテーマに議論する、ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の国際会議が２日から始まりました。

２日の東京外国為替市場は、アメリカが追加的な借金をできるようにする法案が議会下院で可決されたものの、アメリカ経済の先行きに対する不安が根強く、円相場は１ドル＝７７円台前半まで円高が進みました。

日産自動車は、災害などで停電した際、電気自動車のバッテリーから家庭向けにおよそ２日分の電力を供給するシステムを開発し、来年春までの実用化を目指すことになりました。

大手ビールメーカーの「キリンホールディングス」は、経済成長が著しい新興国での事業を拡大するため、ブラジルで２位のシェアを持つ大手飲料メーカーを、日本円にしておよそ２０００億円で買収しました。

鹿野農林水産大臣は、閣議のあとの記者会見で、コメの安全性を確保するための放射性セシウムの検査について、今週中に具体的な検査方法などを公表する考えを示しました。

東日本大震災の被災地、仙台市で、アジア太平洋地域の国と地域の代表が企業の防災をテーマに議論を交わす、ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の国際会議が、２日から始まりました。

２日の東京外国為替市場は、アメリカが追加的な借金をできるようにする法案が日本時間の午前８時すぎ、議会下院で可決されたものの、アメリカ経済の先行きに対する不安からドルを買い戻す動きは限られており、円相場は引き続き１ドル＝７７円台半ばの円高水準で取引されています。

１日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカ国債の格付けが引き下げられるのではないかという見方に加え、この日発表された経済指標が市場の予想を下回ったことから再び円高ドル安が進み円相場は、一時、これまでの最高値寸前に迫る１ドル＝７６円２９銭まで値上がりしました。

１日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカ国債の格付けが引き下げられるのではないかという見方に加え、この日発表された経済指標が市場の予想を下回ったことから、再び円高ドル安が進み、円相場は、一時、これまでの最高値寸前の１ドル＝７６円２９銭まで値上がりしました。