札幌市の菓子メーカー「石屋製菓」は、自社の主力商品「白い恋人」の製造ラインの停止期間を３月末まで延長します。新型コロナウイルスの感染拡大で、売り上げの減少が続いているためです。

19日の東京株式市場、日経平均株価は、取り引き開始直後に400円以上、値上がりしましたが、その後、売り注文が増えて一時、値下がりに転じ不安定な値動きが続いています。朝方、ヨーロッパ中央銀行が新型コロナウイルスの緊急対策を打ち出し、景気の悪化に一定の歯止めになるという見方もでましたが先行きの不透明感が依然、根強いためです。

19日の東京株式市場、日経平均株価は一時400円以上値上がりしました。

株価の急落が続くニューヨーク株式市場ですが、マンハッタンのウォール街にあるニューヨーク証券取引所は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ消毒などのため、来週月曜日、23日から取り引きフロアを一時的に閉鎖することになりました。取り引きは通常どおり行われるということです。

家庭で消費するモノやサービスの値動きを見る先月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が、前の年の同じ月と比べて0.6％上昇しました。指数はこれで38か月連続でプラスとなりましたが、上昇の幅は前の月と比べて縮小しました。

証券大手のＳＭＢＣ日興証券は４月１日付けで清水喜彦社長が会長に退き、近藤雄一郎専務が社長に昇格する人事を発表しました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今後、厳しい決算を発表する上場企業が出てくることが懸念されるため、東京証券取引所が特別な措置を決め、急激に業績が悪化した場合に株式の上場を廃止するルールを緩めることになりました。

新型コロナウイルスの感染拡大で需要が減るという見込みからニューヨーク原油市場で原油の先物価格が18年ぶりに１バレル＝20ドル台まで大幅に下落しました。ガソリン価格の値下がりにつながる一方で、エネルギー関連企業の打撃になるなど世界経済のリスクとして懸念が強まっています。

18日のヨーロッパの株式市場は新型コロナウイルスの感染対策として人の移動を制限する措置の影響に対する懸念が収まらず、株価は大幅に値下がりして取り引きを終えました。

大手自動車メーカーのホンダは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、北米にある12の工場の操業を今月末まで６日間休止すると発表しました。ヨーロッパでは工場の操業休止が相次いでいますが北米では初めてです。