震災の影響で去年は行われなかった三陸沖での調査捕鯨が、１２日から始まり、宮城県石巻市で出港式が行われました。

政府は、今月の月例経済報告で、景気の現状について、企業の生産や個人消費の動向を見極める必要があるとして、「緩やかに持ち直している」とした先月の判断を据え置きました。

日銀の白川総裁は１２日、全国の支店長を集めた会議であいさつし、景気は持ち直しに向かう動きがみられるものの、ヨーロッパの信用不安や原油価格の高止まりなどの影響を注意していかなければならないという認識を示しました。

国内企業での女性の活用が低い水準にとどまるなど、厳しい雇用情勢が続くなか、海外への就職を希望する女性を対象にした就職説明会が、１１日、東京で開かれました。

安住財務大臣は、ＮＨＫなどとのインタビューに応じ、基礎年金の国の負担を維持するための「交付国債」の発行に野党側が批判的なことについて、交付国債以外で対応することに柔軟な姿勢を示す一方で、当面は民主党と自民党など野党との政党間の協議を見守る考えを示しました。

アジアで市場が急拡大している水ビジネスに本格的に進出しようと、東芝は１１日、シンガポールに、水処理の技術開発を行う研究所をオープンしました。

東京証券取引所と証券大手「大和証券グループ」は、民主化と経済の改革が急速に進むミャンマーで、現地の中央銀行と共に証券取引所を創設することで合意したことを正式に発表しました。

国立公園などで地熱発電を行う場合の規制が緩和されたことを受け、国内で最大規模の開発が計画されている福島県で、地元の自治体や温泉業者を対象にした国と開発業者による初めての説明会が開かれました。

先月の国内のビール系飲料の出荷量は、去年、東日本大震災の影響で一時生産が大きく落ち込んだ反動などで、４か月ぶりに前の年の同じ月を上回りました。

アジア開発銀行は、アジア太平洋地域のことし２０１２年の経済成長率は、世界的な景気の減速で去年の７％台から６％台に低下するものの、個人消費の下支えで安定成長を維持するという見通しをまとめました。