日本商工会議所の岡村会頭は２２日、野田総理大臣と会談し、２０３０年時点の発電量に占める原発の比率についてゼロにする案も含めて、政府が示した選択肢は、いずれも実現可能性に乏しいという意見を伝えました。

農林水産省は、製粉会社などに売り渡す輸入小麦の価格について、アメリカの干ばつの影響で大豆やトウモロコシに連動する形で小麦の国際価格も値上がりしているとして、ことし１０月から平均で３％の引き上げを行うことを決めました。

先月の貿易収支は、ヨーロッパの信用不安に伴う景気の減速で、ヨーロッパに加えて中国向けの輸出も大幅に減少したことから、５１００億円余りの赤字と、２か月ぶりの貿易赤字となりました。

ロシアがＷＴＯ＝世界貿易機関に加盟することで、関税の引き下げに伴う日本からの自動車の輸出や、ロシアへの投資の拡大が期待されています。

乳業メーカー大手の「雪印メグミルク」は、加工用の牛乳の値上がりを受けて、ことし１０月から家庭用のバターとチーズの一部を５円から１５円値上げすることになりました。

部屋の温度を下げるには窓を開けて風を通す「通風」が効果的で、節電にもつながりますが、具体的な方法が主婦の間でも十分に知られていないとして、住宅設備メーカなどで作る研究所はホームページや冊子で通風の方法を紹介し、利用を呼びかけています。

円高やテレビの販売不振など厳しい経営環境が続く電機業界にあって、エアコンや冷蔵庫といった「白物家電」の販売は堅調で、大手電機メーカーが、スマートフォンを活用するといった新たな機能を備えた白物家電を相次いで発表しました。

デパートの売り上げが低迷するなか、安定した集客力を持つ「デパ地下」と呼ばれる食品売り場を強化しようと、東京駅に隣接するデパートが、国内で最大規模となる１０００種類余りの弁当を取りそろえた売り場をオープンすることになりました。この売り場は、東京駅に隣接する「大丸東京店」が、店の改装に伴って新たに作ったもので、２２日のオープンを前に報道陣に公開されました。

週明け２０日のニューヨーク株式市場で、世界最大の交流サイトフェイスブックの株価は、成長性への懸念を背景に、一時、公募価格の半分以下にまで値下がりしました。

宮崎県は、おととしの口てい疫の教訓から、宮崎牛の種牛を分散して管理するため、新たに山間部にも管理施設を作ることになり、２０日、起工式が行われました。