１４日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカ経済の先行きに慎重な見方が広がったことから、ドルを売って円を買う動きが出て、円相場は、一時、１ドル＝９３円台後半まで値上がりしました。

ＥＵ＝ヨーロッパ連合は、アメリカとの間で自由貿易協定の締結を目指す交渉に入ることを決めるため、貿易担当相による話し合いを行っていますが、フランスが映画など文化に関わる分野を交渉の対象から外すよう求めて譲らず、難航しています。

アメリカが今の金融緩和策を縮小する時期や規模はどうなるのか、市場の関心を集めるＦＲＢ＝連邦準備制度理事会の金融政策を決める会合が、１８日から２日間開かれます。議論の結果に加え、終了後のバーナンキ議長の発言も注目されます。また、１７日から２日間、イギリスの北アイルランドでＧ８サミット＝主要国首脳会議が開かれ、世界経済の現状などについて意見を交わします。安倍総理大臣はアベノミクスの第３の矢となる成長戦略などについて説明し、各国の理解を得たい考えです。（主な予定）。▽１７日（月）Ｇ８サミット（〜１８日）。▽１８日（火）米住宅着工件数（５月）米ＦＲＢ公開市場委員会（ＦＯＭＣ・〜１９日）。▽１９日（水）貿易統計（５月）。▽２０日（木）米中古住宅販売（５月）。

トヨタ自動車の株主総会が愛知県の本社で開かれ、業績の回復に伴って昨年度の役員の報酬と賞与の総額を前の年度より３０％以上増額することが承認されました。

１４日の東京株式市場は、外国為替市場で円相場が値下がりしていることなどから、１３日に急落した銘柄を買い戻す動きが広がって株価は値上がりしました。

日銀が先月開いた金融政策決定会合で、長期金利の上昇傾向について、金利の乱高下が続けば銀行などが国債を売る動きを強め、債券市場がさらに不安定になるおそれがあるなどとして、多くの委員が懸念を示していたことが分かりました。

１４日の東京株式市場は、１３日のニューヨーク株式市場で株価が大幅に上昇した流れを引き継いで幅広い銘柄に買い注文が広がり、日経平均株価は３００円以上値上がりしています。

１４日の東京外国為替市場は、アメリカの景気回復への期待感から円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は１ドル＝９５円台に値下がりしています。市場関係者は、「１３日に発表されたアメリカの消費や雇用に関する経済指標が市場の予想を上回ったことから、アメリカの景気回復への期待感が高まり、ドルを買い戻す動きが出ている」と話しています。

１３日のニューヨーク外国為替市場は、急激な株安と円高が進んだ東京市場の流れを受けて、一時、１ドル＝９３円台まで円高が進みましたが、その後はアメリカの経済指標の改善を受けドルが買い戻され、円相場は１ドル＝９５円台まで値を戻しました。

１３日のニューヨーク株式市場は、アメリカの景気回復への期待から買い注文が広がり、ダウ平均株価は１００ドル以上、値上がりしました。