日照不足や長雨などの影響で、このところ高騰していたなすやきゅうりなどの野菜の卸売り価格は、今月後半には平年並みに戻る見通しです。

鉄鋼最大手の日本製鉄の、ことし4月から6月までの3か月間、第1四半期の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界的に鉄鋼の需要が落ち込んだことなどから、最終的な損益は420億円の赤字で、第1四半期の決算としては、2012年10月に今の会社が発足して以来、最大の赤字となりました。

経営の再建を進める東芝が先月末に開いた株主総会で、車谷暢昭社長の再任への賛成は57％余りにとどまったことが分かりました。去年秋、子会社の架空取り引きが発覚した東芝の企業統治に対して、株主が厳しい目を向けていることを示す形となりました。

「基礎的財政収支」という財政健全化の指標を2025年度に黒字化する政府の目標の達成が一段と困難になったとする見通しが示されたことについて、麻生副総理兼財務大臣は、働き方改革の進展など、生産性の向上につながる政策の効果を見極めるべきだとして、目標を直ちに見直す必要はないという考えを改めて示しました。

ソフトバンクグループが東京国税局の税務調査を受け、為替レートの計算を誤って損失を過大に申告したなどとして、去年3月期におよそ400億円の申告漏れを指摘されていたことが分かりました。

政府はことしの情報通信白書をまとめ、新型コロナウイルスの影響で急速に進んだ社会のデジタル化は不可逆だとしたうえで、増加するサイバー攻撃などへの適切なセキュリティー対策が欠かせないと指摘しています。

4日の東京株式市場は、取り引き開始直後から買い注文が広がり、日経平均株価は300円以上値上がりしています。市場関係者は、「日本時間の3日夜に公表されたアメリカの製造業に関する経済指標が市場の予想を上回ったほか、3日のニューヨーク市場でナスダックの株価指数が最高値を更新した。この流れを受けて、東京市場では、輸出関連や半導体関連など幅広い銘柄に買い戻しの動きが出ている」と話しています。

今年度3600億円の最終赤字が見込まれている三菱自動車工業の加藤隆雄ＣＥＯ＝最高経営責任者がＮＨＫのインタビューに応じ、来年1月からタイでプラグインハイブリッド車の生産を開始するなど、強みのある東南アジアを軸にして立て直しを図る考えを示しました。

東芝が開発した記憶用半導体「ＮＡＮＤ型フラッシュメモリー」の事業を長年けん引し、この事業の売却にともなって東芝から独立したキオクシアホールディングスの初代社長を務めた成毛康雄氏が亡くなりました。65歳でした。

ＳＮＳ上のひぼうや中傷が問題になる中、総務省の有識者会議が3日緊急の提言案をまとめました。ＳＮＳの事業者に対し、被害者からの申告に応じて迅速に削除を行うことなどを求めています。