５日の東京株式市場は、４日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が５００ドル以上急落したことを受けて全面安の展開になっており、日経平均株価は大きく値下がりしています。

５日の東京株式市場は、４日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が５００ドル以上急落したことを受けて、全面安の展開になっており、日経平均株価は大きく値下がりしています。

政府・日銀が歴史的な円高の進行に歯止めをかけるために行った市場介入について、ヨーロッパ中央銀行のトリシェ総裁は、４日の記者会見で「市場介入は多国間の決定でなされるべきものだ」と述べ、日本単独での介入に批判的な見方を示しました。

政府・日銀は、４日、歴史的な円高に歯止めをかけるため、円売りドル買いの市場介入に踏み切るとともに、一段の金融緩和を打ち出しましたが、アメリカ経済などの先行きに対する投資家の懸念は強く、海外の経済指標の結果次第では、再び円高が進む展開も予想されます。

中国の上海で、雑貨や日用品などを扱う日本の中小企業による展示商談会が開かれ、東日本大震災の被災地から訪れた企業も活発に商談を行いました。

４日の外国為替市場は、日本の政府・日銀が円売りドル買いの市場介入に踏み切ったことから、円相場は大きく値下がりし、ロンドン市場で一時、１ドル＝８０円台をつけましたが、ニューヨーク市場では円を買い戻す動きも出ています。

４日のロンドン外国為替市場は、日本の政府・日銀が歴史的な円高の進行に歯止めをかけるため、円売りドル買いの市場介入に踏み切ったことから、円が大幅に下落し、円相場は一時、およそ３週間ぶりに１ドル＝８０円台まで値下がりしました。

政府・日銀が外国為替市場で市場介入に踏み切ったことについて、日本商工会議所の岡村会頭は、「電力不足と原材料高、それに加えて昨今の円高は、国内の空洞化を加速させるのではないかと懸念していた。このところの円高は、ようやく復興から立ち直りつつある日本経済に悪い影響を与えると思っていたが、政府・日銀が為替介入に踏み込み、それに呼応するように日銀が一段の金融緩和に踏み切ったことは高く評価したい」と述べました。

経済産業省は、原子力行政を巡る一連の問題の責任を明らかにする必要があるとして、松永事務次官ら３人の幹部を更迭し、事務次官の後任に安達健祐経済産業政策局長を起用するなどとした後任人事を固めました。

外国為替市場は、政府・日銀が歴史的な円高の進行に歯止めをかけるため、円売りドル買いの市場介入に踏み切ったことから、円を売る動きが強まり、円相場は３円近く値下がりして、一時、先月１２日以来、およそ３週間ぶりに１ドル＝８０円台となりました。