NHKニュース「おはよう日本」で平日朝に放送している経済ニュースコーナー「おはBiz」。最新のビジネストレンドや働き方、お役立ちサービスやスタートアップ企業の情報など、ギュギュっとコンパクトにお届けします。

2日の東京株式市場、日経平均株価は一時、500円以上値上がりしています。アメリカのFRB＝連邦準備制度理事会が今後さらに利下げを進めるとの観測が広がったことを背景に、1日のニューヨーク市場でダウ平均株価などが最高値を更新したことを受けて、東京市場でも半導体関連の銘柄などに買い注文が出ています。

日産自動車は、アメリカの工場で生産を始める予定だったSUV＝多目的スポーツ車のEV＝電気自動車の計画を一時停止すると明らかにしました。アメリカではEVを購入した際の税制優遇の措置が9月末で廃止され、需要の伸び悩みが予想されることが要因です。

台湾に進出する日系企業でつくる経済団体は、当局に対する提言をまとめた報告書を台湾の閣僚に提出し、中国との安定した関係を構築するよう強調するとともに、貿易や投資などを通じた日本と台湾のさらなる連携強化を求めました。

サイバー攻撃によるシステム障害が続く「アサヒグループホールディングス」は、依然として復旧のめどが立たないことから、一部の受注や出荷を手作業で行う対応を始めました。会社は臨時的な措置のため出荷できる商品は一部にとどまるとしていて、小売店や飲食店などへの影響が懸念されます。

10月1日は、多くの企業で来年春に卒業する大学生などの内定式が開かれ、このうち国際線の利用客の増加を背景に、採用を増やした全日本空輸の内定式には、前の年より2割以上多い800人余りが出席しました。

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日銀が10月1日に発表した短観＝企業短期経済観測調査で、大企業の製造業の景気判断を示す指数はプラス14ポイントでした。前回の調査を1ポイント上回り、2期連続で改善しました。

「アサヒグループホールディングス」では、サイバー攻撃によるシステム障害が起きてから10月1日で3日目となりますが、依然として復旧のめどが立たず、商品の出荷などができない状態が続いています。出荷の停止が長期化すると小売店や飲食店の在庫が不足するおそれもあり、会社は復旧を急いでいます。

サプリメントをめぐる警察の捜査を受けてサントリーホールディングスの会長を辞任した新浪剛史氏が9月30日、経済同友会の代表幹事も辞任しました。当面は、トップ不在となり、後任の選定や、発信力の維持が焦点となります。