３日の東京株式市場は、アメリカの景気回復への期待感や円相場の値下がりで、輸出関連を中心に幅広い銘柄に買い注文が広がって、日経平均株価は２００円以上値上がりしています。

公的管理下に置かれ経営再建を進めている、アメリカの政府系住宅金融機関「ファニーメイ」は、住宅市場の持ち直しを背景に、去年１年間の決算で最終損益が６年ぶりに黒字に転じ、年間の利益としては過去最高になったと発表しました。

２日のニューヨーク株式市場は、アメリカの本格的な景気回復への期待から買い注文が広がり、ダウ平均株価の終値は史上最高値を更新しました。

日銀は、３日から黒田総裁の下で初めてとなる金融政策決定会合を開きます。２％の物価目標を実現するために、償還までの期間がより長い国債を積極的に買い入れることなど、新しい金融緩和の仕組み作りを議論することになります。

関西電力の家庭向けなどの電気料金が来月から値上げされることについて、大阪のパン屋は創業以来、初めて値上げするかどうか対応に苦慮しています。

２日の東京外国為替市場は、景気回復が期待されてきたアメリカ経済に対して慎重な見方が広がったため、ドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時、およそ１か月ぶりに１ドル＝９２円台半ばまで値上がりしました。

衆議院予算委員会は、金融・経済・財政をテーマに集中審議が行われ、日銀の黒田総裁は、現在２つある日銀の国債の買い入れの枠組みについて、３日からの金融政策決定会合で１つに統合することを検討する考えを明らかにしました。

「西武ホールディングス」がアメリカの投資ファンド、サーベラスによるＴＯＢ＝株式の公開買い付けに反対していることについて、サーベラスは、争点となっている不採算路線の廃止や球団の売却は提案していないとして、西武側に改めて理解を求めました。

イー・アクセスがイー・モバイルの名称で提供している携帯電話サービスで、２日午後１時４６分ごろ通信トラブルが発生し、東京都内の一部地域で音声通話とデータ通信がつながりにくくなりましたが、午後４時４０分に完全に復旧しました。通信機器の故障が原因で、最大およそ３万人に影響が及んだ可能性があるとみられ、会社側で詳しく調べています。

イー・アクセスがイー・モバイルの名称で提供している携帯電話サービスで２日午後、通信トラブルが発生し、東京都内の一部地域で音声通話とデータ通信がつながりにくくなるトラブルがありました。