東芝が12日発表したことし6月までの3か月間のグループ全体の決算は、新型コロナウイルスの影響で工場が一時、稼働できなくなり、本業のもうけを示す営業損益は126億円の赤字となりました。

12日の東京株式市場、株価は小幅な値動きとなっています。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、失業者の増加が続いているニューヨーク市では金融やＩＴなど大手27社が連携して、10万人の雇用を増やす方針を発表しました。今回の景気悪化では黒人やヒスパニックなどの雇用環境の悪化が深刻で、アメリカに根づく格差の拡大防止への異例の取り組みとしても注目されそうです。

先月からレジ袋の有料化が小売店に義務づけられ、大手コンビニでは辞退率が70％を超えています。一方で、ネット通販サイトではレジ袋の売り上げが3倍に増加し有料化がプラスチックごみの削減につながるかはまだ課題がありそうです。

商船三井が運航する貨物船がインド洋の島国モーリシャスの沖合で座礁した事故で、会社側は流出したとみられるおよそ1000トンの重油のうち、およそ460トンを回収したと発表しました。回収が終わる見通しを示すのは難しいとしたうえで、「早期の事態解決に向けて取り組んでいく」としています。

11日の東京外国為替市場、円相場は値下がりしました。

新型コロナウイルスの影響で倒産した企業は先月1か月だけで106社に上り、2か月続けて100社を超えたという調査結果がまとまりました。

ソフトバンクグループが11日に発表した、ことし6月までの3か月間の決算は、最終的な利益が去年の同じ時期と比べて11.9％増え、1兆2557億円となりました。

赤羽国土交通大臣は、「Go Toトラベル」に参加する宿泊施設の感染防止対策を調査した結果、エレベーターに乗る人数を制限するなどの指導を行ったことを明らかにしたうえで、今後も継続的に調査し、改善すべき点を事業者に周知していく考えを示しました。

中国の先月の新車の販売台数は、政府の経済対策の効果を背景に、去年の同じ月よりも16％余り増え、4か月連続のプラスとなりました。