21日の東京外国為替市場、円相場は小幅な値動きになっています。

家庭で消費するモノやサービスの値動きを見る先月＝6月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月と比べて横ばいとなりました。指数はことし5月まで2か月連続でマイナスとなっていましたが、ガソリンなどエネルギー関連の下落幅が縮小し、横ばいとなりました。

週明け20日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は小幅な値動きでした。一方、ナスダックの株価指数は大幅に値上がりし、最高値を更新しています。

21日は土用のうしの日です。ここ数年、高値が続いてきたうなぎですが、ことしは稚魚の漁獲が増えたことから、いくぶん値下がりしています。

今年度の最低賃金の引き上げについて議論する厚生労働省の審議会は20日、深夜まで話し合いが行われたものの、労使の主張の隔たりが大きく、まとまりませんでした。審議会は21日、改めて議論を行って取りまとめを目指すことにしています。

定食チェーンの大戸屋ホールディングスは、牛角などを展開する外食大手のコロワイドによるＴＯＢ＝株式の公開買い付けに反対することを決めました。これにより、コロワイドによるＴＯＢは敵対的買収に発展することになりました。

観光需要の喚起策「Ｇｏ Ｔｏトラベル」をめぐり政府は当初の方針を転換し、東京を割り引きの対象から外したことに伴うキャンセル料について、補償する方向で調整に入りました。

全国の主なコンビニの6月の売り上げは、新型コロナウイルスの影響で外出の自粛が続いていることなどから、去年の同じ月を5％余り下回り、4か月連続で減少しました。

20日の東京外国為替市場、円相場は小幅な値動きとなっています。

財務省が発表した先月・6月の貿易統計によりますと、日本の輸出額は去年の同じ月を26.2％下回りました。輸入額も14.4％下回っていて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界的な経済活動の低迷を背景に、貿易の減少が続いています。この結果、輸出から輸入を差し引いた先月の貿易収支は2688億円の赤字となり、3か月連続の赤字となりました。