衣料品チェーン「ユニクロ」などを運営する「ファーストリテイリング」のことし２月までの半年間の決算は、海外事業が好調だったことから、売り上げ、営業利益、共に過去最高となり、今後についても消費税率引き上げが業績に与える影響はないという見通しを示しました。

「ヤマハ発動機」は、車いすの車輪を回す力を電動モーターが補助する「電動アシスト車いす」をきょう発表し、各メーカーの間では福祉分野の新製品の開発競争が激しくなっています。

中国の先月の貿易統計が発表され、輸出総額は２か月続けてのマイナスとなり、今後の中国経済の先行きに一層懸念が広がりそうです。

飲食店や商店などを口コミを基に評価するアメリカのサイト、「イェルプ」が９日、日本版のサービスを開始し、ほかの飲食店検索サイトとの競争が激しくなることも予想されます。

ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定を巡る日米の閣僚級協議は、２日目の議論が行われています。日米両政府は、今月下旬の日米首脳会談までの大筋合意を目指していますが、これまでの協議は難航しており、甘利経済再生担当大臣は、１０日の議論に臨むにあたり、できるかぎり隔たりを埋めたいという考えを示しました。

麻生副総理兼財務大臣は、緊迫するウクライナ情勢が世界経済に及ぼす影響を焦点にワシントンで開かれるＧ２０＝主要２０か国の財務相・中央銀行総裁会議に出席するため、成田空港を出発しました。

アメリカの中央銀行に当たるＦＲＢ＝連邦準備制度理事会は、先月の金融政策を決める会合の議事録を公開し、異例のゼロ金利政策を解除して金利を引き上げていくペースが予想よりも早くなるという観測が広がって、市場が不安定になることに警戒を強めていたことが分かりました。

９日のニューヨーク株式市場では、アメリカの中央銀行に当たるＦＲＢ＝連邦準備制度理事会が金利の引き上げに慎重だという見方が広がったことから、幅広い銘柄に買い注文が出て、ダウ平均株価は１８０ドル以上値上がりしました。

ＩＭＦ＝国際通貨基金は世界の金融市場の課題を分析した報告を公表し、アメリカの中央銀行に当たるＦＲＢ＝連邦準備制度理事会が異例のゼロ金利政策を解除して金利の引き上げに踏み切る時期について、景気回復が順調に進めば来年の春から夏になるという見方を示しました。

ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定を巡って、９日、日米の閣僚級による協議が行われ、甘利経済再生担当大臣は協議のあと記者団に対し、「議論は深まったが、まだまだ距離感はある」と述べ、難航している牛肉や豚肉の関税の取り扱いなどで意見の隔たりが埋まらなかったことを明らかにしたうえで、１０日も協議する考えを示しました。