三菱UFJ銀行の管理職の行員が支店の貸金庫から金品を盗み取っていた問題で、金融庁は銀行に対して法律にもとづく報告徴求命令を出す方針を固めました。厳しい管理下にあるはずの貸金庫で被害を見抜けなかったことを重く見て、原因の究明を求めることにしています。

ソフトウエア大手の「富士ソフト」に対して2つの投資ファンドが買収を提案する中、一方の投資ファンド「ベインキャピタル」がTOB＝株式の公開買い付けの価格を、当初より引き上げる意向を明らかにしました。先行してTOBを実施しているもう一方のファンドの価格を上回っていて、争奪戦が一段と激しくなっています。

日本と中国の企業経営者などが意見を交わす「日中CEOサミット」が11日、中国・北京で開かれ、経団連の十倉会長は、日中間で経済分野の連携を強化することの重要性を強調しました。

11日の東京外国為替市場、アメリカの消費者物価指数の発表を前に積極的な取り引きを控える投資家が多く、円相場は小幅な値動きとなりました。

半導体に関連した最新の技術や素材を紹介する展示会が11日から始まり、生成AI向けの半導体を搭載したロボットや、最新の製造装置などが展示されています。

ホンダはアメリカの自動車大手、GM＝ゼネラルモーターズが完全自動運転のタクシー事業から撤退することを受けて、GMと共同で2年後に日本で始める予定だった自動運転タクシーのサービスを中止することになりました。

アメリカの自動車大手、GM＝ゼネラルモーターズは、自動運転のタクシー、「ロボタクシー」事業から撤退すると発表し、市場の競争の激化や開発コストの高さが理由だとしています。

日本生命は、欧米などで保険事業を展開している外資の企業を、日本円でおよそ1兆2000億円で買収すると発表しました。人口減少で国内市場の縮小が見込まれる中、海外事業を強化するねらいで、日本の保険会社による買収としては最大規模となります。

外食チェーンのサイゼリヤは、社内のサーバーがサイバー攻撃を受け、従業員や取引先などの個人情報およそ6万件が漏えいした可能性があると発表しました。

企業の間で取り引きされるモノの価格を示す11月の企業物価指数は去年の同じ月と比べて3.7％上昇しました。伸び率は、10月の3.6％から拡大しました。