国土交通省は、整備新幹線の来年度の建設費について各区間への配分額を固め、北陸新幹線の金沢・敦賀間など、これから本格工事に取りかかる３つの区間では、建設費をこれまでより上積みすることになりました。

来年度の国の予算案が閣議決定され、群馬県の八ッ場ダムの本体工事を含んだ全体の事業費として９９億円が盛り込まれました。

化粧品最大手の資生堂は、前田新造社長兼会長が社長を退き、後任に日本コカ・コーラなどで社長を務めた魚谷雅彦氏を外部から招くという人事を発表しました。

連休明けの２４日の東京株式市場は、アメリカの景気回復への期待感から、日経平均株価は一時、およそ６年ぶりに１万６０００円台を回復しました。

農林水産省は、東京電力福島第一原発の事故の影響でコメに含まれる放射性物質の量が国が定める基準値を超えるおそれがあるとして作付けを制限していた福島県の一部の地域について、来年産のコメから試験的な栽培を認めることになりました。

景気の本格的な回復への期待が高まるアメリカでは、ことし、信用力が低い企業に対して金融機関が実施した融資が、すでに過去最高を記録し、背景には金融機関が融資基準を緩めていることがあるとして、金融当局が警戒を強めています。

自動車メーカーの「スズキ」は、軽自動車では珍しいＳＵＶ＝多目的スポーツ車の新型車を、来月発売することになり、顧客層を広げることで、懸念される来年４月からの消費税率の引き上げに伴う販売の落ち込みを防ぎたいとしています。

来年度予算案のうち、このほかの主な項目について見てみます。２０２０年のオリンピックとパラリンピックの東京開催に向けては、若い選手の育成強化やスポーツの国際貢献を進める事業に合わせて２５億円を計上しました。スポーツ関係予算全体としては２５５億円で当初予算としては過去最大になりました。

来年度予算案で、私たちの暮らしに関わる主な項目を見てみます。

来年度予算案では、成長戦略などの重点施策を進めるため、「優先課題推進枠」が設けられ、全体で１兆９０００億円の予算が計上されました。