茂木経済産業大臣は、２０日訪問中のブルネイで、ＡＳＥＡＮ＝東南アジア諸国連合の経済担当の閣僚らとの会合に出席し、交渉が続いている日本とＡＳＥＡＮの間の投資の自由化についてことし１２月までの実質的な合意を目指していくことになりました。

３Ｄプリンターやレーザーカッターなど小型の工作機械を誰もが自由に使えるようにすることで、地域のニーズに根ざした発明や創意工夫を促す「ファブラボ」と呼ばれる活動に携わっている関係者が集まる国際会議が２１日から横浜市で開かれます。会議を前に、活動の提唱者でマサチューセッツ工科大学のニール・ガーシェンフェルド教授が記者会見し、「今回の会議が、日本のものづくりの新たな可能性について議論する場になってほしい」と話しました。

ブルネイを訪れている茂木経済産業大臣は、タイやベトナムなど東南アジアの５か国の経済担当の閣僚らと会談し、日本企業が国境を越えたビジネスを展開しやすくなるよう輸出入手続きの簡素化を進めることなどを確認しました。

先月・７月の全国のデパートの売り上げは、多くの店舗が夏のセールを６月に前倒しした反動で３か月ぶりに去年の同じ月を下回ったものの、宝飾品など高額商品は引き続き二桁の売り上げの伸びで好調でした。

大手旅行会社「エイチ・アイ・エス」がタイに設立した国際チャーター便専門の航空会社が、２０日から成田空港とバンコクの間で運航を始めました。しかし、成田からの第１便は電気系統のトラブルのため出発が１時間遅れました。

２０日の東京株式市場は、アメリカで長期金利が上昇し株価が値下がりしたことを受けて売り注文が出て、日経平均株価は値下がりしています。

全日空の親会社「ＡＮＡホールディングス」は、ことし１０月にいったん運航を終える子会社のＬＣＣ＝格安航空会社の名前を「バニラ・エア」に変更し、主に海外のリゾート地向けの路線を運航すると発表しました。

厳しい暑さで冷房の使用が増え、１９日、九州電力で電力の「使用率」が９６％に達するなど、３つの電力会社で電力需要がこの夏の最高を更新し、各社ではお盆が明けて需要が増えることから、無理のない範囲での節電に協力を呼びかけています。

ＡＳＥＡＮ＝東南アジア諸国連合に、日本や中国、インドなどが加わった１６か国による経済連携協定の閣僚による交渉会合が、１９日夜、ブルネイで初めて開かれ、目標に掲げる２０１５年末の合意を目指して交渉を本格化させていくことで一致しました。

今週からブルネイで開かれるＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定の交渉会合で、日本と各国の間で個別に始まる関税撤廃を巡る２国間の協議のうち、アメリカとの協議は、アメリカ側の準備が整わないため今回は見送られる見通しになりました。